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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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2018年10月の記事一覧

お気に入りのビッグバンド風アニソン3選

わりと最近のアニソンのなかで、ビッグバンド風でお気に入りの曲を3曲ご紹介。いきなり絞ってきたなって感じですが、3番目に紹介する曲を聴いていたら、「最近他にもビッグバンド風で良いのあったよな〜」となって思い出してみました。とりあえずいってみましょう。 イリュージョニスタ! 「イリュージョニスタ!」です。この曲はアプリ『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(デレステ)』の2周年記念楽曲として発表された曲です。正直デレステはずっとログインしかできてなかったのです

21世紀のジャズ・チューバ入門:UKジャズとUS南部の新世代 || インタビュー:東方洸介

チューバ奏者が目立ち始めた21世紀のジャズシーン「最近チューバをよく見るなぁ」と思ったのはいつのことだったか。 僕はジャズと並行して、ニューオーリンズのブラスバンドをよく聴いていた。現代のニューオーリンズのブラスバンドはヒップホップとも融合したサウンドを奏でるソウル・レべルス、リヴァース・ブラス・バンドやホット8ブラスバンドが00年代に出てきていて、めちゃくちゃ面白いことになっていたからだ。 その延長と言ってもいいと思うが、生演奏ヒップホップバンドの先駆者ザ・ルーツは自身

¥250

ふらふら揺れる「Flamingo」に弄ばれている件について & "米津玄師 2018 LIVE / Flamingo"で確信したワールドミュージックとの繋がり

10月31日(水)にリリースされる米津玄師のダブルA面シングル、その表題曲のうちの一つ「Flamingo」、いやはや、すごい引き出しだ。 実際「引き出し」ではなく「才能」と言いたいんだけど、個人的に「才能」という言葉に中身がない感じがするので、あくまで人自身に選択肢の多さを表すため、分かりやすく「引き出し」と言い換えた。 2017年、そして2018年、いや2019年も含めて、今のJ-POPにおいて必ず挙げなければいけない名前がいるのなら、それは米津玄師、星野源の2人だろう

#ロゴススタジオ ワークショップ第一回まとめ

#ロゴススタジオ 第一回のワークショップが2018/10/24に終了しました。 第一回は「作詞を定義する」というテーマで、 「作詞とは〇〇」というようなところにあてはまるものを考えることで、何が作詞といえるのかということや、その周辺にあるいくつかの大事なテーマを洗い出すことができたと思います。 実際に議題になったことをいくつかあげていきます。 ・ある対象が歌詞であるとは? まず、作詞の前に歌詞であるとはどういうことか、ということの定義を考えていただきました。 この

ローカルに、生活に根付く音楽の“場所”を――対談:林世詩成(林整骨院音楽祭主催者)×池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

整骨院主催音楽フェス、ふたたび! 整骨院主催のインディペンデントな音楽祭として注目を集めた、地元密着型音楽イベント「林整骨院音楽祭」がふたたび! 今回は、主催者である林副院長がもっとも栃木に呼びたかったアーティストと語る、“あらかじめ決められた恋人たちへ”をはじめ、水中、それは苦しい、NINGEN OK、Limited Express(has gone?)、VOGOS、地元枠として、鹿沼市で活動しているUNDER SOCKSなど、己の音楽を探求し続けるアーティストが集結。そ

今ここから未来の人へ。 【コーネリアス Mellow Waves Tour 2018 ライヴレポート】 (文:こたにな々)

※全座席には椅子の背もたれに型を合わせたフライヤーがかかっていた※ --- ------------------------------2018.10.08 東京国際フォーラム ホールA 昨年に引き続きまたスクリーンに映る光の輪をジッと、粒子を見つめられる事に喜びを感じ、会場SEはミニマルなエレクトロダンスミュージックが鳴っていた(Cavern Of Anti-Matter『Void Beat』)。今日は波の音はしないのかなと思っていると、どこからともなく知っている

アントニオ・ロウレイロ『リーヴリ』 公開ライナーノーツ① 文:高橋健太郎

ブラジル最注目のシンガーソングライター/マルチ奏者、アントニオ・ロウレイロが、2018年10月に6年ぶりとなるスタジオ録音作『リーヴリ』をNRTより発表しました。 本稿は公開ライナーノーツと題し、CD・LPの購入特典であることが常の解説文をリリースしていく試みです。 ロウレイロの音楽を日本で初めて紹介し、ブレイクのきっかけを作った音楽評論家・高橋健太郎氏に、最初の評をお願いしました。 ※『リーヴリ』公開ライナーノーツ① 文:高橋健太郎 ※『リーヴリ』公開ライナーノーツ② 文

小西真奈美『Here We Go』

 小西真奈美の「I miss you E.P」を初めて聴いたのは2017年のこと。筆者が抱く小西のイメージは、役者として素晴らしいキャリアを積み重ねてきた人というものだ。KREVA“トランキライザー”のカヴァーでiTunesヒップホップチャート1位を獲得した後も、それは変わらなかった。しかし「I miss you E.P」は、その認識を撤回させるには十分すぎるクオリティーを見せつけてきた。作詞作曲も手がけた小西のウィスパー・ラップは高い中毒性を持ち、感情の機微を突く言葉が

【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます。vol.2

前回のノートではギャラに関してお伝えしましたが、本ノートではそれ以外の経費をご紹介します。 海外からアーティストを招聘すると、皆さんもすぐに思いつくと思いますが、以下の経費がプラスで必要になってきます。 ・渡航費 ・ホテル代 ・ビザ取得費(※自社で取得もできます) ・アテンダー費・国外事業者が行う芸能 ・スポーツ等に係る消費税の課税方式 上記の中身を確認していきましょう。場合によっては必要以上に経費が掛かってしまいますので、注意してくださいね。 ・渡航費海

¥200
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ravenknee - OVERDOSE

昨年結成、東京インディーズバンド。かっけえ

数々のクリエイティブな楽曲は、こうして誕生した――安室奈美恵を刷新したプロデューサーの本音

――安室奈美恵の覚醒をバックアップしたプロデューサーといえば、T.Kura&michicoの両氏を避けて通ることはできない。アトランタ在住の両氏に、彼女のプロデュース業について話を聞いた。 「安室さんはSUITE CHICのプロジェクトでヒップホップ・サウンド寄りになり、うまくこなせると証明されたので、『このままさらなる主張をする』というコンセプトのもと、初めて楽曲を制作したのが、アルバム『STYLE』の冒頭曲『Namie's Style』でした。〈Namie=私〉それまで

¥100

ルーツミュージックから考える特異なプレイリズム~ポリリズムと言う異能~

■要約すると ・音楽的側面からサッカー選手の「独特なリズム」について考えた ・調べてみると、ラテンミュージック(特にサンバ)が目立って特別ぽい。 ・サンバのルーツを辿ると、びっくりするような結果が・・・!! 【文:黒田 泰孝(twitter→@an_tropical)】 ‘93年Jリーグ開幕戦の抽選に当たるなどサッカーに縁浅くない割に、中学・高校はバスケ、大学ではジャズの道を進むなど方向性のない、興味がある事にはまず触れてみるスタイル。浦和レッズを気にかけて追いかけるものの

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Senri Oe/ Wallabee Shoes( from " Boys & Girls")

For your consideration of 61st Grammy Awards, please take a moment to check lyrical jazz SENRI OE, jazz pianist and composer. https://soundcloud.com/user-144830564-561904243

【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます。vol.1

このノートを見ている方の中にも、海外からアーティストをイベントに招聘する企画を考えている方もいるかと思います。そんな人のために、そして国内のアーティストと海外のアーティストが交流する機会が増えることも願って、解説していきます。 前提条件 ・出演者のギャラ:¥1,000,000 ・支払先は国内、海外共に法人 ジャン!なんと支払総額では365,087円(36.5%)も多く支払う事になります。

¥200