[基礎][LotusScript]初歩的なリストの使い方
はじめに
LotusScriptでは「リスト」と呼ばれる、データ型が同じ複数要素を入れておく「箱」が使えます。リストは他言語で「連想配列」と呼ばれるものに相当します。宣言の構文は以下です。
Dim 変数 List As データ型
変数のうしろにListを付けるだけです。
複数の要素を使える箱には「配列」もあります。配列は0や1といった添字と各データを関連付けて管理します。リストは「キー」と呼ばれる文字列と各データを関連付けて管理します。これだけでは、何がメリットなのか分かりません。
大きなメリットとして、リストはプログラム実行中の要素数の増減に、自動対応してくれます。このため配列と違ってエラーが出なくて楽です。実際にやってみます。
Step.1 プログラムを作る
前提として、何らかのアプリの原型を既に作成済とします。ビューにリストから要素を取り出してすべて表示するアクションボタンを作ります。
Domino Designerを起動し、ビューから「all2」という名前のビューを開きました。
画面右枠(アクションペイン)で右クリック-[アクションの作成]、名前を「リスト」とします。
画面下枠(プログラムペイン)で下記コードを記入します。「実行」の右側で[LotusScript]が選ばれているか確認します。また左の「オブジェクト」タブで[Click]が選ばれているかも確認します。
ここから先は
927字
/
7画像
¥ 110
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
サポートいただければ、記事をもっと充実することができます