マガジンのカバー画像

食のおはなし

19
飾りっけなしの毎日のごはんや、農あるくらしの記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

圧倒的な速さと復元力!韓国で引越し

 先週無事引越しを終えました。韓国で引越しをする時は一般的に포장이사を利用する人が多いよ…

期待大のエンタメ、最近飲んでいるエキス

 先月、日本から韓国に戻ってきてすぐ体調を崩し、それが結構長引いていました。ここ数年、特…

韓国の夏の風物詩とは?

 韓国・ソウル近郊は連日30度近くまで気温が上がり、「いよいよ夏だなあ」と感じる日が続いて…

おばあちゃんの朝ごはん

 国際結婚を機に海外へ移住して4年。その間、人の親となり、毎日家族のために料理をするよう…

NEXZも訪れた建築美あふれるアートミュージアムへ

 昔から映画館と同じくらい美術館が好きで、一人でふらっと各地の美術館を訪ねていました。美…

桑の葉茶とボクシング(뽕잎차와 복싱 )

 近所にある日本食のお店には、いつも温かい桑の葉茶(뽕잎차)が用意されている。初めて飲ん…

オンマがキンパを作る理由

 5歳の息子が通う韓国の幼稚園では、1年に2回だけ弁当持参の日がある。春と秋、バスで遠足に出かける時だ。幼稚園からのお便りには、毎回変わらずこう書いてある。  最初にこの文を読んだ時、私はちょっと複雑な気持ちになった。「なんでわざわざ“お母さん”って書くんやろう?」と。お父さんが作る家だってあるだろうし、おじいちゃん、おばあちゃんが作る場合もある。それに、のっぴきならない事情で買った物をもたせることだってあるじゃない?  こんな風に、韓国で暮らしていると「子どもに関するこ

韓国の有機農家さん、イタリア訪問記

共にニンニクを収穫したイタリア農夫との再会韓国の有機農家によるイタリアの有機農園訪問記 …

美しいものは、すぐそばに

 少し前、桜の蕾が開きかけていた頃、家からほど近い場所に工芸作家の工房があることを知った…

初めて「おにぎらず」を作ったら、ご飯と具材が多すぎて、海苔2枚で無理やり包むことに。でもこのおにぎり、世間で話題になるだいぶ前から友達が食べていたことを思い出した。試験や試合の当日は「勝つ」という意味を込めて、お母さんが必ず豚カツ入りの大きなおにぎりを握ってくれるねん、って。

韓国の春、おいしいもの。달래(ヒメニラ)

 ナズナやヨモギ、セリ、タラの芽など、봄나물(春ナムル)と呼ばれる野菜が市場やマートに並…

韓国の夏、おいしいもの。ミニトマトの梅エキス漬け

 7月中旬から韓国全土のコロナ感染者が急激に増えたため、この夏は全く手伝いに行けなくなっ…

韓国の初夏、梅しごと。

 今年もこの季節がやってきた。梅の収穫。そして梅エキス(매실청)作り。韓国では料理をする…

甘くないヨモギ餅はハルモニの味

 5月の初め、数か月ぶりに義両親の家を訪ねると、義母が何やら重そうな袋を持ってきてテーブルの上にドンと置き、「今から쑥개떡(スッケットク)を作るよ」と作業を始めた。  重そうな袋の中身は、ヨモギとお米で作ったという粘土のようなかたまりだった。義母は数日前に山でヨモギを収穫して下処理し(おそらく洗って茹でて細かく刻んだと思われる)、水に浸してふやかしたお米と一緒に混ぜ合わせ、粉状にしたのだという。そこへ塩とお湯を入れ、こねて大きなかたまりを作り、私たちが来るまで冷凍していたの