強く握れない!手に力が入らない!脳卒中患者様を手助けBOOK!
※わたしのBOOKでは、簡単な言葉を使っていきたいと考えておりますので、難しい言葉(横文字の言葉や感じの羅列など)が苦手な方や、基本から再復習していきたい方など、ぜひ参考にしてもらったら嬉しいです。
◯はじめに
イレギュラーに日曜日投稿になってしまった、ぎわちゃんです!
157日目を担当します。よろしくおねがいします。
みなさんは、リハビリをしていて、「手のアーチ」について着目することはありますか?
「手のアーチ」と言われて具体的に説明はできますか?
少し考えてみてください。
私が入職当初は、「手のアーチ」と言われると、
国家試験を受けたときのように・・・・
手根骨(豆状骨・三角骨・月状骨・舟状骨・大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨)で構成されるものと、
中手骨(手掌面を構成する骨の種類の一つ)で構成されるものが確かあったような・・・・
といった感じでうろ覚えでした。
ですから、恥ずかしながらリハビリをする際にも、「手のアーチ」を意識したことがほとんどなかったです。
そんな私がなぜ「手のアーチ」を考えるようになった。かというと、ひとりの脳卒中患者様を担当するようになって、
BRS(Bruunstrom Stage)片麻痺の回復過程ステージ化した評価)が、Ⅴ(※対向つまい、筒握り、球握り、随意的な手指伸展)や
Ⅵ(全種類の握り、全可動域の手指伸展、全ての指の分離運動)のレベルであっても、
なかなか患者様本人が、「物をしっかりつかむこと」ができず、なぜこうなってしまったのか疑問に思い、「手のアーチ」に着目しました。
※
実際に、BRS、StageⅥのレベルで「強く握ること」がむずかしい患者様に介入た際に、「手のアーチ」の骨がバラバラだったので、
その崩れから仮設検証し、原因追求した結果、治療効果がありました。
そこで今回は、「手のアーチ」について説明していきます。
◯手とは?
手とは、手首から指先までの部分。 参考文献:WIkipedia
一般的な言語としては、「手」は、前腕より遠位で表記されます。
つまり「手」とは、前腕より遠位で、指を含むものといえます。
これを骨で表すと下図のようになります。
このように言葉だけの区分けでは、手(黄色)、指(オレンジ)、(ピンク)に分けられます。
解剖学的に表記すると、(下図参照)
手の遠位から、末節骨・中節骨・基節骨・中手骨・手根骨・橈骨・尺骨の順番に名称がついています。
さらに、それぞれには関節名があります。:下図参照
遠位から4指(示指〜小指)にはDIP関節、PIP関節、MP関節があり、母指のみ中節骨がなく、遠位からIP関節、MP関節、CM関節があります。
・DIP関節:(distaliner phalangeal joint:遠位指節間関節)
・PIP関節:(proximal interphak Langear joint:近位指節間関節)
・MP関節:(metacarpal phalangeal joint:中手指節間関節)
・IP関節:(Inter phalageal joint:指節間関節)
・CM関節:(carpometacarpal joint:手根中手関節)
これらの関節で構成されています。
◯手の基本的な構造
手の基本的な構造としては、靭帯や腱が多く複雑に存在しているのが特徴です。
手の中には、「屈筋腱鞘」や「屈筋腱」、中手骨配列にある「深横中手靭帯」や、
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