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【DIY】空気清浄機の集塵フィルターを自作した話(全文無料)

わが家では20年以上昔に購入した、シャープのプラズマクラスターイオン空気清浄機が現役で活躍しています。昔の空気清浄機は作りが簡素なので、なかなか壊れないのですね。

シャープのFU-N60CXという機種です。当時としてはそこそこオシャレな外観であったと思います。

内部構造はこのようになっています。

壊れないのは良いのですが、集塵フィルターがバカ高いのです。どうやら互換品は販売されているようですが、純正品の販売は終了しているので手に入りません。バカ高い(7000円~8000円)ので売ってたとしても買いませんけど。

そこで集塵フィルターを自作しました。

ただ、蛇腹のフィルターを自作するなど到底叶わぬことです。さてどうしたものかとダイソー店内をうろついていたところ、「これだ!」という素材を発見しました。

それはBBQ用の焼き網です。

順を追って説明しましょう。

(1)空気清浄機の中身を取り出す

(2)焼き網をハメ込んでみる

おわかり頂けるだろうか。焼き網の横幅がほぼほぼピッタリサイズなのです。高さは網をねじ折って調整しています。

(3)換気扇用フィルターで焼き網を包む

ほぼほぼピッタリサイズの焼き網をフィルターにしてしまえば良いのです。

換気扇用フィルターで一周巻いてみました。一周巻いたことで、キッチンのフィルター2枚分になっています。

これを空気清浄機にハメ込んでみます。いかがでしょうか?それらしくなりましたよね。

でもこれではフィルターとして100点ではありません。

横の部分を拡大すると、隙間ができているのが分かります。このままではホコリが隙間を通り抜けて、そのまま空気清浄機から排出されてしまい、ホコリ循環器になってしまいますね。

そこで今度はフィルターの横幅にアソビができるように巻いてみましょう。

もう一度空気清浄機に自作フィルターをハメ込んでみます。フィルターのアソビでもって、横の隙間を埋めることができました。この時点でフィルターはキッチン換気扇のフィルター3枚重ねした状態になっています。

(4)自作フィルターの構造

一番下から順に、

  • 焼き網フィルター

  • 活性炭フィルター

  • 焼き網フィルター

  • フィルターシキリ

  • プレフィルター

焼き網フィルターに厚みがないため、このままでは空気清浄機内がグラグラになることから、フィルターシキリに木の棒を取り付けて全体を固定しています。

また、焼き網フィルターを2枚使っているので、換気扇フィルター6枚重ねに相当します。

これらを空気清浄機にハメ込みます。いかがでしょうか。ピッタリ収まりました。

(5)部屋の外で試運転

キッチン換気扇用フィルターは、それ自体ホコリを持っています。ですので、フィルターを交換した際は、部屋の外でしばらく試運転を行いホコリを吐き出させます。

お好みでフィルターにアロマを吹き付けても良いですね。

(6)実際の効果

花粉シーズンでは、空気清浄機を花粉モード全開にして寝ています。夜中に喉の奥や目が痒くなることなく睡眠が取れています。これだけで私には十分です。

(7)注意事項

  • 換気扇と違い、使用後のフィルターは油まみれになっていないので、室内で交換するとホコリが飛び散ります。フィルターの交換作業は必ず室外で行いましょう。

  • フィルター交換のサイクルは、私の感覚では3~4ヶ月程度でしょうか。

  • 匂いセンサーは機能しています。

  • プラズマクラスターイオンが放出されているかは不明です。

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ではまた。

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