しおひかり

名称:しおひかり/原材料:活字 読書 糖分 漫画/内容量:51g/賞味期限:夢から醒めるまで/保存方法:あたたかいところに置いてください/製造元:日本/製造年:社会に出てちょっと

しおひかり

名称:しおひかり/原材料:活字 読書 糖分 漫画/内容量:51g/賞味期限:夢から醒めるまで/保存方法:あたたかいところに置いてください/製造元:日本/製造年:社会に出てちょっと

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しおひかりと申します

お初にお目にかかります、しおひかりです。 初めてnoteに投稿します。緊張。 たくさんのわくわくと、少しの緊張とひとつまみの不安ですが、 活字あふれる世界に一歩踏み出してみようと思います。 さて、といっても、何を書けばいいのやら… え、書き始めたのに、何について書くか決めてないのって? 決めてないに決まってるじゃないかお嬢さん。 やってみたかったからやった、ただそれだけさ。 そりゃあ、数多の文筆家みたいな才能があれば話は別、 アイディアは無限に浮かんで、ヒットがばし

    • おじいちゃんへ

      2023/12/31 おじいちゃんへ、そちらの世界はどうですか。 新しいものが大好きなおじいちゃんだから、きっともう、たくさん発見があることでしょう。 会いたい人には、会えましたか。 たくさんの、もう会えなくなった人に、会いに行っていますか。 それとも、まだこちらにいますか。それならば、世界中の、見たかったものを見に行っていることでしょうか。 気になってたこと、知りたいこと、見たいものが、たくさんあったよね。 いずれにせよ、不自由になってしまった体から、やっと抜

      • 方向音痴の推し活道中記 前編

        こんにちは、しおひかりです。 突然ですが、わたしは方向音痴です。徒歩15分の場所には、30分かけてもたどり着けません。地図通りに歩けた試しがないからです。 そんなわたしが、推し活のために、たったひとりでお出かけした、一部始終をお送りします。 行き先(タイムテーブル)まず、本日の旅程は ①午前:映画鑑賞 @EJアニメシアター 新宿 (大好きな推し「怪盗クイーン」劇場OVA化!!やっと見に行きます) ②午後:「きみとロボット」展 @日本科学未来館 お台場(※) (大好き

        • 「好きです」を言いかけた先の家族写真 描いた夢はもう彼の手に

          姪からのお礼の手紙が嬉しくて思い出されるは祖父母の笑顔 彼らにも同じ日常があったはず 人道回廊のニュース見る僕と 「好きです」を言いかけた先の家族写真 描いた夢はもう彼の手に 「婚約した!また会おう」と言う彼女が憎らしくてただ花贈るだけ 君は何故欲しいものを皆持っている 無邪気な幸せ 光る薬指 好きだけど羨ましくて憎らしい貴女に笑顔でマスクする本音 「もっと早く出逢いたかった」と笑う彼 ねえ獺祭てどんなに強いの ✳︎ ✳︎ ✳︎ 短歌2回目です。 思いを無碍

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        しおひかりと申します

          低温火傷の恋 なな 終

          ご無沙汰しています、しおひかりです。 ささやかな内容ですが、前回までのお話は以下にあります。 約2年、火傷とともに働いてきました。 わたしが密かに思っていた、あの人も元気です。 今日も一緒に働きました。 書いていなかったしばらくの間は、あの人を思って火傷したり、治ったりしていました。 しかし日が経つうち、仕事に忙殺され、すっかりその恋心も、火傷のような思いも、消えていました。 そんななか、今日、本当にひさしぶりに。ここに書こうと思ったきっかけ。 「俺、再婚するんだよ

          低温火傷の恋 なな 終

          鬨の声響く令和に思い出す祖父の口癖「笑いが一番」

          空の青と黄金の陽は 誰彼も時代も問わず 等しく注ぐ 戦争は活字かモノクロだったのに 手のひらの今に流れる空爆 鬨の声 響く令和に思い出す 祖父の口癖「笑いが一番」 指先で 世界とつながる時代こそ 声を上げよう 熱を届けよう あなたの手を今握るには遠けれど いつか握るため今できることを *** はじめて短歌を詠みました。 ここしばらくの出来事を、自分なりに消化するためです。 最初は、文章としてnoteに投稿するつもりでした。 ただ、出来事が、自分にはあまりに大

          鬨の声響く令和に思い出す祖父の口癖「笑いが一番」

          書き散らし ひとひらの文

          ※死に関する表現があります ご了承ください しにたいしにたいしにたいしにたいしにt こんな気持ちを持つことがある だいたい年に数回。 カウンセリング受けたり、ちょっと身体を休めるとおさまる、発作のような気持ち。 こういう日は碌なことを考えないから、 あたたかくして、おなか満たして、寝る のが一番なんだけど、 そういう正論、正解すら うっとうしいというのが正直なところ。 だから大抵こうやってどこかに吐き出すことで、 ちょっと楽にして、 それから、その正論

          書き散らし ひとひらの文

          誰もいないのはここだけだった。 親友も、友達も、知り合いも、誰も。 誰にも知られたくない、 誰にも知られないまま、 誰にも気付かれないまま、 そっと、 タヒにたい。

          誰もいないのはここだけだった。 親友も、友達も、知り合いも、誰も。 誰にも知られたくない、 誰にも知られないまま、 誰にも気付かれないまま、 そっと、 タヒにたい。

          低温火傷の恋 ろく

          「はい、一周年記念」 昼休み、机の上にチョコひとつ。 通りがけにあの人が置いていった。 好物のウインナーを頬張ったところに、それは突然訪れる。 (一周年って、なんだ??) 事態が飲み込めない。 戸惑いながらも、ぺこっと頭を下げる。 あの人は何も言わずに立ち去る。 口いっぱいのウインナーと、チョコレートが残される。 もぐもぐもぐ もぐもぐ ごっくん あ、わかった。 この部署に来て、今日でちょうど1年だ。 4月異動が多い中、わたしは3/17に配属された。

          低温火傷の恋 ろく

          低温火傷の恋 ご

          恋 というタイトルを付けながら、 恋 以外の言葉を探している。 この気持ちは本当に、恋と呼ぶのだろうかと。 わたしが知っている恋は、 もっと、わかりやすい気持ちだった。 会っている日は幸せ。 会えない日はさびしい。 会えなくとも、言葉交わせれば、一日がきらきら。 言葉や思いやりが足りなくて、気持ちの行き違いがあると、いろんな気持ちでいっぱいいっぱい。 それに、いつだって、ときめきで溢れていた。 どれも言葉にできる、気持ちばかり。 だったと思う。 今は、よく、わから

          低温火傷の恋 ご

          低温火傷の恋 よん

          今日は21時まで残業だった。 年度末というより、忙しい時期と年度末が重なったという感じで、毎日わたわたと過ぎていく。 それはあの人も同じで、グループで遅くまで残っていたのは、わたしたちだけだった。 そして、 一緒に帰れた。 一緒になんか帰りたくない みたいな顔して、 でも喜びを隠しきれない、目。 ばれなかっただろうか。 「もー、ほんとさぁー、」 最近愚痴っぽい。 仕事が溜まっていることや、来年度のこと、人事のこと、新人教育のこと、自分のこと……etc、 考えることが

          低温火傷の恋 よん

          低温火傷の恋 さん

          なぜ恋をしてはいけないか。 なぜ、あの人に恋をしてはいけないと、思っているか。 どこが好きか、なぜ好きか、はっきりと言えない、から。 という理由は、理想的すぎるかもしれない。 釣り合わないから。なら、現実的。 およそ2倍の差。親よりはたしかに若い、けど、けど…というほど。 でも年の差婚あるし。 でも結婚じゃないし。恋だし。 恋だからこそいいんじゃないの? いや、、、それは、、、 見た目的・世間的に、まずい。援交疑いがかけられそう。 まあでも、本人たちがよければ、

          低温火傷の恋 さん

          低温火傷の恋 に

          前回書き忘れたこと。 あの人とわたしの関係性。 あの人の属性。 関係性は、上司と部下。 わたしが今の職場に異動した昨春から、教育係兼上司。 第一印象は最悪で、ちょっとセクハラっぽいおやじだなと思っていたし、今でも時折そういった発言がある。それは許せない。 属性としては、 46?歳 独身 最近離婚した 岩手県出身 中肉中背 課長 仕事はよくできる。メリハリも上手。そういったところを大いに尊敬しているし、仕事の仕方も一から教えてくれたことはとても感謝している。 気

          低温火傷の恋 に

          低温火傷の恋 いち

          2021/03/02 「彼女募集中って、俺、公言して回るからさ。これから」 そういってこちらを振り返って笑う、あの人。いたずらっぽいような、意地の悪いような、分からない笑い方をする。 「そうですか」 興味なさそうに、吐き捨てるかのように返す。胸の奥底で渦巻く感情を、マスクで覆い隠しながら。 「ええー、だめ?俺」 「いくつ離れてると思ってるんですか。かろうじて母よりは年下ですけど」 心底嫌そうな顔をする。どうしてわたしが、この人と。 でも、わたしは知っている。 だ

          低温火傷の恋 いち

          食べたいものが、食べたい 1食目

          おいしいごはんと、食べたいもの以前、「おいしいごはんが、食べたい」というnoteを書いた。 あれからひと月、未だに、おいしいごはんは食べることができていない。残念ながら。同僚とは、「早く行けるようになんないかしら…」と言いながら、職場の化粧室でおしゃべりする日々だ。待ち遠しい。 そんな中、仕事がにわかに忙しくなり、残業が増え、週3日は、コンビニおにぎりとインスタントスープの夕食になった。つまり、家族と食事をする機会も減った。一番苦手な、一人ご飯。ちっとも美味しくない。悲し

          食べたいものが、食べたい 1食目

          おいしいごはんが、食べたい

          ご飯は、おいしいときとそうでないときがある。私の思うおいしいごはんは、誰かと食べるごはんだ。もっと言うと、好きな人、仲のいい人、大事な仲間と食べるごはん。これはやっすい居酒屋のぱさぱさ唐揚げでも、好きな人たちと食べれば、おいしいと思う。そうでないときは、ただの栄養補給に過ぎない。たとえそれが、好物のオムライスだったとしても。 最近、おいしいごはんを食べていない。理由は言わずもがな昨今の情勢である。心配性な私は、首都圏に住んでいることや、3密を避けられない勤務環境なのもあって

          おいしいごはんが、食べたい