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note デザイナーマガジン

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noteのデザイナーが考えるデザインについて書き綴ります。 noteのお仕事の裏側などについて発信します。 https://note.jp/n/nf1a45fb051de
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#デザイン

noteデザイナーが読んでよかった、知識を深める珠玉の39冊

デザインの仕事を続けていると、新しいツールやトレンドを追うだけではなく、知識を深めることの大切さに気づかされるときがあります。 そんなときに本は頼れる存在ですが、noteで働くデザイナーも「読んでよかった」と思う本に出会ってきました。実務の中で直面する課題や悩みを解決するヒントを得たり、新しい発想を引き出してくれるきっかけとなったりすることも少なくありません。 今回紹介する39冊は、デザインの基礎から応用、心理学や思想、さらにはデザインを超えた分野まで幅広く集まっています

noteらしさを支えるデザインの力と、
その先にあるサービスの価値

これはSpectrum Tokyo Festival 2024の発表資料です。当日はゆったりと見てもらうために、メモや撮影などしないで良いよう記録として残しています。 -------👇ここから発表内容👇------- こんにちは。note株式会社 執行役員CDO(Chief Design Officer)の宇野です。 このSpectrum Tokyo Festivalではご縁あって、一昨年から3年連続で協賛をさせていただいています。よろしくお願いします。 今日のテーマ

協賛したくなるイベントの条件は? 〜CDO目線で考える5つのポイント〜

こんにちは。noteのCDO(Chief Design Officer)の宇野です。 noteは2022年/2023年に続き、今年もSpectrum Tokyo Festvalというデザインイベントに協賛しています。 せっかくなので、僕らはなぜこのイベントに協賛したのか、どのような基準でさまざまな協賛を決めているか、noteのCDOとしてとくに厳選した5つのポイントを今回はご紹介します。 ※注意 あくまでこれは、note社のいまのフェーズ、いまのメンバー、いまのプロダク

「1→10」が得意なデザイナーは貴重。複数社で活躍するデザイナーが語る、プロダクト成長に欠かせない考え方

専門職を中心に、働き方の選択肢が広がりをみせている昨今。複数社で働くことでよりキャリアを広げたり、組織に新たな視点をもたらしたりと、その可能性は着実に広がっています。 現在noteでは、社員として働くデザイナーに加え、業務委託などのメンバーたちが、それぞれのスキルを活かして事業に貢献。今回は他社でも活躍しながら、noteを支えるプロダクトデザイナー3名に、noteに入って驚いた「ABテスト」にまつわるお話やどんな組織でも活かせる“デザイナーのマインドセット”を語っていただき

noteのイラストシステム「JOY」を無償公開します🎁|無償公開の裏側

noteは2024年3月13日より、オリジナルイラストが利用できるイラスト素材集と、パーツを組み合わせて4万通りのカスタマイズができるイラスト作成ツールを無償で公開しています。イラストを描くのが苦手な方や、デザインに困っていた方も、手軽に自作コンテンツにぴったりなイラストを利用できますので、ぜひお使いください! この記事では、イラストシステムを無償公開した目的や、社内で取り組んだことなど、裏側をお届けできればと思います。 前回の「noteのイラストシステム設計の裏側」も、

noteタイムセール機能のデザイン舞台裏

noteでは先日、タイムセール機能をリリースしました!販売期間を設定し、その期間中はお安く記事を販売できる機能です。 私はこちらの機能でデザインまわり全般を担当していました。今回はそのプロセスを残しておきたいと思います。 0. 何を作るか考える今回私は「どういう形態かまだ決まってないが、販促になりうる新しい販売設定を模索したい」といったまだふんわりした段階から担当しました。 ●他社調査でバリエーションを洗い出す まず、どんなセールがあり得るのか他社事例も加味しつつ洗い

リクルート・GMOペパボ・noteで考える、デザインチームのあり方とは?【イベントレポート #デザインマネジメントナイト】

日々、「どうすればよりよいデザインチームをつくれるのか」「メンバーの成長をどう支援すればいいのか」と、頭を悩ませている現場のデザインマネージャーたち。 正解のない課題に向き合う中で、自分自身の成長やキャリアに悶々とすることも多いでしょう。 そんな悩めるデザインマネージャーに向けて、リクルート・GMOペパボ・noteの3社でイベント「デザインマネジメントナイト」を開催しました。 この記事では、当日のLTとセッションの様子を、一部ご紹介します。 noteでは、今後もデザイナ

2024年、noteのデザイナーが関わった施策をご紹介します

1月の施策新機能「noteポイント」導入 有料記事の購入に利用できる「noteポイント」の機能を導入。1月時点ではWebブラウザ版でのリリースですが、4月にはアプリ版も開始。デザイナーも多くの要素を検討しながら導入に向けた準備を進めました。 関わったメンバー:みんな 公式Instagramのクリエイティブリニューアル note社では、2023年から公式インスタグラムの運営を開始しました。誰でも一定のクオリティを保ちながら投稿ができるよう、テンプレートを作成。それを1

デザインと事業成長の好循環をつくる秘密 〜noteの『ズル』ができないプラットフォーム体験の裏側〜

こんにちは。noteのCDO(Chief Design Officer)の宇野です。 今日は日ごろ面談をしていてよく質問をいただく、noteの事業と体験のデザインの密接な関係についてお話しましょう。 僕らは上場企業として利益を上げるという責任を持っています。とはいえ売上を上げるためにユーザー体験やデザインを犠牲にすることはなく「きれいな世界」ができているのはなぜなのか?これについてよく質問を頂くのです。 今回は事業KPIとユーザー体験の両立をnoteがどのようにしているの

デザイナーとPMの協力体制をうまく築くには?二人三脚でプロダクトを成長させるコツ

ユーザーにとって価値あるプロダクトを生み出すには、なにが必要でしょうか?そのカギを握る一つが、デザイナーとPM(プロダクトマネージャー)の効果的な連携です。 この記事では、note社でデザイナーを務める山崎凌さん、PMとして、noteの開発に携わる石坂優太さんを取材。法人向け高機能プラン「note pro」を開発するおふたりに、相互コミュニケーションにおいて工夫している点や、それぞれの役割で大切にしているポイントについて、くわしく話を聞きました。 toB向けサービスはより

デザインレビュー、もう迷わない!noteが大切にする3つの視点

プロダクトの開発やカイゼンを行う際、そのデザインが最適であるのか、レビューを受けることはとても大切です。 一方で、「一体、誰にどの観点でレビューをもらうべきか」は意見が分かれるテーマではないでしょうか。 noteでは、「デザインはデザイナーだけのものではなく、社内の全員が意識し、考えていくもの」という考えから、デザイナー以外のメンバーがレビューをする機会も少なくありません。また、CDOやCXOなどの経営陣からレビューをもらう機会も多く、アドバイスはさまざまな機能に反映され

ダークパターンが生まれにくいデザインプロセスとは。クリエイターファーストのUI・UX設計

ユーザーにとって心地よいプロダクトを生みだすには、なにが重要でしょうか? 自社の利益を優先するあまり、ユーザーを誤解させるような「ダークパターン」(※)と呼ばれる設計を生まないことも、ひとつの大切な要素です。 この記事では、note社でCDOを務める宇野雄さん、プロダクトマネージャーとして、noteの開発に携わる大内田喜一さんに取材。「ユーザー体験を第一に考えれば、結果的にダークパターンは生まれにくい」と話すふたりに、デザイナー・プロダクトマネージャーとして大切にしているポ

note公式の脱・属人化を実現するInstagramクリエイティブ戦略ーブランディング5ステップ

インスタグラムは視覚的な印象がとても重要なSNSです。どうすればアカウントを魅力的に見せ、フォロワーにインスピレーションを与えることができるでしょうか…?noteでは昨年からインスタグラムでの活動を開始し、1年間の運用を通じて様々な工夫と改善を重ねてきました。 この記事では、効果的なアートディレクションとビジュアル制作運用のために実践した取り組みを5つのステップに分けてご紹介します。インスタグラムでブランディングを行う際の参考になれば幸いです! ステップ1: 立ち上げとル

ポートフォリオって必要ですか? 〜採用フローから消したポートフォリオの話〜

こんにちは、noteのCDOの宇野です。 今日は、note社のデザイナー採用において、ちょっと思い切った意思決定をしたので、それについて書いてみます。 それは、デザイナーの採用面接時に、ポートフォリオの提出を必須としないことです。 ポートフォリオってなんのためにあるんだっけ?ひとくちに「デザイナー」といっても様々な職種がありますが、そのほとんどの方がポートフォリオを一度は作ったことがあると思います。まだプロとしての仕事をしていない方でも、入社時にポートフォリオの提出を求