【18禁!?】 愛知 珍社・珍寺巡り
はじめに
GWには地元の愛知へ帰省していました。
初日は家族の顔を見て安心したり、みんなで楽しく過ごすものの、2日目 3日目…ともなると大してやることがなく毎度暇になってしまいます。
そこで、これまで一度は訪れてみたかったけど、今こそ行くしかないと思い立ち、愛知県の犬山市、小牧市の珍社・珍寺をまとめて参拝してきました。
犬山市・大縣神社(おおあがたじんじゃ)
名鉄 楽田駅からバス、もしくは徒歩25分
はじめに向かったのは尾張國の二ノ宮 大縣神社。
大きな一の鳥居をくぐると、鯉のいる池やさざれ石があり、少し歩くと立派な本殿が現れた。もちろんこちらの本殿にも参拝したのだが、私の今回のお目当てはもっと奥の奥にある。
次に祀られていたのは摂社 姫之宮。
女性の守護神 玉比売命(たまひめのみこと)が御祭神で縁結びや子宝、安産の御利益があるとのこと。
隣には膝までほどの高さしかないミニ鳥居があり、その下をくぐると御利益があるようで、女性2人が挑戦しようと地面を這っていた。そんな姿を晒してまで、一体どんな願いをしながらくぐったのだろう。私は東大寺の柱の穴でつっかえて怖くなったことを思い出したので、今回は控えた。
その裏にはむすひ池という池があり、願い事を書いた用紙を池に浮かせて、沈むスピードが早いと早く叶い、遅いと縁遠いという占いが楽しめるそうだが、これもお目当てではない。これまでたくさんの神社で良縁を祈願してきた私だが、結婚した今ではすっかり縁結びに興味が無くなってしまったのだ。
そして、いよいよメインの姫石とのご対面。
境内の奥へ進んだところにある、緑に覆われた静かなところに鎮座していた。姫石の姿は、まるでクパァと割れた女性器……なのか? これが!?
私としては、もっとハッキリと女性器だと分かる形のモノを想像していたので、ちょっと拍子抜けしてしまったが、ここまで来られたことへの感謝と御利益が授かれるよう手を合わせお願いした。
想像力豊かな男子中学生なら、これでも興奮しちゃってたかもなぁ…。
小牧市・田縣神社(たがたじんじゃ)
名鉄 田縣神社前駅から徒歩6分
次に向かったのは田縣神社。
有名な奇祭 豊年祭でご存知だという方もいるかもしれない。こちらへの参拝は2度目で、数年前の正月に犬山市にある博物館 明治村へ行ったついでに、ここまで足を伸ばして初詣をしたことがあった。その時は老若男女問わず大勢の人が訪れており、参拝もずいぶん並んだ覚えだ。
大縣神社が「女性」だとしたら、こちらの田縣神社は「男性」の神社。姫石のように控えめにひっそりと祀られているのとは異なり、こちらの方は観てみろ!と言わんばかりに堂々と鎮座していた。その立派なお姿は「おちんちん」「ポコチン」というよりも「魔羅」「男根」と呼んで、ありがたく崇め奉りたくなるほどの大迫力!!
本殿に祀られている大男茎形(おおわせがた)は豊年祭で、おみこしとして担がれるものだそう。長さ 約2.7メートル、重さ 約400キロという大きさに、私の愚息の何十倍あるのだろうか…なんて思わず計算しようとしたが、その答えに震えて縮み上がってしまいそうなのでやめておいた。
田縣神社は「産むは生む」という言葉から、子孫繁栄、五穀豊穣、さらに商売繁盛、夫婦円満などのパワースポットだそうで、こちらでもしっかりと祈願した。
どぶろっくのように「大きなイチモツをください」なんて図々しい事はさすがに言えやしない 笑
本殿に参拝した後は奥宮へ。
もちろんこちらにも立派な大男茎形が祀られており、参拝時に何気なく鳴らした鈴も、よく見るとその形をしていたことにビックリ。この神社では男性器を視界に入れないようにするのは恐らく不可能だろう。
奥宮の横には、玉が2つ設置されている珍宝窟が設置されていた。撫でると御利益があるそうだが、左右の玉で御利益が違うというのでどっちにしようか悩んでしまう。しかし、せっかくここまで来たんだし…という気持ちから、欲張ってどちらも念入りに撫で回してしまった。
小牧市・間々観音(ままかんのん)
名鉄 小牧駅からバス停 間々乳観音前で下車。
最後に参拝したのは小牧山 間々観音。
これまでの二社は性器だったが、こちらはというと乳房…いわゆるおっぱいが祀られている。おっぱい寺らしく、御利益は授乳、子育て、安産など。その昔、観音様を拝むと、よその子にも与えられるほど乳が溢れ出るようになったという話があるそうだ。
山門をくぐるとまず目につくのは手水鉢。
その水がどこから流れているかというと、なんとおっぱいから。人感センサーにより人が近づくと乳首の先からキレイなカーブを描いて水が流れ出てくるが、急に出てくるもんだからビックリしてしまった。
また、境内にはおっぱいがポロリしている慈乳観世音像や、おっぱいの線香立てなんてのも設置されていた。
本堂ではご本尊の千手観音へ参拝。
その横に目をやるとのおっぱいの形をした石に、タワシが添えてあった。タワシで石をなでて、それから自分のおっばいへ当てると御利益があるそうだが、あいにく私には乳の出るおっぱいは無い。しかし、せっかくなのでとそっと胸に当ててしまった。この先、大きく育ったり乳が溢れて出てきたりしたらどうしようか。
間々観音では他では見ないおっぱいの絵馬を授かった。このまま記念品として持ち帰りたいところだったが、せっかくなので裏面にお願いごとを書き記したあと奉納をした。立体的なおっぱいが付いているので、これが並んだ光景は圧巻だった。
絵馬を少し覗いてみると、安産やお乳が出るように、乳ガンが治るようにという真面目なものから、おっぱいが大きくなりますように、おっぱいの大きな彼女が出来ますようにというものまで様々あった。おっぱいへの願いは人それぞれのようだ。
名古屋市・萬珍軒(まんちんけん)
地下鉄桜通線 太閤通駅から徒歩5分
大縣神社の「まん」 田縣神社の「ちん」
そして、夕飯は名古屋のラーメン店 萬珍軒で。
我ながらしょーもないなぁ…と思いながらも、この日は絶対に、絶対にここで食べようと決めていたのだ。
50年以上古くからある人気ラーメン店で、開店直後にも関わらずGWのこの日も既に多くの人が並んでいた。
名物は他では見たことがない玉子とじラーメン。
細麺にトロッとした玉子スープが絡み、飲むようにどんどん口に入っていく。ニンニクチャーハンも美味。
大縣神社、田縣神社、間々観音の珍社・珍寺巡りを振り返りながら、あっという間に食べ切ってしまった。
こうして名古屋の街を1人で気ままに歩けるのも最後かなぁ…。そう思いながら、過ぎていく夜を惜しむように栄の街へ向かっていった。
さいごに
長文を読んでいただきありがとうございました!
珍社・珍寺巡りのレポートいかがでしたか?
エロくて笑ってしまうようなスポットでしたが、どこも歴史が長く由緒ある社寺なので、機会があれば一度参拝してみても良いかもしれません。
女性器の岩、男性器の木彫り、おっぱいの絵馬など、人から見るとふざけたような半日観光でしたが、いつか行ってみたいと思っていたコースを、今このタイミングで巡れたのは大大大満足でした!
そう……本人は至って真剣に巡っていたのです。
ぼんやりとした楽しみや不安を今は感じながら
無事に「その日」が迎えられることを願って
今日も眠りにつきます…。