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印象に残ったゲーム音楽⑩
公式アレンジな3曲をピックアップしてみました。
Weight of the World Arranged by ZANIO / NieR:Automata Arranged & Unreleased Tracks
信じ続ければ、夢は叶うはず・・・
情緒ぐちゃぐちゃになるような展開の後に聴く壮大なエンディング曲である原曲とは打って変わって、まだ何もない森の中でひとり口ずさんでいるような、穏やかな曲。
重く訴えかけるような女声曲から軽やかで穏やかな男声曲に変わり、個人的にはこちらの方が聴きやすいように感じる。
軽いと言っても響かないというわけではなく、肌触りの軽い毛布に包まれているような、据わった心地を与えてくれるように感じています。
これはあくまで個人の勝手な印象ですが、数バージョンある原曲はどれも、流れる場面展開的にも、壮大で激情的だがやはりというか、どうしても救いがないような表現に思っています(もちろんそこが良いというのもある)。
一方、劇中とはメディアの壁を隔ててある種関係ない別の場所での展開が許されているこのアレンジと曲調からは、本編には無かった「救い」のようなものを感じ取っても良いんじゃないかと思えてきます。
ありえなさそうなハッピーエンドでも、考えるだけなら自由じゃないか!?
A Way of Life (ATLUS Kitajoh Remix) / ペルソナ3ダンシングムーンナイト
一生懸命やったけど、どこで間違えたんだろう
…というのが、この曲の出だしの歌詞。
いや何があったんだよ、と言いたくもなるが、高校生の主人公の放課後に流れる曲だもんな…そりゃあ、いろいろ考えちゃうもんなあ…
なんてセンチメンタルに思ってたらコレですよ。
こんなノリノリで気持ちのよいミュージックにアレンジしてしまって委員会!?いいんです!!
「自らの選びとるいかなる結末も受け入れること」とはベルベットルームの主人イゴールの談。上等、選んでやろうじゃないのってくらい、人生という自分の選択を謳歌するような伸び伸びとしたサビ。
ウェーイオーブラーイ、ウェーイオーブラーイ、アーイハーヂューセーウィーアー◯*△※◇、
ウェーイオーブラーイ、ウェーイオーブマイラーーーーーーーーーーーーイ
…あるいはペルソナ3のストーリーを通して失意、失敗、失恋、と失ったものを想って、それでもなお前を向こうと歌い飛ばすような曲調にも思えます。
シンジ、見てるか??
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Kaleidoscopic Core / ゼノブレイド3
お前のような通常戦闘曲があるか(7ヶ月ぶり2回目)
「ゼノブレイド2」にも登場した重要キャラクター「ニア」をパーティに入れていると流れる通常戦闘曲。
まさかの「Drifting Soul」を戦闘曲にアレンジ。
原曲の「Drifting Soul」は、物語のどん底、主人公が絶望の淵にいる時、そしてそこから希望を目指して駆け上がっていく、アルカナでいうところの「死神」以降とか、「塔」から「星」という感じの、苦しい時期を共に乗り越えてきた感傷的な曲。あとムービーが長い
世界の危機になんとか策を打ち眠りにつき、そして主人公のノアたちに助けられて復活する。後は皆と力を合わせて、諸悪の根源を倒すのみ!
そう考えると、苦難からの目覚め、形勢逆転として、様々な感情を抱えて戦う曲として機能していると思います。
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似た展開だと「SAVE the World」とかみたいな。キーとなる想いのこもった旋律をひっさげて颯爽と現れる救世主的な曲。ある意味処刑用BGM。
前回↓