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過去のミスを引きずる人は、なぜ引きずるのか

「寝る前の考え事」がスッキリ消えるシンプルな習慣

過去にしでかしたミスの事を、いつ迄もくよくよと引きずってしまう時はどうすればいいのでし様か。
「こういう方の特徴として、『悪い事が起きた時点で時間を止めてしまう』という傾向があります」と云う

※今回は、精神科医: Tomyさんの教えです。

目的もなく考え事をするとネガティブになる

先の事をあれこれ考えて不安になりがち。心配症を治して、ラクに生きたいです。

こういう時、人間は思考だけを動かしています。つまり、ただ漠然と考えています。人間は目的もなく考え事をすると「よしなしごと」を考える様になります。つまり、考えても仕方のないネガティブな事を考える様になります。それは考える事が尽きてしまうからです。今アナタが起きてもいない事を考えてしまうのは、正にこれに当たります。

それを防ぐ為には、考えない事です。しかし、人間は考えるのをやめるのは難しいものです。こういった考えは「自動思考」といって、自動的に起きてしまうものですから、尚更です。ではどうすればいいのか?
それは、違う事を考える事です。違う事を考えれば、今の考えを追い出す事が出来ます。
では何を考えればいいのでしょう。

重要なのは、「出口があるもの」を考える事です。

一番良いのは、今目の前の事に集中する事、考える事です。なぜなら、今やっている事は、それをやめた時に考える必要がなくなります。つまり出口があります。考えがネガティブになるのは、考えても仕方のない事を考えるからです。だから逆に目の前の事について考えるのです。

目の前の「今」の事を考えていればいい

例えば食事をしているのなら、目の前の食事について考え、味わいましょう。食事が終われば考えなくて済むからです。そして食事が終わったら、次のやる事に集中し考えるのです。例えば洗いものや片付けについて考えて集中するのです。今は移ろい行くものですが、幸い目の前にはいつも「今」があります。
 
今の事を考えていれば、出口はあるし、尽きる事はない!!
 
だから未来の起きてもいない事を考える暇もなくなるのです。

もし、目の前にある事以外を考えるのであれば、「出口のあるもの」を考える様にしてください。例えば来週の旅行のプランをどうするか考える等、これは延々と考え続けるものではありません。
 
こういった具合に今、目の前の事、あるいは出口のある事を考えていれば、それだけでいっぱいいっぱいになるはずです。漠然と頭をお暇にする余裕はありません。そして、気が付いたら心配性も少しずつ改善されていくはずです。
 
まとめ
今目の前の事を考える事。答えの見つかる事を考える事。そうすればクヨクヨ考える時間はなくなるはず。

失敗から前に進むにはどうすればいいか

過去のミスを、ずっと引きずってしまいます。

こういう方の特徴として、「悪い事が起きた時点で時間を止めてしまう」という傾向があります。周囲の人にとって、アナタのミスはもう過去の事になっているのですが、当の本人だけずっと起きた直後のままの気持ちでいるのです。
 
一番良い方法は、「アナタの心の時間を進める事」なのです。

その為に必要なのは「次のステップに進む事」です。どんな失敗も原因を探って改善すれば成功に繋がります。「塞翁が馬」などと言いますが、正にその通りで、失敗と成功は繰り返されるのです。
ミスが起きた事は過去の事として、それに対して何が出来るかを考え実行するのです。それしかありません。「ミスを引きずる」というのは、私が良く言う「頭がお暇な状態」です。
目の前の事に集中せず、頭がお暇になっているからどうにもならないネガティブな事をクヨクヨ考えてしまうのです。頭がお暇になっている時間はもったいない。過去のミスから何を学ぶか、どう改善するかを考え進めてみてください。

「気にしなくてもいいよ」と言われてもやるべき事

ただ場合によっては周囲から「ミスの事はもういいから」と言ってもらえる事があります。それは一種の優しさなのですが、この優しさに乗っかってしまうとかえって上手くいかない事があります。
そこだけは要注意です。
 
痛みが記憶として残ると、痛みの原因を取り除いたにも関わらず、尚も痛みを感じてしまいます。
 
何故ならば、周囲に許されてしまうとアナタのミスに対する「モヤモヤ」の持って行き場所がなくなってしまうからです。もし、周りに「気にしなくてもいいよ」と言われたとしても、ミスに対する分析、対策は自分の為にも進めておく事をオススメします。
 
こうするとモヤモヤが消えて次の成功に繋がるだけではなく、自己肯定感も高まります。なぜならば、アナタの評価も高まるからです。反省会をする事自体が問題なのではありません。むしろ反省会は、「過去から何かを学ぼうとする姿勢」の現れでもあるのですから。問題は、反省会の活用方法なのです。
 
考えてみてください。「過去のミスの事をいつ迄も引きずっている」人と、「ミスから何かを学び改善しようとする」人。アナタの周りにこんな人がいたら、後者の人に対して感心しませんか? 両者とも真面目で反省しているのに、行動を変えるだけで周囲に与える印象は真逆になるのです。
 
まとめ
ミスの原因を考えて、次につなげる事です。アナタの心の時間を先に進ませましょう。

「意見を聞かせて」と言われると困ります

突然意見を求められると困ってしまいます。 

「あなたの意見を聞かせて」「君はどうしたいの?」といった言葉が苦手。

議論に関して、私は2種類のタイプの人間がいると思っています。一つはデフォルトが「話し役」の人。もう一つは「聞き役」の人です。

議論が始まると「話し役」の人は、頭の中に沢山の「自分の意見」が湧いてきて伝えたくなります。
一方「聞き役」の人は誰かが話す内容にうんうんと耳を傾け、理解し様とすます。
「聞き役」の人が突然意見を求められた時、頭が上手く切り替えられなくてオドオドしてしまうのです。

仮の「自分の意見」を作ってみる練習

これを解決する方法ですが、意見を求められなくても「自分ならどう考えるか」を考えておくのが一番だと思っています。自分の意見のシュミレーションを普段からしておくという事ですね。
誰かの話を聞くにしても、「自分に話が振られたらこう答えよう」と考えながら聞く事です。これだけで大分、違ってくるはずです。

それでも「自分の意見がよくわからない」という人もいるかもしれません。元々の性質として、思考を言語化するのが得意な人間と、そうじゃない人間がいます。だから、よくわからなくても特に劣等感を抱く必要はありません。そんな人の為に、自分の意見を決める方法についてお伝えしましょう。

ステップ1 仮の「自分の意見」を作る
「自分の意見かどうかはわからないけれど、聞かれたらこういう事にしておこう」という程度でもいいので、
「仮の自分の意見」を設定してみてください。大抵の議論というのは、「AかBか」「賛成か反対か」という様に二者択一です。自分のスタンスを決めておく事です。わからなければ、適当でもいいのです。

ステップ2 「自分の意見」の理由を考える
自分のスタンスが決まったら、その理由について考えてみてください。これも何でもいいのです。そうすると「○○なので、××だと思う」という立派な意見が出来上がります。

ステップ3 仮の「自分の意見」を吟味する
仮の自分の意見が出来たら、それで良いのかよく考えてみてください。自分の意見を作る過程で、「とりあえずこんな意見になったけど、何か違うな」と感じる事があります。
そうしたら、逆の意見を作ってみてください。そしてしっくり来る方を、自分の意見として採用してください。混乱しそうであれば、仮の「自分の意見」をそのまま採用してください。
この過程を繰り返す事で、だんだんと自分の思考が言語化しやすくなると思います。自分の意見がわからない時は、「まず、こういう意見にしておこう」と出口から決めてしまうのです。

自分を「傍観者」にしない習慣を

日頃から、目の前にある問題点に関して「自分ならどう考えるだろうか」「どうするだろうか」と考える癖をつけておく事は重要です。この姿勢は、人生に対して「自分を傍観者にしない」という意味でも大変重要です。人生をいかに充実したものにするかは、自分の納得具合で決まります。何も思っていない人が、思い通りの人生なんて歩めるはずがないのです。

まとめ
聞かれなくても、「聞かれたらこう答え様」と意見のシミュレーションをする癖をつけましょう。                                                   以上 



今回の“教え”で私は社会人成り立ての頃は、当然、社風・その会社の文化に馴染めずに学生の知識からしか考えられませんでした。随分今で云うイジメも受け手きました。でも、段々と慣れて来て社風・業界の常識、お得意先様の立場から「自分なりの考え」を持てる様になって「成長」している感があった事を感覚として覚えております。
前回か?前々回の投稿で「初めは誰でも初心者」なのですから、失敗したら「何故?を最低5回繰り返し」て考え、心からの謝罪と共に自分なりの解決策(処方箋)を提示して良い方向や改善の方向へ進んで来れたと思います。しかし、それも「成功体験」として自身を持ち始めると、他の方々との意見・考え方の相違に、自分が考えた処方箋の方が良いのではないか?と自惚れが生じていた事を自省致します。
 
今なら「そういうアプローチ、改善策も良いですね」「そういう考え方は私にはなかったので勉強になります」と素直に感じ言える様になりました。人は、皆各々の「価値観」「個性」があります。やはり独りだけの意見でなく「二人三脚・三人文殊」で考え・出来た解決策は、より多くの方々に共感し納得される事を経験則でも過去の“教え”でも言われております。権力者の暴走は、今の時代でも横行しておりますが、明日は衆議院選挙日です。自民党内でも各々の個性・価値観があるのに上の「偉い人」の意見に流されていると思います。自分なりの「考え」を「行動」に移せない体質は、全く変わっていない様に感じてます。
世界を見てもロシア:プーチン、中国:習近平、北朝鮮:金正恩の個人の考え・自己満足の実現の為だけで関係者・国民全員が理解・納得して行動しているとは、到底思えません。旧態依然のブラック企業経営も取締役のワンマン経営で破綻して行った企業も多くあるでしょう。私も多くの方々に接し、ぶつかり、喧嘩、仲直りを繰り返して来ましたが、酷い事を過去のお付き合い方にしてしまった事、若気の至りだけでは謝罪出来ない事もあります。頭をお暇な状態にしない様に、常に「今」目の前にある事を考え・行動し、次に繋がる事も考えながら行動し続ける事で現時点の『立ち位置』から良い方向へ前進出来る様に心掛けて残された僅かな時間でも「達成感」を感じて生かさせて頂き、神様・仏様・家族・親戚・友人に感謝して行こうと改めて思いました。皆さまはいかがでしたか?                                            以上
 
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。      「W」

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