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辛くなったら電話して

今年のチュソクの連休は流行病にかかってしまって、高熱と大量の汗、今は猛烈な喉の痛みと闘っている。ギリギリまで看病してくれた家族は、チュソク当日の早朝、ご先祖さまの法事へ。栗の写真が届き、ベッドの中で静かに秋を感じた。

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今、コロナやインフルエンザなどの流行病にかかって大変な方、体調崩していてしんどい方、辛い時は辛いって言ってもいいんだよ、と私は思います。

私は韓国に来てまだ数か月の頃、つわりでニンニクの匂いを一切受け付けなくなり、数か月ずっと生き地獄。外にも出られないし冷蔵庫も開けられず、唯一頼りだった夫からもニンニクの香りがして近づけず...。毎日布団の中で泣いてました。出産後の今でも、体調が悪くなると韓国料理が食べづらくなります。

子どもが風邪を始めとする感染症にかかると、再び熱性けいれんを起こすかも...と心配で、夜中何度も起きてケアするので、必ずと言っていいほど私も体調崩します。その身体で毎日子どもの面倒を見るのは本当にきついし、息子が入院した時も1週間家に帰れず、誰とも付き添い交替できずワンオペ。大病した夫の心身のケアや仕事の手伝いに加え、当時は日本語を教える仕事もしていたので、とても大変でした。

人生皆、いろいろあると思います。みんな言わないだけで、いろいろある。

私は韓国に来て大変なことが重なっていた時、誰にも全てを話せず、一番書きたいことも書けず、辛さに蓋をして毎日をただ生きることしかできなかったので、これからはもうちょっと誰かに「あの時こんなことがあってな、」と話していきたいです。そして、私も誰かのそういう話をいつでも、たくさん聞いてあげたい。

誰かに辛いことを話すと、時に「でもあなたの状況はまだマシよ。もっと大変な人いるよ」とか、「私はもっといろいろ苦労してきたから...」って言われて悲しくなることがあるかと思いますが、価値観も経験値も生活環境も違う人同士が「うんうん、わかる~」とならないのは、まあ当然で。でも、本当の苦労を泣き笑いしながら乗り越えてきた人なら、辛さの度合いを比較したりせず、ただただ話を聞いて、寄り添ってくれるはずです。

この喉が治ったら、次の音声配信では韓国に来て最も辛かった出来事について話そうと思います。あ、でもその前にJYPのオーディション番組2つにどハマりした話をするかも...

《追記》
韓国に来て以来、「海外こころのヘルプデスク24時」には2回ほどお世話になりました。海外在住の日本の方が、ボランティアでただただ話を聞いてくださいます。解決策が得られるわけではないけど、話をちゃんと聞いてくれる人がいるだけで、気持ちが落ち着くものです。
スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。


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