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567.たとえわずかな読者であっても、喜ばれ続けている限り、本を書き続けようと改めて心に誓った…

【coucouさんのお馬鹿な自主出版論㉖】


1.拝啓書店様!ユニークな広報活動

 
突然の例で驚く人もいるかもしれないけれど、これはcoucouさんの本の宣伝方法なんだ~でもね、よく見てみるとただの宣伝じゃあないんだよ~
あくまでも、みんなの参考資料としてお考え下さいね~

出版関係の人にはよくわかるとおもうけど、今の時代は本がまったく売れない。どの出版社も返品の山ばかり。この返品というのは、ある一定の期間が過ぎると書店から戻されてしまうことをいうんだ。

ほとんどの出版社は発行部数のほとんどが返品だらけで、発行するたびに在庫が増え続け、倉庫の家賃を払うだけでアップアップしているのが実状。

おまけに、この出版不況下の中で本を出すだけでもめずらしい、なんていわれてしまう…。

coucouさんのように無名でたいした実績がなく、少量出版(3,000部から5,000部)で、講演・講座を同時進行で発行しつづけているものにとって、お金をいただいて発行してもらえるだけでとても感謝~
また特に爆発的に売れる本ではなく、とても身近な地味な本ばかり。
でも、書けば必ず出版される。

なんで?

ここに、coucouさんオリジナル我流の広報活動があることを誰も知らない。確かに出版物といえば、一般の読者が対象。
この読者に本を買ってもらわなければ、出版社は成り立たない。

でもね、対象は読者だけじゃあないんだ~

©NPО japan copyright association Hiroaki



coucouさんはね、本屋さんに直接手紙を出したり、FAXを使って、営業をしているんだ~メールなんてちゃんと読んでくれないけれど、手紙を封書に入れて送り続けている。coucouさんのオリジナル我流営業なんだよ。

すでに名の売れている作家は別だけど、coucouさんの場合はまだまだ無名の古い
これは出版社側も苦労している~
だからといって、有名人に本を依頼すればギャラがちがう。

それで売れなければアウトだもんね…

だからといって、coucouさんがすべての書店を回るのは、
あまりにも時間がない。
出版社も、「トーハン」や「日販」などといった書籍取次のルートか、自分たちで書店を回るしか方法がない…。みんな忙しい~

それに、営業スタッフが揃っている出版社は少ない~
大手は別だけどね~
出版社っていったって、社長自らが編集し、校正し、修正し、営業までもして、作者と常に連絡を取り会いながら、全部の工程をひとりでしている出版社もたくさんある。

そこで、出版社さんだけにお任せするのではなく、coucouさんの本を印象づけるために、手描きのFAX通信をすることにしたんだ。
最初は近郊の書店を中心に送っていたけれど、売り場の責任者やマスコミ関係者、行政、図書館等に50~100カ所ほど定期的に送るようにした。

だんだんラブレターのように、まだ見ぬ相手だけれど、せっせとファックス通信を送るんだ。(ほとんどの本屋さんにはまだFAXがある)
すると何回も送信しているうちに「三省堂」「紀伊国屋」「八重洲ブックセンター」から問い合わせが入ってくるようになる~

こんなFAX通信はね、一方通行の片思いのラブレターだけど、どう?少しは本屋さんに伝わっているはずだよ~

読者の前に、本屋さんの担当者さんが新刊やこれから入れる配本を決めるんだもの~だから、最近は、本屋さん大賞なるものまで出てきているよね~
本屋さんのおすすめって意外と強いんだもの~

この人たちも大切な読者なんだからね~
これがcoucouさんの万年3,000冊~5,000冊作家といわれる、損をさせない無名作家なんだよ~

©NPО japan copyright association Hiroaki



2.著作者自身もセールスマンになる!


 本の販売は著作者自身も売る。

本の販売は出版社自身も売る。

本は著作者と出版社ふたつの運命共同体。

著作者の有利な部分、出版社の有利な部分。
お互いの得意とする部分を話し合い、相談しながら一緒になって販売する。

それが、これからの本の売り方の方法のひとつのような気がする。

本はね、書店に並べられたら終わりじゃあないんだ~
その本が売り切れて、再版されて、さらに、さらに続いていく本の使命。

本は発行してくれている出版社だけに依存するのではなく、著作者本人の本なのだから一緒になって売るのさ~

これが、本当の商業出版の姿なんだ~

売るということは一人でも多くの人たちに喜んでもらう、役に立ってもらう、知ってもらうための大切な販売促進計画~

本が出版されたら、その本をテーマにした会を発足させる。
その本で伝えきれなかったことやさらにわかりやすく伝えることができるのがコミュニケーション。
講演会や講座を開催し、他の講演会に出向く、
そして本の素晴らしさやテーマを話す。

著作者自身が動くセールスマンになる~

すると、その本はさらに広がっていく~

そして書店にもセールスに行く~

書店さんは自分の代わりに本を並べて、売ってくれるところだよね。
こんなありがたいことはない~
書店の店員さんの現場の生を聞くだけでもたくさん学ぶところがある。

そこで親しくなったら目立つPOPやポスターなどを置かせてもらったりする。すべて、ついでついでの飛び込みのセールスみたい~

書店はどこも忙しいけれど、その本の著作者自らが訪ねていくんだもの、きっと大切にしてくれる。


一般的には出版社の営業担当の人が各書店の責任者と面談し取り引きをする。一人で淋しく、気遅れしてしまうならば、その出版社の営業担当の人と同行してもかまわない。友だちといってもいい~

coucouさんは、近くの本屋さんから、遠方に講演に行ったときなど、必ずその地域の本屋さんに顔を出すんだ。
すてきな本屋さんで、coucouさんの本が置いていなければ、出版社用に作成した、本の申込用紙を置いていく。

ある書店では、店長さんが喜んで説明を聞いてくれて、本を台に積み上げ宣伝POPを張り付けてくれた~
さらに平積みに置いてくれた~

なんと、うれしき~

これで書店の店員さんにもセールスマンになってもらうことができた。

どうして、そんなにしてくれるのかって?

だって、著作者自身が直接書店に顔を出してお願いにあがるなんていう例はあまり聞かないもんね。だから、とっても目立ち、親切にしてくれる気がする。

そのとき、名刺交換したらもうその場でお友だちになる。
次からは電話やFAXで連絡しあうこともスムーズに進む気がする。

あのベストセラーの『白い犬のワルツを』と、『世界の中心で愛をさけぶ』などもそのように、店員さんが感動して力を入れてくれた出版本なんだよね~

©NPО japan copyright association Hiroaki

3.読者さんにセールスマンになってもらう手もある


 講演会や講座をおこなうことによってファンが増える。

なぜって、一番の身近で生の考え方を伝えられるライブコンサートだもの~

自分の言葉で語り、参加者1人ひとりに語りかけ、多くの理解者を増やすことができる。また、本を出版することによって信用が生まれ、PRがとても楽になり、人を集めやすくなる。ただ、残念ながらここ3年はこの活動ができなかった…。

そこで、その会の中で本の申し込み用チラシを配布する。
1人最低10枚お渡ししたとしても10人で100枚になります。1人の人が10人に渡してくれるだけでも大変ありがたいよね。

なんて、うれしき~

会の会員の方々や友だち、取引先を含めて、関わる人すべてがセールスマンになっていただくんだ~
これはね、ひとりぼっち作者にとって、とっても大きな援護射撃だよね~

なんて、うれしき~

やっぱり、本って素晴らしい~

著作者になるって素晴らしい~

やっぱり、喜ばれるって本当にうれしい~

著作者になってよかったと思う…。

やっぱり、人の役に立つのは心からの幸せ~

著作者になると、喜びが何百倍にもはね返ってくる~

coucouさんは、たとえわずかに読者であっても、喜ばれ続けている限り、本を書き続けようと改めて心に誓った…

4.白い犬とワルツを


出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1998/3/2) 発売日 ‏ : ‎ 1998/3/2

 累計190万部突破! 日本中が泣いた。街の本屋さんが作った一枚の手書きPOPから広がった、書店発伝説的ベストセラー。 長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された ...

引用元:出版業界の豆知識

2001年、書店の世界に大きな出来事が起きました。
それは、ある書店の一枚のPOP(販促用広告表示物)から始まりました。

*****副店長の木下和郎さんが、手書きのPOPをある本のそばに添付したところ、それが大変な反響を呼んだのです。

 木下さんは自分が読んで感動した『白い犬とワルツを』(テリー・ケイ著)という本に、手書きのPOPを作って、本のそばにするアイデアを実行しました。それには、次のように書いてありました。

「妻をなくした老人の前にあらわれた白い犬。この犬の姿は老人にしか見えない。それが他の人たちにも見えるようになる場面は鳥肌ものです。何度読んでも肌が粟立ちます。感動の一冊。プレゼントにもぴったりです」。

 書店には、出版社が作った販促ポスターやPOPは掲示されていますが、手書きのPOPというのは珍しかったのです。それがお客さんの目にとまりました。このPOPを見たお客さんが、次々にこの本を買っていってくれたのです。

 出版元の新潮社がこのエピソードを全国書店に紹介し、追従した書店が続出しました。『白い犬とワルツを』はあれよあれよという間に一五〇万部のベストセラーになりました。こうして、書店参加型の販売促進活動が生まれることになったわけです。

(ジュンク堂池袋店副店長田口久美子インタビュー日本経済新聞 2006年12月)より


こんな楽しいPОPもいい~
自費出版も、自主出版もこんな楽しいPОPがあれは心が伝わるね~



©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

今回の内容はね、coucouさん独自の我流なんだ~

だから、誰にでも当てはまるもんじゃあないけれど、ここでみんなに伝えたいのは、本屋さんも読者の一人、友人や知り合った人たちも読者の一人~

自分の書いた作品がすべての人に共感をもらえるわけじゃあないよね~
だって、みんな好きなもの、好きなことが違うんだもの~

とっても狭い針の穴のようだけれど、これは、人と人の縁とおんなじ~

だけどね、その縁ってただ待ち続けていたって縁が寄ってくるわけじゃあないし、来るわけがないよね~


世の中は人間対人間の、人間による社会。

いろんな人たちと出会い、その出会いが縁となる。
このnoteの世界のクリエイターさんたちの出会いもおんなじ~

どうしてあの人が気になるの?

どうしてこのnote記事が気になるの?

どうしてこの言葉が心に残るの?

どうして、またあの人に逢いたいと思うの?

どうしてあの人と話をしたいと思うの?

このことにとても興味がある。

あのことをもっと知りたい、知って見たい~
、と思う心の中に縁があって、
互いに無意識に引き寄せ合う~

これが縁だよね~

それが行動することなんだ、と思う~



明日は【coucouさんの自主出版論㉗】はさらに、実務編~
あと、少し、おつきあいくださいね~

ここまで、読んでくれている人~

感謝申し上げます~


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru








 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
 
 
 
 

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