無名の染物屋が、なぜパリのブランドとコラボしてジャケットを作れたのか。
私たちは、岩手県一関市に、大正七年から100年以上続く染物屋です。
普段は民俗芸能の衣装や祭り半纏、手拭などを受注生産しており、海外への販路開拓など未経験。ましてや、ファッションの都パリとは縁遠い存在でした。しかし、そんな田舎町の染物屋が、なぜ海外進出できたのか。
数回に分けて、お伝えできたらと思います。
考えた通りの未来になるそもそも、なぜ海外に販路を開拓しようと思ったのか。国内でも私たちの仕事を届けられていないお客様がたくさんいるのに、わざわざハードルの高い海外で勝負し