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経済 記事まとめ

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記事一覧

【来週の見通し】主な経済・投資関連イベント(11/11-15)

<読了目安時間:21分> 冒頭に2分まとめあり 皆さん、こんにちは。池田です。記事をお読みいただきありがとうございます。この記事では、24年11月11日の週における主な政治・経済・企業関連イベントの見通しを解説します。 大統領選挙と議会選挙を終え、まだ下院の情勢は確定していないものの一段落した感じがありますね。ただ、この週も結構重めの経済指標が控えているので要チェックです。 忙しい方向けに冒頭に「2分まとめ」を用意していますので、まずはそこだけでもお読みいただければ全体

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加重平均資本コスト(WACC)の簡易計算シート

以前、こちらの記事で加重平均資本コスト(WACC)を解説しましたが、条件設定の仕方によって負債コストと株主資本コストには色々な計算方法があることから計算のハードルが少々高く、「ひとまず簡易的にでもいいから計算してみたい!」というお声を頂戴しておりました。そこで、可能な限り簡易的に計算出来るようスプレッドシートを作成しました(ROICも計算出来るようにしておきましたのでROICスプレッドも簡易的に算出可能)。 なお、この方法で計算するWACCはROICスプレッドの時系列推移を

11月FOMCのポイント解説(声明文、議長会見ほか)

<読了目安時間:6分> 大統領選の熱が冷めやらぬなか、日本時間11月8日(金)午前4時に連邦公開市場委員会(FOMC)が終了しました。通常、FOMCは米現地時間火曜から水曜にかけて行われ、日本時間の木曜未明に終了するのですが、今回は大統領選が直前の火曜に行われたことから、1日の時間的な余裕を持たせ、日本時間金曜未明に終了するというスケジュールになりました。 FF金利(政策金利)誘導目標は、市場予想どおりに0.25ポイントの利下げを決定し、従来の「4.75%〜5.00%」か

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近経とマル経,そしてポリコレ

 さて本日は「経済学と社会学,そしてポリコレ」の続編です.やんわりと経済学史入門な話でもあります.近経(近代経済学)とはミクロ経済学とマクロ経済学を理論的基礎にする……今日の主流派経済学のこと.マル経はマルクス経済学です.

銘柄メモ #3

今回は、以前紹介した銘柄の決算についての簡単なメモです。 月初ですが、決算期なので決算関係の記事になります。 ※戦略記事については週末に書きます。

米連邦議会選のそもそも解説と24年選挙の注目ポイント(事前メモ)

<読了目安時間:13分> 米国時間で本日(日本時間で明日朝)に開票される米大統領選と併せて、米議会選挙も実施されます。この記事では昨日アップした大統領選に続いて、米議会に関する基本的な解説と、今回の選挙の見どころを整理しました。 なお、この記事ではあくまで制度的な説明を中心とし、政策的な説明は実際に大統領選と議会選の結果が出てから別記事で取りあげます。 大統領選については昨日アップした記事をご覧ください。

経済学と社会学,そしてポリコレ

 103万円の壁にトリガー条項と選挙以降の焦点がかつてないほどに政策ベースになっています.103万円の壁については先日のエントリ「103万円の壁の論点」を参照いただければ幸いです.またトリガー条項については私は喫緊度が低いと考えています.そのため,萩生田光一氏のtwの通り柔軟性が高い支援方式を続けるのか恒久的な措置を目指すかは少し時間をかけても好いと思います.  政策が政治問題の中心に躍り出たことは大変望ましい...そして政策問題ならば「合理的な解」をさぐる営為ががぜん重要

ISM非製造業景気指数、ポイント解説(24年10月)

日本時間11月6日午前0時に発表されたISM非製造業景気指数。大統領選に隠れて注目度はあまり高くありませんでしたが、総合指数は56.0と予想53.8を上回り、前回54.9から改善。4ヶ月連続で景況感の境目となる50を上回る状況が続いています。この記事では総合指数の内訳や、現場感を押さえるために欠かせない企業担当者コメントなどをショートメモとしてまとめました。 11月1日に先んじて発表されたISM製造業景気指数の結果はこちらから👇

米大統領選のそもそも解説と24年選挙の注目ポイント(事前メモ)

<読了目安時間:6分> 米国時間5日(火)に大統領選と議会選が行われます。もともと2024年は選挙の年と言われていましたが、いよいよ大本命の大統領選ですね。この記事では大統領選の注目ポイントを整理します。サッと読めるような文章量にしましたので、あまり肩肘張らずに読んでいただければと思います。 追記)米議会選についても解説記事をアップしました👇 大統領選のそもそも話各州は勝者総取り 今回の大統領選で、共和党大統領候補のトランプ氏と民主党大統領候補のハリス氏が50州と首都

ビッグテック決算まとめ(24年7-9月期)

<読了目安時間:13分>(冒頭1分まとめあり) こんにちは、池田です。10月最終週にアップルやマイクロソフトなどビッグテックの7-9月期決算発表が集中しましたね。この週はこれ以外にも米GDPや雇用統計、日銀会合などとにかく沢山の重要イベントが重なっていたのでひとつひとつの内容を把握しきれていない方もいることでしょう。 そこで、この記事ではビッグテックと呼ばれるアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタ・プラットフォームズの決算を「クラウド」と「設備投資」とい

東京オフ会、参加調査実施中です!

こんにちは、池田です。 先日掲示板でお知らせしましたが、記事としても改めてご案内します。 今月、東京でオフ会を予定しています。 ご参加希望の方は以下のリンクからご回答いただけますと幸いです🙌

【経済解説】来週の主なイベント見通し(11/4〜8)

<読了目安時間:18分> (有料パート冒頭に3分で読める "簡易版" あり) 皆さんこんにちは、池田です。怒濤の10月最終週が終わりましたね。あまりにイベントが多過ぎててんやわんやでしたが、実際のところ米大統領選を控える中で市場の動き(特に米国株)はそこまで大きくはありませんでした。 そんな米大統領選が来週5日(火)に投開票を迎えます。「選挙の年」と言われた今年の中でも最も注目される選挙です。更にはFOMCも予定されており気は抜けません。この記事で見どころを分かりやすく整

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基礎控除引上げの財源を考える

自民党・公明党・国民民主党、「手取り増」妥結探る 公約通りなら7.6兆円減税 - 日本経済新聞 近年の財政指標は改善が続いています。背景には、円安に伴う法人税収増や物価高に伴う消費税収増、ブラケットクリープ現象に伴う所得税収増などがあり、国民民主党も自党が主張する「年収の壁」の103万円から178万円への引き上げの財源は税収の上振れで賄えるとしています。 そもそも財政の健全性を判断する国際標準的な指標は「政府債務残高/GDP」比であり、あくまで日本の財政目標となっているプ

「103万円の壁」の論点

 連日持ちきりの103万円の壁問題について.論点整理していきましょう.中身は, ・103万円の壁は存在しません(誇大広告) ・税制上は,実は,たいした壁ではない ・それでも103万円の壁撤廃が必要な理由 ・税収減少7兆円論のあやまり あたりです.全公開にしようかと思いましたが...論理が込み入っているので会員限定します.図表・内容の引用は良識の範囲でよろ.