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#ファッション 記事まとめ

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ファッションデザイナーやブランド、サービスについての考察、コラムなどをまとめていきます。 無料部分でも十分記事が読める有料記事、読み物として面白い宣伝記事は、入れていきます。
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2018年9月の記事一覧

洋服屋の後ろにバーはある

昼は洋服屋、夜はbarを営んでいます。 よくある洋服屋の片隅に小さなバーカウンターがあって、といった感じではなくテナントを二分割にして手前は「洋服屋」、後ろに「bar」といった配置。雑なイラストで表すとこんな感じ。 14:00〜19:00は洋服屋、21:00〜1:00くらいはbar営業。まあ、いわゆる「二毛作ビジネス」です。そもそもbarをやりたかったわけではなく、選択肢として必然的にbarになったというか。 ・人を雇わなくていい。 ・禁煙・調理をしないので匂いがしな

カルティエの「カルチエ」に見る”接点の作り方”

今、表参道に「カルティエのコンビニ」カルチエがオープンしているのをご存知でしょうか。 業界の端くれとして早速行ってきました。 行ったのはオープン翌日の土曜日。30日までということだったので、重い腰を上げていきましたよ、ええ。 見た目は完全にコンビニです。 変態…もとい高級セブンみたいな感じ。   実は行った時、空いてるな〜と思ったら整理券を配っていたので待ちがいなかっただけで。聞くとなんと4時間待ちとのこと!   さすがに、、と思っていると、「何よ空いてるじゃな

色々なブランドのコンセプトをまとめてみた [ ファッション編 ]

 電車に乗っていると、全身ユニクロと思わしき服を着ているのにも関わらずバッグだけはシャネル、みたいなお姉さまを見かけることがよくある。  そんな矛盾めいたことについて一考してみようと思ったけれども、もしかしたらこれはシャネルの戦略通りなのかもしれない、という可能性を考えたら、おいそれと下手なことは書けないと思えた。  そこで、あれこれ一考する前に色々なブランドのコンセプトを調べてみることにした。  以下、次のような構成とする。    [ブランド名] (偏差値)    

¥100

普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル

目次 ・「普通の」40代以上の男性が参考にできるファッションメディアは少ない ・40代以上のメンズカジュアルファッションで大切なこと ・まずは清潔感 ・世界一のコストパフォーマンスブランド、ユニクロの危険性 ・ユニクロで買うべき商品 ・シンプルでベーシックな服は匿名性が高い ・誰にでも似合い、いつまでも着られる服 ・合わせる服を選ばない ・カジュアルファッションにおける品=シンプル ・ユニクロの地雷アイテム ・シンプルで高品質なH&M EDITION ・通常ラインのH&Mも良

ファッションとビジネスの付き合い方について

日本での路面店や百貨店へのテナントの出店によって欧米での販売よりも高い利益をあげていたブランドの多くが日本での販売価格を下げはじめている。 この現状をいち早く嗅ぎ取り、中国の巨大コングロマリットと手を組んで中国とその周辺の発展途上国の生活の文化力向上にブランド誘致で食い込むのが伊藤忠商事。日本のアパレル産業各位は伊藤忠商事もとい総合商社が執り行う事業経営体制を見習うべきではないか。 近年、中国では産業力の爆発的向上で様々なブランドの直営店での購入が国内でも可能になった。

誰がアパレルを殺すのか

今年から社会人になり、某不動産会社で働いている。これと言った仕事はまだしていないが。 最近買ったマルジェラのドライバーズニット 会社勤めをしていると、生活はまさに家とオフィスの往復になった。会社の寮は閑静な住宅街にあるし、会社もいわゆるオフィス街に存するので、生ものとしてのファッションに触れる時間が格段に短くなった。 自分が着るべき洋服もなんとなく掴める年頃になって、今は専ら電子媒体で気になるブランドのコレクションを追いながら、稼いだ給料で憧れていた物をワードローブに

マルジェラは死んだ

これは最新のコレクションから発表されたマルジェラの新作スニーカーの写真だ。 思わずこのインスタグラムの投稿に自分は「disappointed(失望した)」とコメントをした。アンチモードを掲げ、常にファッションとは何か?という洋服好きに投げかけられる答えのない永遠の問いに最も自分が共感できる答えを提供し続けてくれたマルジェラから、こんなスニーカーが発表されることは耐え難いことだった。 バレンシアガが発表したトリプルSを筆頭に、現在のトレンドのメインストリームではこう

若者よ、古着を買おう

ある日復刻版のlevis 506xx1stを着ていたとき、やっぱり復刻版じゃなくて本物が欲しいな、という話をしたら別に復刻版でいいじゃん、と言われた。ヴィンテージって何がいいの?汚いじゃん、とも言われた。 (今はもう手放したのでいい写真がなかった。ジャケットはlevis506xx、チノパンはTraditional Weatherwear、シューズはトリッカーズ。) 上記のような「古着を買うのは意味不明派」の主張に対してだが、自分はバイヤーのような知識こそないけれど、古着

UNIQLO & J.W.Andersonとは何だったのか

京都のユニクロでバイトしてる友達によると、少なくとも彼の働く店舗では当該コラボは空振りらしい。 今日、ユニクロに足を運んでこのコラボを見てきた自分としてはまあそんな感じだろうな、、、と思った。 と同時にまだ日本の消費者はまだユニクロでファッションを最大限に楽しむ段階に至って無いようなことに少し安堵した。 個人的な感想だが、自分は今回のユニクロ&アンダーソンのコラボは結果としては失敗に終わるような気がする。その理由は当コラボが狙った客層の市場が実は存在せず、ユニクロとア

雑誌「VERY」から学ぶ、販売員の役割

先日、 #店舗メディア の「VERY読書会」に、参加してきました。 絶対的売上部数を誇るVERY。 私はほぼ買うことはないのだけれど。 なぜ買わないか?結婚もしていないし、子供もいない。という事もあるのだけど、1番の理由は、眩しすぎるのだ。 彼女達は、きっと幼稚園の頃から、ピンク色を1番に選び、おままごとでは常にお母さん役で、思春期にはキティちゃんを愛した女に違いない。 一方私は、彼女達が選び終えた後、何事もなかったかのように青色を選び、おままごとではただ寝てい

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ファミリーセールに行ったよのはなし

どうしてそんなに"リサーチ"するのか

note書く書く詐欺師こと、なかみぞです。 最近わたしは、人様の夢に勝手にお邪魔して、シンガポールまで拉致軟禁され、最後にはそのマフィアに馴染んでいたらしい。 心配になって迎えに来てくれた(らしい)ねえやんに心から感謝申し上げたい。 現実のなかみぞは、今日も元気に世田谷の事務所部屋でコツコツ仕事をしています。 夢の中でシンガポールまで追いかけてきてくれるなんて感激です。 ありがとうございます。 そんな風になかみぞを心配してくれた、LINOさんは店頭に立つひと。 ずっと

【今日のnote】何事も、「振り切るくらいやり切る」ということが大事なのかな、など。

 どうも、狭井悠です。  毎日更新のコラム、105日目。  今日は、仕事の合間に、お気に入りのファッションブランドであるYohji Yamamotoの青山本店に顔を出して、ちょっと買い物してきました。  そう、「カラスパンツ」という、裾がふぁさーっと靡くパンツが欲しくて、足を運んでみたんですよ。  以前、Yohji Yamamotoの名古屋PARCO店で薦めていただいて以来、ずっと欲しいなと思っていて。  こんな感じのやつです。  ふぁさーっと、軽やかに裾が舞う感

「今日の靴」01115