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【映画感想文】ほぼジャッキー・チェンな「キングスマン2」

前回に続いて、キングスマン2の感想も書いていこうと決めた。ちなみに現時点(1月27日)ではプライムビデオ会員も無料で見れなくなってしまった。

さて、今回の「キングスマン:ゴールデン・サークル」だが、タイトルにもある通り、かなりジャッキー・チェン感が強い。何がって、アクションがだ。無論、キングスマンにはキングスマンなりのアクションがある。傘を使ったり、靴に隠されたナイフを使ったり。だが、それを使う描写がジャッキー・チェン過ぎるのだ。

それについて、詳しく書いていく。ネタバレ注意だ。


あらすじ

エグジーがキングスマンのエージェントとして活動を続ける中、強力な敵・ゴールデン・サークルという麻薬王の組織と対決することになることから始まる。
そして最終的に、エグジーとハリーはゴールデン・サークルとの壮絶な戦いを繰り広げ、仲間たちと共に平和を取り戻す。


感想

アクションシーンはまさに圧巻!
ゴールデン・サークルの本拠地で繰り広げられる壮大な銃撃戦や、ハリーが記憶を取り戻しながら戦うシーンなどは、非常に迫力がある。アクションの中でハリーとエグジーが一緒に戦うシーンは、息を呑むような緊張感があり、観客を引き込む力強い瞬間が詰まっている。


でもだ。やっぱりジャッキー・チェン感がいなめない。2つの動画を見て欲しい。

体力ゲージは気にしないで↓


この2つの映画には、似た特徴があるのが分かる。
・スローモーションが使われている
・編集でなんとかかっこよくせず、フィジカル系でかっこいい
・目早く変化するカメラの画角
1つずつ詳しく書く。

1.スローモーション

もう気づいていると思うが、どちらの映画にもスローモーションが色濃く使われている。ジャッキー・チェンの映画であれば、強く蹴られて飛ばされるシーンだったり、キングスマンであれば、ムチをくぐり抜けるシーンだったり。

スローモーションによって、視覚的な緩急、つまり”動き”を流れるように表現することができる。

2.フィジカル系のかっこよさ

変に編集が入って微妙になった普通のハリウッド映画では、このかっこよさは見られない。ただ、この2つの映画はフィジカルをメインにして撮影されているので、キャラが殴られている時に感じる痛みを観客である私達も感じることができる。これが良い。

ジャッキー・チェンの映画ではもちろんのこと、キングスマンでは俳優がアクションに力を入れすぎてそのシーンの撮影以外つまらなく感じたらしい。

やっぱり、”アクション映画”というからには体を張ってスタントしてもらいたい。絶対編集よりもかっこいいに決まっている。

3.目早く変化するカメラの画角

ジャッキー・チェンでは上半身を映すところから一気に下半身を映すことがあった。他にも、顔を一気に拡大したり、予想外なところから映したり。それをキングスマンではすっげえ強調している。おそらくドローンを使っているのかな?常に動き回っていてスピード感があって良い。


しかし、1つだけ、圧倒的に似すぎている点がある。

「やられる方を細かく描いていること」

先程の動画を見てもらえば分かるが、普通のアクション映画でもやられるのを描くが、この映画は違う。殴りがしっかり当たるし、体と体がちゃんと触れる。全力で殴り合っている感じがする。これはジャッキー・チェンの映画からかなりインスピレーションを受けていると思う。


最後に

今回はほぼジャッキー・チェンだったキングスマン2の感想を書いたが、キングスマン2を悪くいうつもりは全くない。むしろ、キングスマンの方がもっと現代的で映像的にも面白かった。

今回はここらで終わろうと思う。最後まで見てくれてありがとう。





https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/39/Jackie_Chan_-_Cannes.jpgFrantogian, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

Everton 1 May 2017  Downloads 1 280https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/


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ジェイソン -Jayson-
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