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ニコニコ明るい笑顔と彼女の想い ~10代で発症したあみちゃん(仮名)Ⅱ

割引あり



 もともと頭痛があったあみちゃん、発症した日はロキソニンを飲んでも少しも良くならない。そこで脳神経外科病院を受診したところ、脳出血と診断され、そのまま入院手続きを。その後、だんだん意識が遠のき、記憶もあいまいになっていきます。目が覚めたら、右半身に軽い麻痺と、失語症ということばの障害が残っていました。自分の状態がよくわかっていなかったあみちゃんは、入院中、いつもニコニコ笑顔、同じ病室のおばあちゃん達からも可愛がってもらう日々。しかし、現実は甘くなく、授業についていけないため学校は退学します。自宅に帰ってからは、脳せき髄液がたまって脳が腫れてきて、激しい頭痛のため、外出はおろか、自宅内のことも難しい状態になってしまいます。そんな中、彼女は看護師をめざすことを決意します。

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