自分でコントロールできる感覚
今日は職場での係の振り返りの時間がありました。
私は、現在「新患振り分け」の係を担っています。
何をするかというと、新しい入院患者さんが来ることが分かった時に、担当のセラピストを決めて、割り振りをします。
そして、入院時のカンファレンスに誰が出るかを調整するまでが仕事です。
少し前までは、入院時カンファレンスの予約をとって、次週分の患者さんの訓練予約枠まで抑えていました。
しかし、それでは係の負担が大きすぎるということで、入院時カンファレンスのみ枠を確保することになったのです。
ここで感じたことがひとつありました。
係の負担が大きすぎるから、リハビリの訓練予約枠を各担当者にお願いする。
確かにその通りですが、このまま伝えると病棟のスタッフからは、「単にやることが増えた」「余計な仕事を増やしてくれたな」なんて感想をもたれてしまうかもしれません。
これは自分の係のみならず、他の係でも同様に起きている問題です。
係の負担が大きすぎて、自分達の業務を圧迫しているのです。
次年度は、もう少し各担当者の仕事を増やすようにしていくことをリーダー間では考えています。
ただその時に上記のように伝えてしまうと同様のことが色々な係で起きてしまうので、、、
権限譲渡のイメージで伝えていければと思っています。
つまり、
みんなが自分達の権限でコントロールして、自由に調整していいんだよ
という伝え方です。
こう伝えると、業務が増える面倒だな、、、というネガティブな考えから、「自分で調整できるようになるんだ」といったポジティブな思考へ変換が図れるかもしれません。
係の負担を軽減して、各担当者へ係が担っていた権限を譲渡する。
お互いにwin-winになると思っています。
人は自分で物事をコントロールできている時に、うまくやれている感覚が生まれます。
そのため、係から言われて後手後手に進めていると、なかなか自分でコントロールできている感覚は得づらくなり負担感が増します。
しかし、自分で決定して良い、となると自分でコントロールできる感覚が一気に増します。
そうすることで主体性が生まれる可能性もあります。
そういったこうかも狙いながら次年度は大きく係の活動を動かしていけたらと思っています。
しかし、自由には責任が伴うことも同時に伝えることも忘れずに。
自分達でコントロールするのはいいけども、ミスが出ないようにする責任は一人一人にのしかかります。
そこも感じつつ、フォローし合えるチームになれたら理想系です。
それでは明日からも頑張りましょう。
Naoki