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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2024年9月の記事一覧

社長ってなんでもできる超人だと思ってた

いきなりですが、暗い話題から入ります!(笑) 株式会社TimeTreeを起業したのが2014年。そこから4年が経った2018年に、TimeTree社長深川は潰れそうになっていました。 当時は3度目の資金調達に奔走していたり。組織が大きくなりはじめたころで、コミュニケーションや人員配置の悩みごとが増えたり。 上司の顔色をうかがいながら仕事をする不合理がいやで、強い意志をもってつくらなかったマネージャー職。でも結局、社内のあらゆる調整ごとを自分でやっているだけになっていたり

「管理部門が全員退職」のハードシングス裏側。本当にやばいことと、なんとかなること

ビジネスメディア・PIVOTでの『社長改造』企画、ご覧いただいた皆さまありがとうございます。 ワンメディアでは昨年から今年にかけて「管理部門が全員退職」というハードシングスが発生しました。当時は(今も)事業成長を止めないように必死で、動画公開後の叱咤激励コメントを拝見して「あ、うち結構やばいこと起きてたのか…」というのが私の正直な感想でした。 (よくポジティブなサイコパスだね👽と言われるので、若干感覚狂ってるかもしれません笑) とはいえ「なぜ管理部門が全員退職したのか?」

フェムトマガジン(第806号) 非参加型優先株について+上場までの資本政策(2024年10月その3)

今週も、2024年10月に上場予定の会社の資本政策を見ていきますが、その前に、今ネットで議論を呼んでいる、非参加型優先株と参加型優先株について、コメントさせていただきます。(noteの仕様で有料コンテンツの形式をとってますが、この参加型と非参加型の部分は、一般公開させていただいてます)。 追記:一部、参加型と非参加型の説明が逆になっておりました。訂正してお詫びいたします。 非参加型・参加型とは? まず、非参加型と参加型の違いから。 非参加型(non-participa

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スタートアップ企業における難しい仕事と容易な仕事。創業者における仕事の難易度の峻別と仕分け。

本日で創業して6ヶ月。 初めの半年間は、向こう3年間で売上100億円という事業計画を立てているため、其の達成難易度の仕分けを行っていた。創業すれば起業家や投資家の知り合いも増える。真摯に耳を傾け、事業における達成難易度に耳を傾けた。 難易度が難しそうに見えて、実際には難易度が低い仕事例えば、資金調達。創業前に何人かの起業家に相談したこともあり、必要時間軸と、自らの社会与信と照らしての資金調達金額と投資供給先は判断できていたこともあり、(投資家の皆様に大変感謝しつつも)達成

ROXXの上場に寄せて

2024年9月25日に株式会社ROXXが上場した。「上場することは決して起業家にとってゴールではなく……」のような意見もあるが、ここは賛辞の言葉を送りたい。上場、本当におめでとう。 ROXXとは10年来のつきあいがあり、自分にとってはスタートアップの世界に足を踏み入れて最初にあった企業のひとつだ。 思い出が風化しないうちに、彼らとの道のりを記しておきたいと思う。 10年も経過すると、思い出す仕事は、与えた価値とも貰った金額とも全く比例しないらしい。上場当日に招かれた東証での

ダイニーが Tier1 グローバル投資家から「74.6億円のシリーズB」を実現した方法

はじめにまず、先日の「1塁打」投稿について、想定以上の反響や様々な意見を頂けたことに驚き、また感謝しております。 予想していた方もいた通り、このブログポストの一番の目的は以下のようなものでした。 「資金調達リリース直後の最も注目度が高いタイミングで、もう一発、IT業界に認知されるようなことを行い、採用に活かす」ということ。 そのため、何よりもインパクトを重視しました。語調は強く、文体も敬愛している三島由紀夫に寄せ(笑)、敢えて文学的な表現、リズムを取り入れました。 そ

新規事業を成功させたいスタートアップや大企業が「PMF」するために考えるべきこと

こんにちは。株式会社マイノリティの代表の柳澤です。 当社はシード期〜シリーズAのスタートアップを中心にグロース支援をしており、主にBtoB企業のプロダクトマーケットフィット(PMF)の推進、マーケティング・営業戦略の立案を担っています。 このnoteでは、多くのプロダクトのPMF前後のフェーズを間近で見てきた経験から「スタートアップや大企業の新規事業がPMFするために必要なこと」について解説していきます。 こちらの「PMFの基礎知識」マガジンに随時記事を追加していますの

「1塁打」を狙う日本のVCに、存在価値はあるのだろうか?

日本のスタートアップや VC は、本気でホームランを狙っているのか? 大半のプレイヤーがスモール IPO で満足しているのではないだろうか? 日本のスタートアップ界隈は、皆、「1塁打」を狙いすぎだ。 起業家のビジョンも小さいし、投資家のレベルも低い。その上で、いやしくてつまらない「界隈意識」と、くだらない「同調圧力」によって、「仲良しこよし」で小さくまとまっている。その生ぬるさと閉塞感には、正直言って辟易している。 本来、スタートアップとは「100社に投資して、1社が大

ROXX社が上場した

本日9月25日、ROXX社が東証グロース市場に上場した。上場とは資金調達の円滑化を目的とした、企業を成長させる手段のひとつに過ぎず、それ自体を祝うものではないという指摘を甘受しつつも、ここは「おめでとう」という言葉を僕は送りたい。よくぞここまで。社歴や事業変遷などは今後各所で語れることになるだろうから、この日記エッセイでは、同社に関する僕の個人的な観察と感想を記載する。 共同創業者であるナカジマ氏・ヤマダ氏との出会いは2013年春にまで遡る。彼らは20歳、大学3年生だった。

🇯🇵日本で上場した宇宙スタートアップのIR資料をみてみよう、の巻

この記事ははじめに今回はまさにタイトルの通り、国内で上場したスタートアップのIR(インベスター・リレーションズ)の資料をみて、あれこれコメントさせていただく記事です。 上場企業になると情報開示が徹底されるため、財務状況なども含めて色々とオープンになるのがよいですね。 それでは行ってみましょう〜 ※投資は自己責任でお願いします 対象社”宇宙スタートアップ”という括り方には明確な定義はないので、独断と偏見で今回は下記の3社を対象とすることにします。 株式会社 ispace

終活をもっと身近にしたい、もっとオープンにしたい

この記事の目的を簡潔に話すと「一緒にプロダクトを創る仲間(特に一人目のエンジニア)を探している」という内容です。「人生の終わりにあたってのプランニング」とは重いテーマゆえに先延ばしにされがちなテーマです。僕たちはこの問題を解決したいと考えています。転職や起業を考えている人、世界観に共感してくれる人に是非読んで欲しいです。 そもそも終活とは「終活」とは2009年の"週刊朝日"で初めて生まれた言葉です。意味は「人生の終わりを見据えて行う活動や準備のことで、遺された家族に負担をか

誰も教えてくれないスタートアップの権限委譲

はじめにこんにちは。ログラスでCOOを務める竹内です。 現在ログラスでは、メンバーをさらに知って頂く目的で「ログラスサマーnoteマラソン」と称し、noteを更新しています。 様々なメンバーがnoteを更新し続けている中、最後に私の番がやってきました。なかなかnoteを書く機会も少ないのですが、皆さんの勢いをお借りして書かせて頂きました。 今回は、「スタートアップにおける権限委譲」についてです。 この記事で伝えたいことスタートアップにおける権限委譲の難しさ 権限委譲の本

バーティカルSaaSの進化とその先にあるもの

気になったフィンテックニュースをXで配信しているのですが、毎週ニュースを追いかけていく中で、バーティカルSaaSが次のフェーズに向かい始めていることを感じています。そしてその行きつく先にあるのが、最近時折目にするテクノロジーをテコに単一業界をロールアップするビジネスモデルなのではないかと考えていたりします。 そんな中、、発見したのがこちらのブログ。かなり自分が考えていることと近かったので、こちらを参考にしつつ、改めて自分の考えをまとめてみたいと思います。 ホリゾンタルSa

教育系インパクトスタートアップをやる決意

はじめまして、株式会社MoonJapan代表取締役CEOの藤田岳です。 経営者含め普段から沢山のnoteは読むんですが、今回自分としても決意表明的なものを残しておこうと思い、このnoteを書くことにしました。 自己紹介まずは自己紹介から。 改めて、藤田岳と申します。普段はガックンって呼ばれてます。 2004年06月22日 17:50分 東京生まれ、2024年にやっと20歳になり、お酒デビューを果たしました! MBTIはENFJ(主人公)です! 趣味は国内外旅行・音楽・映画で