TOTO公式note

TOTO株式会社の公式noteです。これまでお伝えしきれなかったTOTOの「ものづくり…

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TOTO株式会社の公式noteです。これまでお伝えしきれなかったTOTOの「ものづくりへのこだわり」や、それを支える「さまざまな部門の想い」をご紹介します。

最近の記事

おしりに当たる水の“カタチ”にもこだわる研究者 ~ウォシュレット®「アプリコット」誕生から25周年~

みなさんは、TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット[※1]」の洗浄水がどんなカタチで出ているか、ご存じでしょうか? 一見、一直線の水のように見えますが、実は洗浄水が水玉の連続で出ているのです。 最新機能を搭載したウォシュレットの最上位モデル「アプリコット」は、1999年10月に発売され、今年で25周年を迎えました。   「アプリコット」は発売から25年間、その高いデザイン性や最新機能でウォシュレットを牽引してきました。清潔機能をはじめとする様々な最新機能やシンプルで上質感の

    • 【トイレデザインの挑戦③】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーーグローバルに拡がる「ネオレスト」の世界

      初代「ネオレストEX」から海外市場を視野に入れていたネオレストシリーズ。2代目「ネオレストEX」(2002年)より海外展開を開始し、2009年には初の海外専用モデルを投入しました。その後も海外市場のニーズも採り入れた進化を続け、デザインとテクノロジーが高度に融合したトイレとして、「ネオレスト」はグローバルに拡がり続けています。 2022年8月に誕生した「ネオレストLS」は、TOTOとして初めて「アクセントカラー」という概念をトイレに導入しました。これは、海外で一般的なバスル

      • 【トイレデザインの挑戦②】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーーシンプルを極めた定番タイプの誕生

        1993年、「タンクレストイレ」という全く新しいジャンルのトイレとして、従来のトイレとは一線を画する斬新なデザインをまとい、初代「ネオレストEX」が誕生しました。2000年代に入り、他社の参入も相まって、タンクレストイレ市場が広がりをみせ始めていました。 2006年、上面全てを便フタで覆った「フルカバーデザイン」により、お客様と建築設計者の両方のニーズに満額回答した「ネオレストA」ですが、社内の反応は必ずしも芳しくなかったといいます。 第2回目の今回は、2000年代から2

        • 【トイレデザインの挑戦①】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーー1993年、初代「ネオレストEX」誕生

          突然ですが、紙とペンを渡されて「トイレを描いてください」と言われたら、スルスルと描けますか? 誰しもが毎日数回はトイレのお世話になっていると思いますが、トイレがどんな形をしているのか、意識して使っている方は少ないのではないでしょうか? TOTOには、トイレなど水まわり商品のデザインを担当している部署があります。2023年4月に30周年を迎えたTOTOトイレの最高峰「ネオレスト」シリーズは、TOTOの最先端テクノロジーの搭載はもちろん、デザインにおいてもさらなる高みをめざして

        おしりに当たる水の“カタチ”にもこだわる研究者 ~ウォシュレット®「アプリコット」誕生から25周年~

        • 【トイレデザインの挑戦③】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーーグローバルに拡がる「ネオレスト」の世界

        • 【トイレデザインの挑戦②】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーーシンプルを極めた定番タイプの誕生

        • 【トイレデザインの挑戦①】 歴代デザイナーが語る「ネオレスト」ーー1993年、初代「ネオレストEX」誕生

          タンクがないトイレ、「ネオレスト」誕生秘話

          TOTO株式会社のトイレの最上位シリーズ「ネオレスト」が、2023年4月、発売30周年を迎えました。 洗浄水量を従来の大洗浄13リットルから8リットルへ約4割も削減したことに加えて、住宅用トイレで当たり前だった便器の上の「タンク」をなくし、温水洗浄便座「ウォシュレット[※1]」と便器が一体となった“ローシルエットデザイン”を実現した初代ネオレスト。 その開発は、1993年4月の発売から遡ること5年前、「便器でない便器をつくれ」をテーマに始まった「THE BENKI」プロジ

          タンクがないトイレ、「ネオレスト」誕生秘話

          【節水便器 開発秘話③】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――「フチなし・トルネード洗浄」編

          節水便器の開発秘話を3話に分けてお伝えする第3話目。 20世紀から21世紀への転換点に誕生した2つのコア技術のうち、今回は清掃性と節水を高めた「フチなし・トルネード洗浄」(2002年〜)を紹介します。 今では他社製品を含めてフチのない便器は一般的になりましたが、「フチなし」の開発過程では、アイデアがお蔵入りしかねない状況に……。 その背景には、トイレメーカーのTOTOでも避けられなかった当時の社会的状況がありました。 聞き手:TOTO株式会社 広報部 本社広報グループ

          【節水便器 開発秘話③】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――「フチなし・トルネード洗浄」編

          【節水便器 開発秘話②】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――「セフィオンテクト」編

          節水便器の開発秘話を3話に分けてお伝えする第2話目。 20世紀から21世紀への転換点に、TOTOの節水便器に欠かすことができない2つのコア技術――セフィオンテクト、フチなし・トルネード洗浄――が誕生しました。今回は2つのコア技術のうち、画期的な防汚(ぼうお)技術「セフィオンテクト」(1999年〜)を紹介します。 そもそも、「セフィオンテクトって何?」という方がほとんどでは?  でも、外出先のトイレで、このロゴを見たことはないでしょうか? 「セフィオンテクト」とは、便器

          【節水便器 開発秘話②】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――「セフィオンテクト」編

          【節水便器 開発秘話①】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――進化が加速した1990年代

          この30年間でインターネットが普及したり、ポケベルから携帯電話、そしてスマートフォンへと世の中は大きく変化しています。トイレにおいても、温水洗浄便座(TOTOの商品名は「ウォシュレット®」)の普及で「おしりを洗う」ことが当たり前となりましたが、便座の下の「便器」も、この30年間で大きく進化していることをご存知でしょうか? 皆さんが毎日使っている便器の多くは、お皿やお茶碗と同じ“陶器”、つまりセラミックスの仲間です。トイレを流すのに30年前は1回あたり13リットル(※1)の水

          【節水便器 開発秘話①】 30年前の“3分の1以下”で流せる理由――進化が加速した1990年代

          ユニットバスルーム誕生60周年。きれいで快適な浴室づくりへの取り組み。――お客様のライフスタイルの変化と共に進化を続けるユニットバスルーム。初代開発秘話から最新商品までの歩みを紹介――

          時は1964年、東京オリンピックの開催の年。高速道路や新幹線、大規模な建造物など、世の中に新しいものが生み出される活気あふれていた時世に、TOTOのユニットバスルームは誕生しました。高度成長期からバブル景気を背景に、日本人の暮らしが大きく変化していく中で、ユニットバスルームも独自の技術力とものづくりの情熱によって、より快適な空間へと進化してきました。   「ユニットバスルーム」と聞くとホテルの浴室を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。じつは現在の日本の住宅において、ユニ

          ユニットバスルーム誕生60周年。きれいで快適な浴室づくりへの取り組み。――お客様のライフスタイルの変化と共に進化を続けるユニットバスルーム。初代開発秘話から最新商品までの歩みを紹介――

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          はじめまして、TOTO公式note編集部です。   トイレや洗面所、お風呂からキッチンまで、皆さんの生活に欠かせない「水まわり」の総合メーカーとして、「TOTO」という会社名をご存じの方は多いかと思います。 水まわりは、ご家庭や職場、学校やホテルなどに最初から備え付けられているもの。   皆さんの生活のなかに“あたりまえ”に溶け込んでいるので、たとえば「トイレの水が、どうやって流れているのか?」「お尻を洗う温水が、どのように出ているのか?」を意識して使っている方は、ほとんど

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