ぐざい
柴犬が日記を描きはじめたようです。
柴いぬの2コマのマガジンです。
柴いぬの絵を描きました。
こんにちは。ぐざいと申します。柴犬などを描いています。 2019年から始めたnoteですが、ウインドウズ10のパソコンをもっていなかったのでしばらくお休みしていました。 また再開してみようかなと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。
小学生の頃の楽しみと言えば、給食だったと思う。 好き嫌いもほとんどなかったし、牛乳も飲めた。 食器からなんとなく匂う消毒なのかプラスチックなのかの匂いが苦手だったくらいで。 高学年だった時のいつもの給食の時間だったと思う。 向かいに座っていた男子T君が、ちぎったパンのかけらを床に落とした。 T君はそれを拾って、なにかをぶつぶつ言いながら、まだたくさんスープが残っている食缶の中に入れた。入れたあとそれを軽く混ぜていたような気がする。 私はそれをなんとなく眺めていた。 T君はそ
色っぽい話じゃない。 ぼけっとYouTube見ながら、カップヌードルを食べた。 その時キャミソールを着ていて、ずずっと麺をすすったら スープが跳ねて、胸に落ちた。 すげえ熱い。 色っぽい話ではない。 麺はまだ口とカップの中をつないでいる。 でも熱いことに頭がいっていて箸がうまく動かせない。 麺をすすることもできない。 でも胸は熱い。すげえ熱い。 大丈夫。口の中はそんなに熱くない。 むしろ幸せ。 スープの熱が胸の上で冷めない。 情熱の熱いスープ。 色っぽい話じゃない。 なん
なにも思いつかないことのほうが多い。 当たり前だ。私は普通のおばさんだ。 絵描きさんや彫刻家さん、歌手のかたとか芸人さんとか きっととんでもない時間をかけてなにかを作り出している。 私のようなおばさんが、ほいほいなにかを思いつくわけがない。 でもおかしなことに思考はしている。 概ね無駄なことばかりを考えている。 なのでnoteとかにそれを書いてしまう。 恥ずかしい生き物。 それがおばさんといういきもの。 そう考えてみると、私はもう何年も、たぶんおばさんをやってる。 どんな時
ここからは曖昧な記憶も多い。 無情にも調理実習の時間はやって来て、私は同じ班の同級生たちに チーズ入りはんぺんを見せ、そして正直に申し訳ない旨の言葉を言ったと思う。 ※前編をまだご覧になっていないかたは こちら をどうぞ。 チーズを持ってくる担当が男子生徒であったことを強く記憶していたのは、その男子が、調理実習が終わるまで、このチーズはどうするのかといった質問をずっと私に言い続けていたからだった。 家庭科の先生にも相談したような気がするが、「それ(チーズ入りはんぺん)を使う
小学生の頃の調理実習は楽しかった記憶がある。 しかし私は、調理実習がある度に母を怒らせていたことも記憶している。 その日私は、次の日の調理実習のためにはんぺんを用意しなくてはならなかった。 学校から家に帰って、もう夕方から夜になろうかという時間になって私は、「明日の調理実習ではんぺんを使うから買って」と母に言った。母はキレた。 母に引っ張られるようにして近所のスーパーにすっ飛んで行ったものの、棚にはんぺんはなかった。当然だ。学区内のスーパーである。同じようにはんぺんを必要