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効果を実感できる「排痰」に必要な3つの視点

 こんにちは!

本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます(^^♪
 564日目を担当させていただきます、理学療法士の「小徹」です。

 
 今回は「排痰」に関してすぐに行動でき、かつ効果を実感できる方法をお伝えします!
 痰の喀出が上手く出来ずに苦しんでいる患者さまを見て、何とかしてあげたいと悩んでいるセラピストの方は是非、最後まで読んでいただきたいです。


【臨床での一コマ】

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 呼吸中にゴロゴロしている患者さまを見て、セラピストが看護師に吸引処置を依頼しています。
 臨床でよく遭遇する会話ですね。

 この会話を見て、違和感を抱いた方はいますか?

 ・ゴロゴロしている患者さまは本当に吸引が必要なのか?
 ・痰は吸引で引けそうな場所に本当にあるのか?
 ・そもそも看護師はなぜ吸引処置を後回しにしようとしているのか?  …など

 「呼吸中にゴロゴロと音がしている=吸引が必要」とセラピストは先入観をもっていないでしょうか?
もちろん窒息の危険性があったり、Spo₂数値が低下して酸素化が悪い状態にある患者さまなど吸引処置が直ちに必要な状況もあります。

 しかし、その他多くの場面ではセラピストは何も対処せずに看護師に任せっきりにしていませんか?
 今日のゴールは、読者の方にこの点に疑問をもち、行動して成果を実感できるプロセスを理解してもらえることを達成目標としたいと思います!

この記事では、私自身が呼吸療法認定士として専門的に学んできた内容と、過去14年間の臨床経験を踏まえながら、『効果を実感できた3つの視点』を中心にまとめています。ご紹介する3つの視点は、あくまで私の考え方であり、万人に通用する方法ではないかもしれませんが、きっと明日からの臨床において効果を実感できる内容となっていると思っています!

◆効果的な排痰に必要な3つの視点

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 先に結論をお伝えします!
効果的な排痰は「重力」・「湿度」・「呼気量、呼気力」の3つの視点を押さえれば効果を出せます!
 

 では、どういうことなのか一つずつ詳しく掘り下げていきます!
 また今回対象となる患者像ですが、この記事では基本動作全般に介助を要するような重症患者さまの排痰をテーマに記載しているので、ご了承ください。

 視点①「重力を活用しよう」

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