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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2018年12月の記事一覧

良いKPIとはなにか、あるいはガールズバー施策について

こんにちはHikaru Kashidaです。 今回の記事では良いKPIとはなにか、について書きたいと思います。 気づいたらとっても長い記事になっていたので、ご注意ください。 この記事で述べることのまとめ ・"良いKPI"は『正しさ』と『使いやすさ』という要素に分けられる ・この両立は難しく、良いKPIを作るのは簡単ではない ・正しくないKPIはガールズバー施策を生む ・良くないKPIの例はごまんとある 読んだ方の感想 公開後、素敵な感想をたくさんいただけたので、いく

#01 エストニア② 「Skype」を生んだ“スタートアップ都市”

いま注目すべき取り組みを行っている街を訪れ、街づくりの未来を探るプロジェクト。 最初の訪問先は、“世界最先端の電子国家”として発展を遂げたエストニア共和国。 インターネット通話サービス「Skype」を輩出した活発な起業家マインドを探るべく、ITスタートアップのオフィスを訪問。世界中を旅しながら働く「デジタルノマド」のための画期的サービスとは? ▶︎ 前編 ① “世界最先端の電子国家”へ ▶︎「Field Research」記事一覧へ 「Estonian Mafia」が牽引

大学院で学んだスキルを活かせたヘルスケアスタートアップでの一年とは

軽く自己紹介 バックテックの坪井(@yamatoyamamato)です。 バックテックでは基本的に「ポケットセラピスト」で働くセラピストのマネジメントをしていますが、スタートアップらしくそれ以外にも何でもしています。 また、バックテックで働きながら、神戸大学大学院保健学研究科の博士課程に所属しながら、働く人の健康の研究をしている大学院生です。医療の国家資格である理学療法士でもあります。 noteでのブログは初挑戦ですが、2018年のバックテックでの自分を振り返っていき

2018年ミラティブが実践したコミュニティづくりのあれこれ[オフ会編]

ミラティブのコミュニティマネージャーをしています。まお(@spring_mao)です。 ミラティブでは、ユーザーさんに向き合った試みやイベントを定期的に開催しています。2018年に実施した試みの中でよかった!と思えることを発信する企画の最終回です。 前回は、複数人のユーザーさんと運営とでお話をする「グループインタビュー」について書きました。ぜひご覧ください。 今回の最終回はオフ会編として、10月〜12月の期間に実施してきたオフ会の内容や運営についてよかったことをお話しし

2018年のバックテックを5つの視点から振り返ってみた

皆さん、おはようございます。今日で2018年も終わりですね。お世話になった皆さまありがとうございました!今年も苦悩と喜びを毎日噛み締めるというような日々を過ごしてきました。刺激的で楽しかった!笑 2018年のバックテックを、次の5つの項目【プロダクト・セラピスト・営業(インサイドセールス/フィールドセールス)・カスタマーサクセス・メディア戦略】から振り返っていきたいと思います。 ①プロダクトのブラッシュアップ バックテックの最優先事項はいつも『ユーザーの課題を特定し、本

スタートアップへは本来転職なんでしょうけど。。

日本の場合、スタートアップの給料が大企業のレベルに至っていないので、出向という形をとらないと、派遣される大企業社員が個人的に損しちゃうからなんでしょうが、少し話が小さいですよね。スタートアップが今はまだしも、そのスタートアップが将来大化けする、あるいはスタートアップに転職して自分のvalueが上昇する期待(つまり、どちらの場合も、今スタートアップに動いた方が、自分の将来の所得が大企業の今後の給与カーブをはるかに上回れる期待)があれば動くはず。それは、スタートアップ側もその期待

地方発ユニコーン企業が明日の日本を創り出す④【ケーススタディ:フード業界編】

地方からユニコーン企業を創出することを考えるとき、新たな産業を創り出すのか、それとも既存の産業を発展延長させていくのかという2つの方向性が考えられる。ヨーゼフ・シュンペーター博士の理論を援用すると、新たな産業を生み出そうという方向性は変革型イノベーション(Radical Innovation)となり、既存の産業を発展延長させていく方向性は漸進的イノベーション(Incremental Innovation)と言えるだろう。 結論から言えば、地方創生のためには、どちらか一方に傾

20代でスタートアップに行く意味は、上がいないこと

このTweetが比較的拡散されたのですが、20代でスタートアップに行く最大の価値はマネジメントを経験できる可能性が高くなるからであると考えています。 ではなぜ20代でマネジメントを経験した方が良いのか、或いはスタートアップだとマネジメントの経験ができる可能性が比較的高いのかについて書いていきたいと思います。 もし大企業にいる20代の方で、本記事が刺さるという方は是非今後スタートアップというものも視野に入れてみていただければなと思っています。ちなみに筆者の経営しているFin

僕が投資家をやっている理由、NOWを家入さんとやっている理由、スタートアップ業界に対する思い

こんにちは。NOWの梶谷です。今年は、5月に家入さんと一緒にNOWを立ち上げ、40社へ投資、ファンド規模も数十億円となり、まだまだやれたという気持ちも強いですが、ギリギリ最低限はやれたかなと思ってます。 さて、ちょうど年末でキリも良いので、僕が投資家をやっている理由、NOWを家入さんとやっている理由、スタートアップ業界に対する思いをお話させてもらいたいと思います。 そもそも僕は新卒で証券会社に入ってIPOの仕事を10年くらいやりまして、50社以上のIPOに関わらせて頂きま

多拠点モデル実装!!  ベルフェイスが "今さら" Zoomにケンカを売る理由

全ての営業マンへChristmas プレゼントというわけでもないが、12/25にベルフェイスは多拠点で商談できる新モデルをリリースした。 『多拠点型ベルフェイス』とは? Web会議を立ち上げて相手にURLを送るだけで、複数名がオンラインで商談できる機能    ※対応ブラウザ:Chromeのみ 『ベルフェイスって複数人で使えるようにならないんですか?』サービスリリースして2年半、これはもっとも多い要望だった。しかし、我々はそれを頑なに拒み続けた。 「あ、それだったらZoo

2018年ミラティブが実践したコミュニティづくりのあれこれ[グループインタビュー編]

ミラティブのコミュニティマネージャーをしています。まお(@spring_mao)です。 ミラティブでは、ユーザーさんに向き合った試みやイベントを定期的に開催しています。2018年に実施した試みの中でよかった!と思えることを発信する企画の第2回です。 前回は、ミラティブで月1回公開している「運営だより」という運営からのおたより記事について書きました。ぜひご覧ください。 今回はグループインタビュー編と題してお話をしていくのですが、いわゆるユーザーインタビューとグループインタ

資金調達であらかじめ知っておきたかったこと

scoutyでコーポレートを担当している野崎(@mikupaccho)です。 この記事は scouty Advent Calendar 2018 の24日目です。 2018年12月21日にプレスリリースを打ちましたが、総額3億円の資金調達が完了しました。 前回の資金調達と異なり金額が大きいこともあり、多方面にご迷惑をお掛けしながらなんとか完了出来たので、その経験をせっかくなので note に残しておこうと思います。ですが、バリュエーションについてや、プレゼン方法、どのベン

CyberAgent AdTech Studio Deep Dive

CyberAgent Developers #2 Advent Calendar 2018の12/24の記事です。 最近(再び)採用にも携わるようになったので、手っ取り早く「サイバーエージェント アドテクスタジオ」での仕事・環境について知ってもらうリソースとしてこれを機会にまとめてみたいと思います。 候補者や(まだ配属先が決まっていない)内定者と直接話す機会はあるものの、短い時間で口頭で紹介しつくすのは難しく、会って話せる人の数にも限りがあります。この記事は私がよく聞かれ

スマートシティは宝の山、中国IT大手が成果を競う

オリンピックや万博で盛り上げるのは話が小さい。中国ではスマートシティ(智慧城市)建設競争が勃発しているのだ。オリンピック村を数百、いや数千の単位で作るくらいの規模である。さまざまな業界が色めき立つのも無理はない。 ■冷たい行政私の上海生活はわりと順調だったが、ある冬に部屋の中の排水管が凍結して水が出なくなったことがある。この程度なら笑い話だが、冬に部屋の中が寒いのは上海ならでは。揚子江より北ではスチーム供給を行うので、部屋の中はポカポカ。上海よりも快適なのだ。しかし、それは