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日韓バイリンガル子育て、わが家の場合

 韓国のソウル近郊は、急に寒くなりました。11月10日(金)お昼過ぎ、現在の気温は6度、体感温度は3度だそうです。明日の11月11日はペペロデー(日本ではポッキーの日?!)ということで、職場に来るなり、毎日顔を合わせている小学生がペペロをプレゼントしてくれました。

ポッキーに激似のペペロ(笑)

 さて、先週『日韓バイリンガル子育て、わが家の場合』というタイトルでポッドキャストを配信したんですが、話し足りないことがあったので、今日は補足のお話です。

 5歳になる日韓ハーフの息子は、最近やっと文字に興味を持ち始めました。そこで購入したのがハングルのマグネットです。これを見せた瞬間、幼稚園のかばんに書いてある自分の名前を確認し、ホワイトボードにハングルを並べ始め、名前を完成させていました。

ハングルのマグネット。韓国語では자석글자、자석퍼즐という言葉で検索すると、いろいろ出てきます。クーパンで購入しましたが、韓国のトイザらスでも似たようなものが売っていました
アルファベットの大文字・小文字、数字のマグネットもあります

 それから、韓国の大型書店に行くと、ハングルや数字、アルファベットのほか、動物や食べ物、乗り物の名前を覚えるための大きなポスターがたくさん売られています(確かダイソーにも置いてあったような気が…)。

 わが家でも息子が1歳の頃から、動物や食べ物の名前、アルファベットが書かれたポスターを貼っていましたが、やっと文字に興味を持ち始めたので、このタイミングで動物や食べ物のポスターを外し、ハングル表と数字表に張りかえました。

ハングル表
数字表

 日本語に関しては、1歳の頃から浴室の壁に「あいうえお表」を貼っていました。お風呂あがりにタオルで身体をふく間、「あひるはどこ?」「れもんはどれ?」と言って、遊びながら毎日見せてきたんですが、未だにひらがなは「し」と「て」くらいしか認識できていないようです。

 お風呂以外では、アンパンマンのあいうえお表をリビングのドアに貼っていて、気が向いた時だけ「これは“し”?」と聞いてきたり、自分で読もうとしたりしています。

 日本語を聞いたり、話したりすることに今のところ大きな支障はない5歳児ですが、たまに変な日本語を話すことがあります。これが結構おもしろいので、近いうちにまた書き残したいと思います。

あいうえお表

 韓国で日本語教師をしているお母さんたちの中には、自分の子どもと同学年の日韓ハーフのお友達を集め、定期的に日本語を学ぶ会を開いている方もいらっしゃいます。お母さんたちが日本語を教えるプロなので、持ち回りで授業内容を考えたり、楽しんで学べるイベントを企画したりしているようです。

 私は残念ながら、身近に息子と同年齢の子どもを育てている日本人の方がいないのと(仲良くなったご家族は、みんな日本や他エリアに引っ越してしまった!)、仮にいたとしても「日本語勉強会をしましょう!」と自ら企画・運営する物理的時間や教える技術などが足りません。なので、今は家でひとりで日本語を教えている状況なんですが、「親と遊ぶより友達と遊ぶ方が楽しい」と言う時期に入りつつある5歳児。今後、日本語を学んでいる良き仲間との出会いがあればいいなあ、と願っております。

 そういえばパンデミック直前までは、国際交流基金ソウル日本文化センター(ソウル駅最寄り)で幼児日本語教室が開かれていて、月に1~2回通うのを楽しみにしていました。そこで出会った赤ちゃんやお母さんたち、元気かなあ。いつかまた、どこかで集えたらいいなあ!

▼音声配信はこちら

《番組内容》
韓国で生まれ育った日韓ハーフ5歳男児は、どうやって日本語、韓国語、英語を学んでいるのか? わが家の現状と、これまでの取り組みをお話ししています。/2023.11.2収録   

訂正)엄마까투기→엄마까투리

★番組内で紹介したエッセイのリンクは下記noteを参照

★YouTube始めました。音声でお伝えしきれない韓国の風景など、ショート動画でお楽しみください^^



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