アタッチメント(愛着)の対象は変わっていく

◆年齢とともに親から仲間や恋人へ◆

子どもの年齢が高くなるにつれ、主要なアタッチメント対象は、親(養育者)から、仲間や恋人へと移行していきます。
近接欲求の対象は比較的低年齢で仲間に移行しますが、「一緒にいたい」と思う仲間がすべてアタッチメントの対象となるわけではありません。
時間をかけながら、特定の人が下記の4要素をすべて満たすようになった時、アタッチメントの第一対象者は、親からその人へと完全に移行したととらえられます。

「アタッチメント対象となる4要素」

◇近接欲求の対象◇
一緒に時間を過ごしたい。
    ↓
◇安全な避難所としての役割◇
落ち込んだ時になぐさめて欲しい。
    ↓
◇分離苦悩を感じる◇
離れ離れになりたくない。いないことが悲しい。
    ↓
◇安心の基地としての役割◇
いつもあてにしている。この人がいればなんとかなると思える。

友だちが、「親友」として真のアタッチメント対象となるのは、通常は思春期以降です。

近接欲求から始まる恋人との関係が、真のアタッチメント関係になるまでには平均で約2年かかるとされています。


いいなと思ったら応援しよう!

チロル🐶
心理カウンセラーの資格取得挑戦のために、よろしければ応援お願いいたします💎

この記事が参加している募集