「物語」の持つ力
「noteは私が労働する場所ではない。私が夢中になっていることを、徒然なるままに書ける場所だ。」
私は以前、自己紹介の記事でそう記した。
だから今日は私の「熱中」をひとつ紹介したい。
私は「物語」が好きだ。媒体はあまり問わない。
時には、小説などの本から。
時には、映画やドラマといった映像から。
そして時には、スポーツ観戦といった経験から。
人生でその「意味」を感じる瞬間や出来事は正直あまりない。「人生に意味などない」と悲観的になることも多々ある。しかし、そんな私が「あぁ、いま生きていてよかった」と思える瞬間がたまにある。そしてそこには一つの共通点がある。それが、「物語触れたとき」だ。
「物語」にはたくさんの力がある。その中でも、私が「意味」を感じるその力は、人を励ます力だ。
励ます、にも色々な種類がある。
悲しみに暮れる人に、寄り添ってあげる。
自己嫌悪している人を、慰めてあげる。
まだ社会を知らない子供に、夢を与える。
たとえば私の
朝井リョウさん著の「正欲」には、これまで言葉にできていなかった孤独を共感してもらった。
正月の箱根駅伝を必死に走るランナーたちの姿には、最近頑張れていない自分に、頑張ることの素晴らしさを教えてもらった。
アニメ鬼滅の刃には、誠実でいることの難しさとだからこその美しさを教えてもらった。
私たちの人生そのものにも「物語」がある。
仕事をしていても、恋をしていても、家族と団欒していても、自分が納得の行く「物語」を伝えられるように。いや、感じ取ってもらえるように生きていきたい。