【節水便器 開発秘話①】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――進化が加速した1990年代
この30年間でインターネットが普及したり、ポケベルから携帯電話、そしてスマートフォンへと世の中は大きく変化しています。トイレにおいても、温水洗浄便座(TOTOの商品名は「ウォシュレット®」)の普及で「おしりを洗う」ことが当たり前となりましたが、便座の下の「便器」も、この30年間で大きく進化していることをご存知でしょうか?
皆さんが毎日使っている便器の多くは、お皿やお茶碗と同じ“陶器”、つまりセラミックスの仲間です。トイレを流すのに30年前は1回あたり13リットル(※1)の水