一人一農のススメ
おはこんばんにちは。
農タイムズ編集部の井上です。
今回は農タイムズのコンセプトの一つでもある「一人一農」について大解剖していこうかなと思っております。
さて、一人一農。
このワードが出てきたのは編集長と「農タイムズはどんなイメージ、コンセプトがワクワクしますかね?」なんて話をしていた時のこと。
その言葉を聞いて僕は直感的に「良さそう!」と思ったのと同時に、一人一農とはどういった世界なんだろうかと脳内想像しました。
みんなが農家になること?
一人一人が家庭菜園を行って自分の食べる分を作っていく未来?
多分、皆さんも「一人一農」というワードを聞くと僕と同じようなイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。しかし今村編集長の話を聞いていくうちに農タイムズが考える一人一農の未来は、僕の想像をはるかに超えた世界が広がってました。
結論から言うと
一人一農は「農業をする人を増やすだけではなく『農業と関わる人』を増やすこと。そして、一人一人が『農』と向き合うライフスタイル」です。
農業をする方や農家の方々、家庭菜園など「土」を触る人口を増やしていきたい!という思いはもちろんあるのですが、農業に関わらない方達でも自分ごととして「食」に必ずといっていいほど関わってくる「農」をどれだけ暮らしの中で感じているかどうか、日常生活の中に「農」を感じるひとときを増やしていく。消費者の方々も農業を応援するという形ではなく当たり前のように「農」を感じられている状態。これが一人一農の世界だと今村編集長は熱く語ってくれました。
ここで皆さんに質問です。
昨日食べた料理の中にお野菜は入ってましたか?
入っていたお野菜は大根?キャベツ?じゃがいも?玉ねぎ?
そのお野菜はどんな種類でどこで作られているか覚えていますでしょうか?
またそのことを感じて野菜を手に取りましたか?
このように質問を投げかけるだけでふと自分が手に取った野菜、普段摂り入れている野菜のバックボーンを感じ、より「農」を感じることができると思います。
まさに日常生活の中に「農」を感じられるひとときを増やしていくことが農タイムズの目指すところではないかなと日々編集長と話しております。
「農」を感じられる時間が少ない世の中というわけでもなく。
今では「道の駅」はもちろん、スーパーなどでも地産地消コーナーなんかも増え始め、産地や農家の方々の顔やお名前がわかるような場面も多くなってきたり、また産地直送のオンラインサービスも非常に増えはじめて、「農」を感じながら生活ができる環境は日に日に増えてきてますね。
だからこそ昨今話題にも上がっている農業後継者不足などの「応援」という形で関わるだけでなく、消費者は「農」を感じながら野菜を作ってくださる農家の方々に感謝をし、農業者の方は食べてくださる消費者に感謝と共に、自分が作り上げている野菜にプライドを持ちながら野菜作りに励む。こういった感謝の輪が広がることのお手伝いを農タイムズはしていきたいなと考えています。
その一方今村編集長は新規就農や農業従事者の方々が欲しい情報が少ないことは確かだと話ます。消費者への情報だけではなく農業者への今よりも一歩踏みだすヒントやきっかけづくりとして日々情報を発信していく。こういったことが一人一農へと繋がっていくと編集部共々思っております。
一人一農のススメとしてまとめますと
農を営む方々も、そうでない方も。
その人なりの「農」の感じ方を見つける。
人生の中で自分なりの「農」との接し方を考える。
日常生活の中に「農」を感じるひとときを持つ
野菜を含め食べるものに感謝を。
これがまさに一人一農の世界だと農タイムズは考えます。
一人でも多く感謝の輪が増えることを願って編集部一同、楽しくコンテンツをお届けして参ります。