24年GW・山梨ひとり旅(甲府編)
GWも終わりを迎えましたが いかがでしたか?
お休みの方 連休満喫されましたか?
働かれていた皆さん 本当におつかれさまです。
前回に引き続き、山梨県での一人旅 後編です。
まだご覧になっていないかたはコチラから↓
甲府市
甲府駅
河口湖畔の産屋ヶ崎のバス停から1時間強。
転げ落ちそうなクネクネとした山道にビビったり
ぶどう畑を抜けたりと、のどかな車窓を楽しみつつ
やっとたどり着いたのが甲府駅。
次の目的地、名勝地 昇仙峡へ向かうバスまで
少し時間があったので、近くのカフェで休憩した。
ロード第1章じゃないが、ちょうど1年前のGWにも
甲府を訪れており、その道中で気になっていた店へ
今回は足をのばしてみた。
AKITO CAFFEE
古民家をリノベーションしたAKITO COFFEE。
入り口のショーケースには焼き菓子が並んでいる。
シンプルで可愛らしいそのお菓子たちは
どれにしようかしばらく悩んでしまうほど。
この日は暑かったので
アイスカフェラテ
クランベリーとクリームチーズのパウンドケーキ
を選んでみた。
2階は白い壁と木の柱の落ち着く色合いで
すみっこが好きな私は、おそらく前は押入れだった
カウンターテーブルの席へ着く。
ほどよい甘さのケーキとおいしいカフェラテに
心身の旅の疲れが癒やされるひとときだった。
御岳 昇仙峡
甲府市街地を後に、バスに乗って甲府市の北にある
国の特別名勝 昇仙峡に向かった。
ここは以前ブラタモリでも紹介されていて
一度は訪れてみたいと思っていた場所だ。
グリーンライン昇仙峡 バス停で降りると
昔ながらの土産屋と緑豊かな山が目の前に広がり
さっきまで街にいたことを忘れてしまうほど。
荒川沿いの歩行者用の道は木陰でひんやりとする。
しばらくすると川へ向かう岩場があったので
どんくさい私は転ばないように気をつけながら
恐る恐る降り立ってみた。
そこから眺めた花崗岩の山と鮮やかな新緑
そして、その間を駆けてゆく白い川の風景は
歩き疲れた私にとって最高のご褒美だった。
思わず岩に座り込み、細かなしぶきを浴びながら
とても癒される時間を過ごすことが出来た。
さらに歩道を登ると、名所の石門や仙娥滝があり
発祥の地らしく水晶の販売店が見えてくる。
ブラタモリによると、水晶というのは
ここらで見られる花崗岩の中で生まれるそうで
それがよくわかる岩も展示、販売されていた。
タモリさんはお土産に小さな水晶もらっていたけど
いくらぐらいするんだろうなぁ…。
小学生の頃、なぜかクラスの女子たちが持っていた
マーブル模様のカラフルな石も販売されていたが
あれは一体なんなのだろうか…。
昇仙峡の売店を更に進むとロープウェイもあるが
富士吉田 河口湖と続けて富士山を拝めなかったので
きっとここでも富士山には会えないだろうと思い
諦めてバスで甲府駅へ戻ることにした。
今回はとことん富士山に縁がなかったのだ。
奥藤本店
帰る前に、何かしら山梨の名物を食べたいと思い
甲府駅近くの奥藤本店へ向かった。
B-1グランプリが賑わっていた2010年に
ゴールドグランプリを取ったのが甲府鳥もつ煮。
鳥藤本店が元祖「鳥もつ煮」発祥ということで
10年以上経った今でも店前で何人も並んでいた。
せっかく山梨に来たんだからとはりきって
鳥もつ煮
信玄どりの天ぷら
赤ワイン
を注文。いかにも観光客が選ぶメニュー構成だが
旅行に来たんだから、こういうベタなやつでいい。
ただし、この時期のほうとうはダメ。
こんな蒸し暑い時に食べたら最後、汗だくになるし
他に何も食べられないほど腹が膨れるからだ。
最初に出された、キンキンに冷えた赤ワインは
盆地の蒸し暑さのおかげで特別おいしく感じた。
砂糖と醤油で甘辛く、濃いめに煮た鶏もつは
部位ごとに味も食感が違っていておいしく
本来なら白いご飯でかき込みたいところ。
しかし、赤ワインを飲んでいる手前
なんか白飯を一緒に食べるのは違うよなぁ…と
カッコをつけ、意思を押さえ込んでしまった。
ごめんよ、白飯…。
あと心残りなのは、期間限定 ぶどうの芽の天ぷら。
ワイン塩というシャレた塩で食べるとのことで
これも気になったなぁ。これも白飯に合うのか?
甲府城 (舞鶴城)
普段そんなに飲まないくせに注文したグラスワイン
たった1杯でいい気持ちになれる安上がりの私。
フワッとしたカラダを落ち着かせるために
向かったのは、すぐそばにある甲府城。
緩やかな石段を登っていくと甲府駅周辺の街並みが見渡せる天守台にたどり着いた。
甲府盆地を吹き抜ける、ひんやりとした心地いい
夜風を体に浴びながら、今回の旅も色々あったけど
楽しかったなぁなんて振り返る。
電車やバスの時刻を調べて、何を食べるか決めて
きっちりと予定立てたとしてもうまくいかない。
今回は富士山が見えなかったり、バスが遅れたり
小雨が降ったりと、小さなアクシデントが
いくつかあったけれど、それもまた一人旅を
盛り上げるイベントになったと思う。
だから旅は楽しいし、だから旅はやめられない。
すぐそばではTikTokの撮影か何かだろうか
地元の男子高校生たちが照れながらも踊っていた。
天守台を下る頃、私の酔いもすっかり覚めていた。
さて、次の一人旅はどこ行こうかな…。
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