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世にも珍しい失語・高次脳機能障害症の方のインタビュー冊子


みなさん、こんにちは!NPO法人Reジョブ大阪、代表の多田紀子です。
始めましての方もいらっしゃいますので、自己紹介を簡単に♪
私は言語聴覚士という、医療業界ではニッチな資格をもっています。言語聴覚士の仕事は、ことばと嚥下(飲み込み)にわかれています。ことばでいえば、生まれつき(脳性麻痺や発達障害など)の方、人生の途中(脳卒中など)の方、また認知症の方など様々です。あと、聴覚とあるように、難聴の方も対象になります。今、多くの言語聴覚士の方は、嚥下がメインのお仕事をされていて、ことばに関わる人が少ないのが現状です。
こうした中、私は脳卒中などの後遺症で、言葉がわかりにくくなった人(失語症)、記憶や注意力が低下した人(高次脳機能障害)の方に、なぜか焦点をあてています。さらに就労をテーマにずっと活動しています。

就労に至るまで、または就労後の課題と工夫を伝えたい

みなさん、今、脳卒中で倒れたら、約6か月でリハビリテーションが終了するってご存知でしょうか?そして、後遺症が軽い場合、「リハビリ要らないですね」とか「終了です」とか、はたまた「後遺症はないです。生活に戻ったら元に戻りますよ」なんて言わる人がたくさんいるって、聞いたことありますか?
ま、そのまま何もなければOKですが、ところがたくさんたくさんの苦労があるんですね。
おまけに、そうした苦労は生活に戻ってから露呈されるわけで、今さら、病院には頼れない。そもそもなんでこんなに当たり前だったことに苦労するかがわからない。大混乱!です。

そうした苦労を自分で工夫したり、周囲の人に支えられて乗り越えたり、日々なんとかこなしている人がたくさんいるのです。日常生活や仕事をうまくこなせなくて、困惑してうつ病になったりする人もいます(これを二次障害といいます)

なんかひどくない?どうしたらいいのだ?と思いません?

同じ障害がある人の多くは「他の人はどうしているのだろう」と思っています。そこで、NPO法人Reジョブ大阪では、
こうした課題を乗り越えてきた人を取材して、同じ障害があって困っている人、障害は違うけど困っている点は似ているなという人に情報提供するために、当事者をインタビューして、毎月冊子を作っています。

あまりにニッチな分野なので、知ってもらうために苦労をしています(笑)
でも、少しずつ、興味を持って頂ける機会が増えてきました。
今月は、毎日新聞に掲載して頂きました!
ネットでも公開されていますので、ご紹介させてください!
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