【ネタバレ有り】デッドプール&ウルヴァリン感想
※ネタバレあり、吹替え版視聴のため声優ネタバレもありです。
鑑賞後に読むことをお勧めします。
前作、前々作含め関連作品はほぼDisney+で見れるんですがAmazonで200円程度でレンタルできるのでサクッと追いつきたい方は安上がりでおすすめです。X-MENシリーズやMCUに手を出してみたい方はDisney+に入った方がいいです。
デッドプール&ウルヴァリンを見てきたので感想と小ネタの整理をします。
たぶん長くなります。2回目を見たら追記修正予定です。
デッドプールにはなかなか印象深い思い出がある。
遡ること1作目、MCUは映画館で見るオタクではあったがX-MENはレンタル視聴くらいスタンスだった私が初めて映画館で触れたFOXのマーベル映画がデッドプールだった。
当時付き合ってた彼女(現在の妻)の母もMCU好きとのこともあり「一緒に見に行こう!」という話になりムビチケを確保したのを覚えている。
今思うともっと別の映画あっただろうと…心の底から思う。彼女とその母親とR指定映画ですよ?????
まぁ、結局
・私
・彼女(現在の妻)
・彼女の母親(現在の義母)
・彼女の母親の彼氏(我々の結婚後再婚されるので現在の義父)
の4人でR指定映画のWデートである。うん、なんか状況が悪化してる。
彼女の両親とR指定映画なんてオススメしませんよ、ほんとに!正確には再婚前だったので鑑賞時点では彼女の両親でも無いんですが…
しかし、まぁ普通に感想戦まで盛り上がったわけでして、結婚後も妻の母とは映画行ったりしてます。MEGとかゴジラKOMとか…ファブルもみたな。
2作目は予定が合わずに別々にそれぞれ夫婦で鑑賞で、今回の3作品目はどうしても公開日に見たかったので1人抜け駆けした次第です。
来週か再来週、妻の実家を訪れる予定なのでそこで再鑑賞になる可能性も高い。
はい、長くなったのでデッドプールにまつわる自分が語りはこのへんで終わりにします。
・感想
では、感想に移ります。
ざっくりあらすじと共に書いていきます。
ローガンの墓堀りからインシンクのBye Bye Byeに合わせたOPシーケンス。
予告で結構大盤振る舞いだったローガンの墓のある森でのデッドプールvsTVAのシーンです。
大きな変更点と言えば予告では掘り起こしたローガンのアダマンチウム製の骨が完全に消されてたところです。田中脊髄剣ならぬローガン骨格剣みたいな感じで骨やら爪やら頭蓋骨でバンバン敵を倒していきます。
OPクレジットが骨や背景に刻まれてるような演出が良かった。
TVAをほぼほぼ壊滅状態にしてデッドプール曰く「こんなことをやりたかったわけでは無い」とのことで、回想で時代はさかのぼり神聖時間軸でウェイドとハッピーの面接シーン。
このシーンは2018年だったので指パッチン後でアベンジャーズが人員不足になっていたタイミングと捉えるべきだと思う。
猫の手も借りたい状態であろう状況のアベンジャーズの面接に落ちて自分の時間軸に戻る。
自分の時間軸に戻り6年間、ピーターと共に車の販売を行いながら平和に過ごしていた誕生日にTVAが登場し、拉致される。
デッドプールの時間軸はアンカーなる存在を失ったことで消滅すると告げられる。数千年は持つがパラドックスの気まぐれで装置を使って消しちゃうって展開になり時間軸の消滅を防ぐため新たなアンカーになるウルヴァリンを探すべく色んな時系列へ旅に出る。ここでOPのTVAに追われていたシーンにつながる。
追われながらもウルヴァリン探しを継続し原作通りの低身長なウルヴァリン、アイパッチ、ヘンリー・カヴィルが演じるウルヴァリンなど他多数様々なウルヴァリンに出会った末に予告で登場していた原作コスチュームの本作のもう一人の主人公のウルヴァリンに出会う。
今までのFOX作品のウルヴァリンの変異体ってことになる。
ウルヴァリンを新たなアンカーにするとパラドックスに伝えるも、まぁ揉めて剪定されデッドプールとウルヴァリン仲良く二人とも虚無空間へ送られる。
虚無空間についてはドラマシリーズのロキを見てもらった方が良いが割と説明はされている方だと思う。
バカでかいFOXのロゴを背景に二人のアクションシーンが続く、いやー、虚無空間にヘリキャリもかあって何とも言えない気持ちになりましたね。
コールソン、お元気ですか?
まぁ虚無空間にはホンダのオデッセイもあれば、スパムもジムビームもあるんで全てが捨て去られたものってわけでもないですがなんとも言えない気持ちになった。
色々あってカサンドラの元へまたも拉致られる。
アライオスから逃げ出してナイスプールに会い、オデッセイを手に入れる。オデッセイへの謎のディスリと日本車の信頼性が凄かった。
X-23、ブレイド、エレクトラ、ガンビットの登場。
1名を除いて数年振り、十数年振りの再演。チャニング・テイタムのガンビットは企画が頓挫していたのでやっとお目見えとなった。
MCUでもソニー(スパイダーマン)でもない、所謂じゃない方スーパーヒーロー軍団の結成。
先に逝ってしまったクリエヴァのヒューマントーチ、マグニートー、デアデビル、そして5人のパニッシャーの犠牲の上に成り立った最強のじゃないほう軍団。
ちなみに実写パニッシャーは現時点では4人しかいない、人数が曖昧なところを含めて忘れ去られた感じを出してた。
カサンドラとパラドックスは結構微妙な立ち位置だったな…直接的な戦いもそこそこだったし、ヴィランとしての魅力はあまりなかった。
最後のデッドプール100人組手は面白かったけどもう少し個々の特徴がわかると嬉しかった。
とめっちゃ重要なとこへの感想があっさり…
以上が個人的に気になったざっくりとしたあらすじと感想です。
・声優ネタ
吹替え鑑賞だったのでここからは声優ネタを拾っていこうと思います。
ナイスプールことマスクをしないまんまライアン・レイノルズは子安さん。
アニメのディスクウォーズアベンジャーズでもデッドプールの声を担当していた。日本ローカライズのセリフでは「アニメもよろしく」と観客に声をかけてくる。
予告ナレーションやったりと出演匂わせがあったので出てきそうだとは思ってたがセリフ多めで良かった。
Disney+さん、ディスクウォーズアベンジャーズ配信辞めちゃいましたよね???
「アニメもよろしく」じゃないんですよ、そういうのは視聴出来る環境を整えてからやってください!!!!!
X-23は続投、エレクトラとブレイドは新しいキャスティングだった。
数々のマーベル作品で活躍していた岡さんは現在休業中、ブレイドは複数パターンあるのでどちらにも角が立たずこれはこれで良いかと思う。
そしてガンビットは森久保さん。
今回のMVPですね。原語版では訛りが凄くセリフが聞き取れないってのこのキャラのキーだと思う。原語版がどんな感じか気になる。
吹替えでは日本語で話してるのに8割くらい聞き取れないという驚異の訛り具合だった。
メジャーの吾郎やワンピースのバルトロメオの20倍くらい訛ってた。
森久保さんは通常の喋り方にも癖があってモノマネされる声優の筆頭とも言えるのですが最近はだんだんと本人がモノマネに寄せてる?って感じで本人が誇張しすぎた森久保祥太郎状態なこともあって
その他はクレジットだったので声からの推測です。
顔は出ないがレディープールの役者はライアン・レイノルズの妻であるブレイク・ライブリーだった。そして吹替はローガンの山路さんの妻である朴璐美さん。
順当に行くとここは彼女の代表作であるゴシップガールやライアン・レイノルズと共演したグリーンランタンで吹替えを務めた甲斐田さんで来そうなところを吹替え版はウルヴァリンとレディープールで夫婦共演にするあたりかなり遊び心が効いてると思う。
マスクしてて顔が出ないのでビジュアルとの違和感も全くない。
デッドプール軍団は首だけゾンビプールが花江さん、逆サイドにいたデッドプール杉田さんだった…ビジュアルどんなだったっけ。
クリエヴァはキャップではなくヒューマントーチだったので中村さんじゃなくて神奈さんでしたね。中村さんはシャッタスターでした。
・音楽ネタ
OPのBye Bye Bye以外で印象的だった曲に少し触れておきたい。
オデッセイのカーステレオから流れたのはアヴリル・ラヴィーンのI'm with You。
和訳はこんな感じ、バリバリ孤独感のある歌。
虚無空間良いDJいるな、選曲良すぎと思った瞬間だった。
サントラのリストの中でもひと際目を惹いていたのがグレイテストショーマンの曲。完全に出オチで消費されててあの使い方でサントラにも入るんだと笑ってしまった。
極めつけはEDのGREEN DAYのGood Riddance (Time of Your Life)
この選曲はマジで天才でしょう????
タイトルの直訳は『厄介払い』みたいなニュアンスなんですが歌詞が本当に良いので和訳を引用して載せておきます。
本国では卒業式などの定番曲になってるらしい。
クレジットとともに流れるX-MENなどのメイキング映像との相性も抜群で本編では出なかった涙がここで出てしまった。個人的にワイスピ7に並ぶ感動のEDだった。
ここで紹介した3曲(グレショを除く)はどれも90年代後半から00年代前半の曲です。ブレイドからX-MENの全盛期あたりにヒットした曲だと思うと同年代の曲たちが花を添えたと思えてより一層良く見える。
・まとめ
前述の通りFOXの作品は一応全部鑑賞済みではあるが、あまり映画館で見て無くて特段思い入れがあると言うわけではない。
MCU展開以降は何かといじられる方が多く、MCU作品と比較するとヒットも少なく後期になればなるほど作品の繋がりが曖昧になったり劇場公開が無くなったり企画が頓挫したりとあまり上手く出来てたとは言えないなーと客観的に見てた。
いろんなレガシーキャラのサプライズがありそこは大いに楽しめたし、スーパーヒーロー映画の時代より前に活躍していたキャラたちが十数年振りに見れたのは嬉しかった。
ただデッドプールの物語としてはどうだろうか、映画の大半の時間を虚無空間やローガンの墓のそばの森など殺風景な場所が多くTVAに拉致られてからは元居た時間軸の状態も全くわからないままに行動して最後はデッドプール100人組手という展開になる。わかりやすくはあるが雑と言えばそうとも言えそう。
デッドプール達が結託して命を狙ってくる部分も正直弱いと思う。せめて虚無空間で出会って因縁の一つくらいの展開は作っておいて欲しかった。
あれじゃ死んだナイスプールが可哀想だろ、あの犬死感こそデッドプールっぽさがあって良いとも言えるが物語にもう少し起伏を持たせてほしかった。
作品全体の比重としてはもう少し自分の時間軸での活躍、それこそユキオやネガソニック、コロッサスの活躍も見たかったし、ドーピンダー、頼むからタクシーに乗ってくれ!
ホンダのオデッセイでもいいから運転してくれ!じゃない方軍団の活躍が見れた一方で元の世界のキャラの活躍はあまり見れずそこは少し残念だった。100人組手にみんな入ってきてほしかったよ。
EDの選曲と映像は本当に大好きなのでまぁ全部許しちゃうし、エンドゲーム以降の失敗やレガシーキャラたちへのリスペクトを込めて終わりを迎えさせる、ヒーロー映画、マルチバース映画疲れといった重荷を背負わされてるデッドプールは不憫でならないがそこを上手く調理して見せた一作ではあると思うのでいろいろ言ってるもののかなり楽しめた。
FOXの買収に始まり、コロナ禍やストライキを乗り越えて良く完成まで持ってきてくれたと感謝したい。
ここから復活のMCUを待ってます!
次はアガサのドラマか……ちょっと心配だ。
以上!
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