疾患別で見ていく応用動作の見方〜予測的姿勢制御戦略から考える方向転換動作〜
いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。
臨床BATON298日目を担当します脳外臨床研究会 応用歩行・動作に特化した橋本一平がお送り致します
予定では、障害別で見ていく応用歩行の見方〜方向転換を考えていくためのポイント〜になっておりましたが、少し予定を変更して今回お送りするブログでは、疾患別で見ていく応用動作の見方〜予測的姿勢制御戦略から考える方向転換動作〜をお届けしていきたいと思います。
前回のブログでは障害別で見ていく応用歩行の見方〜後方歩行を考えていくためのポイント〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。
*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。
私自身、訪問リハビリで勤務していた時に、患者様や家人様に言われたことがあります。
私自身、病院での歩行練習を思い返してみると、担当患者様が自宅復帰する為の歩行練習をしているつもりでした、、、しかし、その歩行練習に問題がありました。
実施していた歩行練習というのは、広いリハビリ室内で直線的な歩行練習ばかりを行っていました。
では、ADLの中での歩行や動作というのは、
このADL歩行や動作を駆使して、自宅内での動作が行われています。無意識で行っているので、ほとんどの方があまり意識していないことが多い動作であり、意識するとADLの中での多さにびっくりすると思います。
その中で今回は疾患別で見ていく応用動作の見方〜予測的姿勢制御戦略から考える方向転換動作〜についてブログを記載させて頂きます。
はじめに
私たちの日常生活の中で、直線的な歩行よりも方向転換動作を多く使用しています。
また、自宅内での生活だけではなく、方向転換は人混みなど街中などの屋外歩行時にも必要になる動作であり、歩行時のみだけではなく、移乗動作、入浴動作、家事動作などの動作において必要な動作となります。方向転換動作は私たちが生活する上で欠かすことのできない応用的な動作であり、自宅復帰や社会復帰していく為には獲得しないといけない動作となります。
皆さんも自宅を想定するにあたり、方向転換は切っても切れないものであると思いますので、是非参考にしてもらえればと思います。
その中で今回は方向転換時の予測的姿勢制御時の戦略に着目してブログを記載させて頂きます。
その他多くの応用動作や応用歩行が気になった方は #臨床BATON 応用動作もしくは#臨床BATON 応用歩行を見てくださいね。
1、方向転換動作の基本動作とは?
まずは、方向転換の基本的な動作から見ていきたいと思います。
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