
教育担当に向いてる人
こんにちわTAKAです。
私は、これまでお世話になった全ての会社で、
『教育係・教育担当』など、呼び名は違えど、若手教育の担当を担う機会が多く、よく考えると、学生時代は、野球に明け暮れていたが、その頃から新入部員の教育担当をやっていた。
だから偉いだろという事を言いたいのではなく、私自身も若手や新人のサポートが好きで、彼らが壁をクリアしていく事に喜びを感じられるタイプなので、全くストレス無くその担当を全うしていた。
その経験を経て、今度は私が次の教育担当に誰かを選んでいた訳だが、そんな私が思う『教育担当に向いてる人』を独断と偏見で綴っていこうと思う。
▼上司・同僚から信頼がある(社内評価)
若手は、どんな先輩に教えられているかを気にするものだ。先輩ガチャに外れたのか、当たったのか。その1つの指標が、その先輩が、同僚や上司からどういう評価を受け、社内での立ち位置はどうか、である。
例えば、同行で、本部へ行くといつもその先輩には誰かが寄ってきたり、挨拶交わしたり、違う部署に行っても気軽に話したり、この先輩は顔が広いな〜と思うのである。その時に、自分の事を紹介してくれ、『あの人は、こういう時に頼りになるよ。』とか、社内の力関係なども教えてくれる。そういう姿を見ていく内に、若手は、自分の先輩をランク付けするのだ。そのランク付けに、大きく影響するのが、そもそも先輩の社内での成績以外の人的評価がどうなのか、である。社内外問わず、信頼が厚く、人的評価の高い人は教育担当に向いている。その先輩が自分の教育担当なんだと理解すれば、若手にとってはポジティブ要素以外の何物でもない。
▼仕事の基礎の教え方が丁寧(仕事の基礎)
当たり前のようだか非常にこれが難しい。特に今の若手には、注意すべき点である。
例えば、『この書類をあのファイルに綴じといて』という指示を出した時に、ただ綴じさせて終わる人がほとんどだと思う。教育が上手い人は、その書類の綴じ方、意味、綺麗に綴じるコツ、プラスの情報(これは、契約後に綴じる大切なファイルで、在庫はここにあるなど)を教えてあげれる人はとても良いと思う。
1つ1つの仕事の意味・目的と流れをしっかりと伝えてくれる人だと、若手も理解を深く落とすことが出来る。
そんな簡単なことを…と思われるかもしれないが、今の若手は、まずは、綺麗な基礎をきちんと教えて欲しいと思っている。教えてもらえなきゃわからないじゃないですか?という事である。
これは、時代の変化で、受け取り手の変化の1つだ。コピー1つ、書類の保管1つ、小さな事でも丁寧に教えてあげられる人は、教育上手である。
▼人としてきちんとしている(人徳)
何を言っているの?と思われるかもしれないが、これは最も重要だ。
遅刻しない、身だしなみが綺麗、会社・上司の愚痴を言わない、お客様を大切にしている、仕事が綺麗・・・などなど上げ出すとキリがないが、
人として、徳を積んでいるかどうかという事だ。
どれだけ売上を上げる先輩であっても、人としてだらしないとか(そもそもだらしない人は売上など上がらないが)、上司に対しての批判的な事を言い続けているとか、会社の愚痴を言っているなど、そういう要素のある人は、教育担当にしてはいけない。
マイナスのオーラは、新しいスポンジのような吸収力のある新人には、マイナス影響が大き過ぎるのだ。
仕事だけでなく、人としてイキイキしてるな、楽しそうだな、ストイックだな、そんな事を感じさせる人の横に若手を配置することだ。
強いプラスを伝染させてしまえばいい。それだけでも勝手に成長する。
~~~~~~~~~~~まとめ~~~~~~~~~~~~~~~
今回、3つの視点をピックアップしたが、これは、あくまで私が誰かを教育担当として任命する時に、基準としていたポイントである。
①周囲からの評価はどうか
➁仕事の教え方(基礎を教える力)はどうか
③人としてどうか
ここを見ていた。
全てが揃っていなければならないという事ではもちろんないが、
③だけは、欠けてはいけないポイントとしていた。
①は、これからの者もいてるし、➁は、技術的な事もあるので、後で身に付ける事もできる。
ただ、③の人としてどうかは、なかなか修正が出来るようなものではない。
まれに、後輩を持つことで変われる人もいるが、まぁそれは稀有な存在。
そもそも変われる人は、すでに光る要素を持ち合わせている。
結局、
人と人が関わる以上は、人としてどうかという部分は重要
になる。
これ、一見そんなの当たり前だろと思われているかもしれないが、
意外と、年次(年齢・社歴)で教育担当をさせている会社が多い。
もしくは、年齢の近い者同士という意味の分からぬ基準で選択している。
これは、学生までなら良いが、社会人はこれをしてはならないと考えている。それは、社会人になってしまえば、もうプロだからだ。お客様にとって、新人もベテランもない。だから、しっかりと教育し、成長してもらわなければならない。
ところが、多くの組織で、教育担当は、年次で順番というような体制を取っていると思う。
そうではなく、人として人間性がしっかりとしていて、仕事の価値と会社の価値の伝達教育ができる人を教育担当にしなければならない。
私の以前の大手会社もそうだったが、年次で教育担当をやらせておいて、『若手が育たない』とか訳のわからぬ事を言っている。
若手が育たないのではない、育ててないのだ。
教育担当は年次でなく、上記のような視点をふまえて選んでいくと、会社全体の底上げになっていくのではないだろうか。
それでは!!!
最後までお読みいただきありがとうございます!!