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【ネタバレ有り】機動戦士GundamG QuuuuuuX -Beginning- 感想
ガンダムの新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を初日に劇場鑑賞してきました。
ネット上でも話題なのでほとんどの人が分かってると思うが、本作をネタバレ無しで語ることは非常に難しい。
ということでネタバレ全開でなので未鑑賞の方はブラウザバックしてください。
目次もネタバレになりそうなので少しだけ予告と場面写で埋めておきます。
予告!!!
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![](https://assets.st-note.com/img/1737365316-cQa0YGDUnA4CoIqJhEOdFNTB.jpg?width=1200)
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さて、ある程度間隔も開けたので始めます。
まだ1回しか見て無く、まだまだ感想がまとまってないので気になったトピックを見出しにしてざっくりと書いていく。
気になったことがあれば追記修正していこうと思う。
・鑑賞前情報
鑑賞前の情報と状況を整理するとこんな感じ。
初日のレイトショーで見て、日中はある程度ネタバレを避けるようにしていたので決定的なネタバレは踏むことなく鑑賞することが出来た。
公式が初日に昼間に挿入歌情報公開するとは思ってなかった。ネタバレくらったのはその程度。
ただちょっと前にイタリアの公式サイトの翻訳が回ってきて「宇宙世紀で、ジオンが勝利した世界」とこのワードだけは避けることが出来なかった。
主題歌情報も出てないタイミングである程度情報を見ようとするとこれに直撃してしまうのはもはや避けられなかった事故だと思う。
とは言えジオンが勝利して何年経った(5年)とか舞台がどこか(サイド6)などの詳細な情報は回避出来ていた。
あと画質がクソ悪いシャアガンダムの画像も一瞬見てしまったが赤い塊くらいの認識でタイムラインをスクロールさせたのでこれもセーフ。
まぁ、この時点でシャアがガンダムに乗って活躍してジオンが勝利みたいなところまでは予想済みでした。
あとキャラデザやMSのデザイン、クランバトルというMS戦がアングラで娯楽化されているところからみて、ある程度時代は進み宇宙世紀0150年(以降、U.C.と表記する)くらいをイメージしていた。
・鑑賞後の感想
ガンダムを見に行ったら、何か知ってるようで知らないガンダムが始まって困惑した。
長い眠りとお馴染みのナレーションが始まった。
今回の劇場版はビギニングのサブタイトルを冠しているので宇宙世紀を扱うならファーストの内容にはナレーションベースくらいで触れることはあると思ってたが、思ってた80倍くらいガッツリとファーストの仮想戦記物が始まった。
ここから便宜上こちらのパートをビギニングパート、5年後をジークアクスパートとします。
TVシリーズの数話を再構成してプロローグが付くみたいなアナウンスはあった?(実際は勘違いでプロローグが付くとはなってなかったっぽい)ので水星の魔女みたいに数年前U.C.0140頃のプロローグと本編U.C.0150あたりで構成されていると思った。
このU.C.0100代が舞台だろうというのは完全に読みを外していたわけだが、まさかそんなことが始まるなんて……
ガンダム奪取したあたりである程度飲み込めはしたが、思った以上に一年戦争パートが長い。(正直結構嬉しいです)
1話~3話部分は特にガンダムの戦闘シーン重視でしっかり描き、そこからはハイスピードで知ってる人だけ着いてきてくださいみたいな感じで戦争が集結する。
ガンダムを手に入れジオンが圧勝するかに思えたが、わりとしっかりと最後まで苦戦し、ドズルは戦死する(ナレ死)。ギレンとキシリアも生きてると思われる。
ガルマはなんやかんやあって除隊、本作ではキーパーソンになりそうなシャリア・ブルは出世し5年後の本編でもしっかりと登場する。
連邦側にいたっては最後にセイラが乗ってた軽キャノン(なんだその軽トラみたいな名前)が登場するもゼクノヴァという発光現象で恐らくシャアと一緒に消えている。
他メンバーはホワイトベースがファースト始まる前に奪取されている以上、元々軍人の人は別の隊、あとの人は一般人として過ごしているはず。
5年後の本編で登場する可能性は全然あるが出てくるたびに結構説明がめんどくさそうなので別になくても良いかなと思うけどちょっとサプライズは期待してしまうところ。
メインどころだとアムロやララァはどうなってるか気になる。シャアだけ掘り下げてアムロを放置するのかな?声優も刷新されてるしそこの不安要素はないはず。
MSや戦艦まわりは思い切ってカラー風というかエヴァ風なリファインが施されていた。
1話ガンダム大地に立つでよく見るカットやシャアザクがキックするカットをシャアが乗ったガンダムでまんま再現するシーンもある。
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しかし、ガンダム見て「白は目立つ」と言って赤に塗るのはそっちも大概だぞって感じがした。所謂キャスバル専用ガンダムが完成するわけだが、これを映像で見れたのは嬉しい限り。
庵野さん自身たぶんシャアが好きなのだろう、スパロボの寺田Pに「エヴァ弐号機にシャアを乗せて」と言ったり、逆シャアの同人誌も出している。
こちらは復刻され現在Amazonでも購入可能なのでこの機会に買ってみるのも良いと思う。
ちょっと再読しないとな…こっちも読むべきかね。
静岡美術館の富野展で購入した。
・時代と舞台設定
まさかのU.C.0079で始まり、ファーストと同じくU.C.0080にジオンの勝利で終戦。その後舞台は本編が始まる5年後のU.C.0085となる。
いやぁ、そんなに近未来の話なんだ…マチュたち主人公は10代前半で1年戦争を経験していることになる。もっと全然遠い未来の話だと思ってました。
アンキーは35歳なので世代的に戦争に出ててもおかしくはない年齢だし、結構深掘りできるキャラかもしれない。全然、元ジオン兵とかありえるかな。
舞台はサイド6のイズマ・コロニー、このサイド6がコロニー再生計画前後のどちらの番号で呼ばれているか不明だが、新サイド6(旧サイド4)、旧サイド6(新サイド5)のどちらにしてもあまりTVシリーズで大きく取り上げてきたことがない場所になる。
また年代のU.C.0085に関してもアニメでは機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYと機動戦士Ζガンダムのちょうど間に位置して深くは語られない部分でもある。
仮想戦記もの一年戦争の勝敗を変える大胆な変更を加えたが舞台設定では比較的手垢のついてない部分をメインに据えているように見える。
こうなってくると正史におけるいろいろな物事はどう進んだのか、どう絡んでくるのかは気になるところ。
インタビューなどを読む限り映像化されてない部分に関しても結構資料が作られていそうなので新しく作られて一年戦争とU.C.0085が混ざり合って話が進んでいくことを期待したい。
・ガールミーツガールで、ボーイミーツガールで、ガールミーツボーイ
ビギニングパートが終わり多分TVシリーズの1話に相当するであろうジークアクスパートが始まる。
最初に出会うのはマチュとニャアン。改札でぶつかった際にデバイスを何やかんやして出会うガールミーツガール。
イズマコロニーがアジア(日本)モチーフのコロニーとは言え、コロニーの中ってそんなシャーマンキング的なベストプレイスな場所に神社とかあるんだ。
最初にジークアクスに乗ったエグザべ少尉とマチュはボーイミーツガール的とも言える?もっとちゃんとした形で出会っていれば…
まっとうな流れならここから広がりそうなものだがマチュにはジークアクスしか見えて無くエグザベ君は無視されジークアクスを奪取される!!!!
普通だったらエグザベ君主人公でもいいよ…多分まだ絡みはあると思う。
最後はマチュ、シュウジ(ニャアンも)と出会いクランバトルへ繋がるガール(ズ)ミーツボーイ的展開になる。
3人の関係が一番メインに描かれるだろうがニャアンちゃんはだいぶポンコツ感あるし、シュウジも「~とガンダムが言っている」ことを復唱するマシンなのでこの三人で話広がってくのかな…実際のところ劇場の絡みだけではどの組み合わせで行動をともにするのかも判断しづらいので今後の展開に注目したい。
チームポメラニアンズとの関りもまだまだ描けてないのでもっと複雑な人間関係になっていくのかと思う。
とつぜん家庭教師のトライみたな人出てきたと思ったら、カムランさんだった。やはり既存キャラをさらっと出されてもなかなか分からない。
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・想起させた作品
サンライズ、カラー(元ガイナックス)を中心としたメンツなだけにもちろん原作にあたるガンダム、エヴァ、トップをねらえ!、フリクリなどの作品を想起させる。
マティスEBフォントで文字が入らなかっただけでもかなり自制が出来てると思った。
元地球連邦強襲揚陸艦 ペガサス 現ソドン
とか絶対画面に表示したかったでしょう。
カラー、サンライズ以外にそれっぽい作品をあげるとするなら交響詩篇エウレカセブンをあげたい。もちろんエウレカ自体がエヴァやガンダムの影響を受けていると思われるのでそれを再輸入(再引用)したような形に近いだろうか。
最初に感じたのが今回の予告でも使われていたマチュのモノローグ
「直径6.4kmのスペースコロニーは、113.5秒に1回回転し、1Gの遠心力を生み出している。空は頭の上じゃなく、足の下にある。コロニー生まれの私たちはホンモノの重力も、ホンモノの空も知らない。もちろん、本物の海も。」
物体的なコロニーの説明と仕組み。そして閉塞感のある街と自分の話で始まる。
一方のエウレカセブンは冒頭に軽い戦闘シーンが入った後主人公のレントンが登場するシーンでこのようなモノローグが入る。
「僕が生まれてから14年が過ぎた。もう14年だ。
生まれてから14年も経つのに僕の周りでは何も起こらず、かといって何かが起こる気配すら感じられないという…そんな最悪の人生だ。
かといって僕はこの街を出る術を知らない。知るには若すぎる。
だって僕はまだ…14年間しか生きていない。
だからここにいるしかないんだ。この最悪の街に」
こちらも閉塞感ある町(ベルフォレスト)とそこから出れない自分の話で始まる。
主人公の主体性はこの2作から欠けているもののエヴァの第三新東京市も同じく閉塞感のある街の話だと思う。
シンジの場合は街からより父親から感じる閉塞感の方がおおきそう。
他にもこの2作品結構共通点が多く、本編数年前に発光現象とキーパーソンの失踪(消失/死亡)が起こる。
本作ではゼクノヴァ現象で、エウレカではサマーオブラブ。ここでシャアが消え、エウレカセブンではレントンの父であるアドロックが消える。
ちなみのアドロックの声はアムロ・レイと同じ古谷さんが演じているあたりもガンダムからの影響だと思う。
突如目の前にロボットが現れデバイスを届け、覚醒させるとこも似ている。
ジークアクスではオメガサイコミュが起動、エウレカではアミタドライブを用いて人為的セブンスウェル現象の発生させる。
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![](https://assets.st-note.com/img/1737364798-YApz8JtRIywEk6Ooni2qBhaT.jpg?width=1200)
ニルヴァーシュ/ジークアクスにこのデバイスを持っていき起動させるところが2作品におけるロボットと人が繋がる最初のポイントになる。
今後の展開が分からないのでジークアクスではまだ不明だが、チームポメラニアンズはどこかゲッコーステイトのメンバーを思わせる。たぶんナディアの方が影響大きそうではある。
ホランド的な人はいないが、アンキーはかなりタルホっぽい姉御肌な感じもする。
・スタッフ
マジでお願いなんですがパンフレットにEDクレジットはフルで載せてください!!!!!!ホントお願いしますよ!
キャスト情報は割と集めやすいですが原画スタッフなどは数も多く1回の鑑賞では全く追えません。
メインのスタッフに関してはアナウンスの通り、インタビューなどから前半のビギニングパートは庵野さんの脚本中心に作られている感じ。
ジークアクスパートは鶴巻監督、榎戸さんが中心になってるよう。
原画で気になったところはカラーはもちろんだが、元ガイナックスで現TRIGGERのスタッフがかなり多かった印象。
雨宮さん、坂本さん、半田さん、すしおさんなどなどグリッドマンユニバース以降、ダンジョン飯に比較的登板数が少なかったスタッフはここにいたのかって感じ。
今年はパンスト2期もあるのにこの間の2年でガンダムもやってたんですね…凄い。
あとは全然追えてない。宣伝協力かどこかに松竹があったのは結構驚きだった。
今回はこの2社間での共同配給ではないが、東宝配給で松竹が宣伝協力するんだね。
ちなみに東映と松竹で共同配給したのが大怪獣のあとしまつだったなぁ……
・劇伴とか歌
序盤のパートはファーストの音源を使っていた。選曲は庵野さんとのこと。
ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーに続き既存曲の使い方やアレンジ(今回はアレンジ少な目)が抜群に良かった。
SEも当時の音を使ってた、ジークアクス本編の方までちゃんと聞き取れてない。
ジークアクスパートはもはや呪術廻戦などでもお馴染みの照井さんと元school food punishmentの蓮尾さんによるsiraphコンビ。
蓮尾さんはアニメ劇伴は初めてなんじゃないだろうか。まだサントラ情報も無いので曲の割り振り不明で未知数だが結構楽しみなコンビ。
現時点では劇場版用主題歌となってる米津玄師のPlazma、さすがに良い曲。
作詞のワードチョイスしかり、テンポしかりタイアップで外すことはないだろう信頼感。
あと毎回思うけど絵も描けるのはズルいだろう、身長も188cmもあるし天は二物を与えずとは言うが二物も三物も与えてるって。
挿入歌はアニメの方に見入っててほとんど聞けてないです。
すいちゃんの曲だけはリリースされてないのでそこまでリリースされたら3曲ヘビロテ体制にしようと思う。
・まとめ
まとまらないので一旦まとめです。
サンライズがOKを出してこの形になってるんだから満足しかないですね。
鶴巻監督と庵野さん、榎戸さんあたりはちゃんと富野監督と対談させてください。
正直これが円盤特典なら余裕で買います。
あー、あと放送っていつですかね。
明記はされてないけどインタビューの雰囲気から完パケしてるっぽい。
この時期の先行上映で熱量を夏まで持たせるのは大変なので春アニメと予想します。鬼滅とかも1~2月上映、4月放送開始だったしこのくらいが丁度良いと思う。しかし、日テレの目ぼしい枠は夏ごろまで埋まりかけているのが現状。
一番乗ってる枠は金曜23時台のフラアニだけど、ここは6月まで薬屋のひとりごと2期で埋まっている。
土曜の18時台は4月から真・侍伝YAIBAがあり、18:30からはコナンがある。年内放送予定のヒロアカ8期も順当ならこの枠の前半に来る。
らんまが放送されていた枠も1月から連続2クールのアニメで埋まっており、多数欠が放送されていた枠はアニメ枠では無くなった。
この2枠に関してはガンダムを放送するにはやや時間帯が深すぎる気がするので多分ない。
そうなると新枠の可能性、新枠の1作目がガンダムなのは結構箔が付くでしょうし可能性は全然あるかな。
日テレでは3月で終わる番組が3つ決まっていて、土曜朝5:30~9:25のズームインとウェークアップ!ぷらす、ここにはシューイチが入る予定になっているが日曜の3時間放送に加え4時間まるまる使うとは思えない。グレンラガンやエウレカセブン、UCのTV版みたいに朝アニメになる可能性もあるし朝のロボットアニメ復活を見てみたい。
もう一つは日曜21時の行列だが、ここは噂レベルでGame of SixTONESが放送されるとされているが現時点でこれも確定情報ではないので可能性は捨てきれない。
とりあえず深夜2時とかは辞めて、リアタイで見やすい時間帯にしてほしい。
夏になるとネタバレに配慮する側が疲れちゃうので春アニメでお願いします!
ちょいちょい修正かけるけど入念に校正してたら一生書きあがらない気がするのでめっちゃ長くて、全然まとまんなかったけどめんどいのでそのまま出します。すんません。
以上です。
間違ってる情報あったらすみません!
ところでジークアクスのプラモのモーションってカンチっぽさありますよね?
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終わり
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