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夏だけじゃ足りないだろ…

久しぶりに会う約束をした時の、あのドキドキ感が大好きだ。
女子高校時代の友人2人とは、毎年夏になると集まって、花火をしたり、居酒屋でお酒やお料理を楽しんだりする。それぞれ違う環境にいる私たちは、毎週、毎月集まるのではなく、夏限定で予定を合わせて、近況を伝え合うことを楽しむ。

それぞれの大学での出来事やそこでの人間関係の話、これからの話、家族の話とか。1年分の”話したいこと”が多すぎてどれから話そうか迷ってしまう。

けれど、最終的に話たいこととかも忘れて、いつの間にか
「私の顔の形は卵型だ」「私は父譲りのエラが特徴」とかお互いの顔の形について語り始めてしまったり、この間親知らずを抜いたこととか、くだらないことを話しながら時間が過ぎていく。

話している途中に、料理が美味しくて「おいし!」と思わず声に出してしまうところも、私は好き。その場、その雰囲気を1滴も無駄にすることなく楽しんでいる感覚が心地良い。

1時間半だけカラオケに行っても、結局その時間の大半は、ずっと話し続けて終わる。「カラオケに来たのに、うた歌ってね〜ジャーン!」とBOOK OFFの心くん風に叫んでしまっても良いくらい。
現実じゃないみたいに楽しいのに「これが現実なんだ。こんなに楽しい現実存在しているんだ。」と毎回幸せな気持ちになる。

そしてあっという間に帰宅する時間になり、3人で歩いていると、毎年のこの会話になる・・・
「これからは夏だけじゃなくて、冬とか涼しくなってからでも会いたいよね」と。

大人に近づくにつれて、やるべきことも多くなることで自由な時間を1人の時間に使いがちになってしまうけど、こうやって大切で心休まる友人となら、いつでも会いたい。

感謝の気持ちが溢れる友人との時間に、感謝します。










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