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ノーツドミノのコーディング資料・リファレンス

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ノーツドミノのコーディングをするときに参照できる資料をまとめます。基本的なものを中心にします。
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2020年11月の記事一覧

[基礎][式言語]文字列から必要な部分を抽出するには?

はじめに何らかの事情で、文字列から部分的に文字列を取り出したい場合があります。例えば、各データの先頭に付いている「・」等の記号を除去したい。「"りんご, ババナ, なし"」という表示で先頭部分(りんご)だけ取り出したい。といったケースがあります。 この記事では、文字列から必要な部分を抽出する式言語の代表的関数である、@Left、@LeftBack、@Middle、@MiddleBack、@Right、@RightBack、@Wordを紹介します。 Step.1 各種関数の

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[基礎][LotusScript]クラス・オブジェクトの概念を確認する。

はじめにプログラミング初心者が、LotusScriptをはじめて最も困惑するものの一つ。それは「クラス」の存在ではないでしょうか。式言語ならば、ヘルプを読んで、なんとなく「5(数値)」や「"りんご"(文字列)」といった値を引数( )に入れれば、滞りなく何かが表示される場合が多いです。 しかしLotusScriptの場合、初心者が正しくコードを書くハードルは高くなります。難しさの大きな要因は、「LotusScript のクラス」または「ノーツクラス」と呼ばれる、定義済の膨大な

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[基礎][LotusScript]Variant型で数値計算したのに、オーバーフローエラーが出る理由は?

はじめに「O008 オーバーフローしました」という、次のようなエラーメッセージを見たことはないでしょうか? 変数や定数など、各データの「桁数」「数値」には定められた許容値があります。許容値を超える大きさが使用された場合、オーバーフローエラーが発生します。この事例では、赤くなっているラインにあるいずれかの要素のデータ型が許容値を超えています。 今回エラーが発生したのは次の行です。 x = 2000*2000 一見すると、xのデータ型が不適切であったためにエラーになったよ

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[基礎][LotusScript]Forステートメントの[最終値]について知ろう。

For文における最終値の性質繰り返しの処理を行う命令に、Forステートメント[For文]があります。次の構文です。 For countVar = first To last[ statements ]Next [ countVar ] 仮にfirstが1で、lastが10であるとすれば、For~Nextで挟まれた[ statements ]ブロックにある命令は、10回繰り返されます[※デフォルト設定の場合]。lastのことを「最終値」と呼びます。 ここで問題です。次のF

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[基礎][LotusScript]Error 関数とErr 関数とErl 関数の違い

はじめにError 関数とErr 関数とErl 関数はいずれも、エラー関係の関数です。紛らわしいので、ポイントを整理します。 三つの関数のポイントError 関数:エラーメッセージを出す。 Err 関数:エラーの番号[種類]を出す。 Erl 関数:エラーが起きた行番号を出す。 全然違いますね。たまに「Error」を書き損じて、「Err or」と書いてしまってエラーが発生することがあります。それでは3つの関数を実際に使ってみましょう。 実行前提として、何らかのアプリを

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[基礎][LotusScript]初歩的なリストの使い方

はじめにLotusScriptでは「リスト」と呼ばれる、データ型が同じ複数要素を入れておく「箱」が使えます。リストは他言語で「連想配列」と呼ばれるものに相当します。宣言の構文は以下です。 Dim 変数 List As データ型 変数のうしろにListを付けるだけです。 複数の要素を使える箱には「配列」もあります。配列は0や1といった添字と各データを関連付けて管理します。リストは「キー」と呼ばれる文字列と各データを関連付けて管理します。これだけでは、何がメリットなのか分か

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[基礎][LotusScript]ユーザー定義型を使ってみよう

はじめに変数にはStringやIntegerなどのデータ型がありますが、もう少し詳細に「型」を定義することもできます。 例えば「顧客リスト」を作成する際、「氏名」に型の詳細なルールを設けておくと、データベースの完成度が高まります。具体的には、例えば「『氏名』を意味するデータ型は、10文字以内しか使えない」と定義できると便利です。「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」といった、不適切な入力を制限できるためです。 今回は、Type ステ

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[基礎][式言語]主なデータ型変換関数にはどういったものがあるの?

はじめに以前、LotusScriptにおけるデータ型変換関数を紹介しました。今回は式言語でデータ型変換を行う関数を紹介します。データ型変換関数の存在意義については、下記の記事「はじめに」をご覧ください。 【関連記事】 LotusScriptには、CCur 関数、CDat 関数、CDbl 関数、CInt 関数、CLng 関数、CSng 関数、CStr 関数、CVar 関数などのデータ型変換関数があります。式言語はどうなのでしょう。 式言語のデータ型変換関数には、@Text

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