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人口3万人未満の田舎でXを4ヶ月運営したインプレッション数

熊本県人吉市という人口3万人未満のど田舎で地域情報を発信するローカルアカウントを運営しています。

「地域の個人ローカルアカウントはオワコン」

SEOのルールが変わって、ここ数年ブロガーやアフィリエイターの世界ではこんな説があります。実際、地域ブログをやめてしまったローカルメディアもたくさんあります。

ただ、SNSの世界では必ずしもそうではありません。まだまだSNSにおいて地域メディアは一定の役割を果たしています。

そこで今回は、個人地域のローカルアカウントを4ヶ月運営してみてインプレッション数やフォロワー数などがどのように変化したかをご紹介します。

「さるかんね?人吉球磨」はどんなアカウント?

さるかんね?人吉球磨は主に地域の観光・グルメ・イベント・カルチャーなどについてご紹介しています。

これだけ聞くと普通のローカルアカウントですが、ここで心がけているのが、「企画性」と「属人性」です。

企画性とは?

地域メディアの多くは、飲食店や地域の観光情報をただ自分の行った順番に発信することが多いですが、たとえば

・飲食店のスタンプラリーやイベントがあれば、その期間中はそこに参加している飲食店を優先的に紹介する

・人吉市内でアニメや漫画に関するイベントがあれば、交通手段の乏しい観光客向けのアクセスしやすい飲食店を優先的に紹介する

など、ある程度企画性を出した投稿を意識しています。※もちろん、いろいろな都合で徹底できないことも多いので、あくまで意識

属人性とは?

そしてもうひとつが属人性です。

簡単に言えば、発信している私個人のキャラや顔が見えることですね。「さるかんね?人吉球磨」と言えばこれ!というイメージがフォロワーに湧くようにすることを心がけています。

わたしの場合は「自転車で移動×飲食店に詳しい×酒好き×市内のイベントやスポットをおさえている」あたりでしょうか?

フォロワーの方から、自転車と言えば〜、飲食店と言えば〜とわたしが紹介されるようになったらシメたものですし、実際そのポジションは確立できていると思います。

そのため、これは言い訳ではなく戦略として、極端に短期でフォロワーを増やしたり、インプレッションを上げるために流行りのハッシュタグを付けたりはほぼしていません。

ブランディングを優先したうえでの成果だと言うことを前置きしておきます。

御託はいいから成果は?

さて、前置きが長くなりましたが、ローカルアカ運営4ヶ月目のインプレッション数などです。Xは収益化の基準を3ヶ月単位で区切っているので、過去3ヶ月分のデータを示します。

3ヶ月で130万インプレッションといういことは、1ヶ月あたりのインプレッション数は約40万超えです。

本気で運営しているアカウントとしてはフォロワー数も含めて決して多いとは言い難いです。

ただ、エンゲージメント率(リプライやリポストなどのリアクション率)は8%弱と、フォロワー1000人超えのアカウントとしてはかなり高めです。

↑フォロワー数とエンゲージメント率の目安

きちんとファン作りができている証拠だと思います。

キーワード重視の対策から指名検索をしてもらえる時代へ

いま、個人のウェブサイト運営やメディア運営は大きな変革期を迎えています。

Googleが大手メディアや企業を検索上位に上げやすいアルゴリズムにしたり、Instagramが最新投稿を出さずに人気の投稿のみを表示するようになったり、そもそも検索すらされずAIが情報を編集して提示するようになったり…

これから個人でメディア運営をするにあたって、「ただコンテンツの充実した情報を発信するだけ」では勝てない時代になってきています。

そこでよく言われるのが指名検索をしてもらえること、つまり"自分"というブランド自体を信用し、検索してもらえること…を目指すメディアが増えてきています

指名検索をとるのは簡単なことではありません。ブランディングとフォロワーを増やすこと(認知度アップ)を並行していかなければいかないからです。

ただ、有名人であればただの日記でさえ収益化でき、使った商品を書けば爆売れするように
「人吉球磨のことをこの人が発信したなら間違いないだろう」
もう一歩すすんで
「この人が人吉球磨の◯◯を発信すれば面白いに違いないし、実際に行ってみたい」
というところまで持っていけたらな…

などと考えたりする日々です。

ちなみに、今後は人様の企画やイベント情報を発信するだけでなく、自分発信のイベントや製品なども作りたいと考えているので、よかったらそちらもお楽しみに!

名古屋市千種区でコーヒーセミナー運営、コーヒー豆・器具の卸売り、直営カフェを運営するnote合同会社の公式コラムです。