<読書感想>ざっくりでいい。自分の基準でいこう
そのまま話すと、ただの愚痴や不満にしかならない話になってしまう。けど、それを人が聞いたらおもしろい話、笑える話に変えられる人がいる。
カマたくさん。
少し前にこのnoteで、Xの動画をとりあげた。カマたくさんのご家族が認知症で、かなり大変そうなエピソードを笑い話にしていた。よくよく考えたら、それって精神的にかなりしんどいのでは、と思うんだかけど、カマたくさんの話を聞いてる途中でそう思うことがない。笑って聞いてる。
私はかなり「考えすぎる」タイプなので、考えることに使ってしまう時間が長くなる。自分でも、なんでそんなに深く、それも否定的になるの? と思う。
この本、買って正解だったと思う。
これを買うと決めた当時の自分をほめたい(笑)。
カマたくさんの一つひとつのアドバイスが簡潔でわかりやすい。言葉が磨かれてる。
カマたくさんは自分のことを「あまり考えてない」と書かれていたけど、
そうじゃなくて、その考えるスピードが速い方なんじゃないかと。
深く考えた結果出てくるような言葉を、短い時間で出せる方なのでは。
それと、世間とか常識より、自分なりの基準で、自己判断で考えられる方。
これ、大事だと思う。いまの時代は特に。なにかと「炎上」とかなんとか、ネットの匿名のコメントで、芸能人がたたかれてるのを見るじゃないですか。
他人から、なにか言われるかもしれない。だったら黙っておとなしくしていよう。
でも、ひと目を気にして、萎縮したりあきらめたりするのって、自分にとってどうなのか。
キラキラした自分を見せるために、インスタの写真で「見せたい自分」を見せる。別に、しなくてもいい頑張り。それって、そもそもしないといけないことなのか。
わかる。インスタって、この前食べたカップ麺おいしかった、ってその写真を載せたらいけない、というより、合わない世界ですよね。
自慢したいことを、いかに自慢に見せないようにしてネット上で自慢するか。インスタってそういうものだと思ってます。偏見でしょうか。
インスタはやってないし、私もからあげ好き。
楽しいとかおもしろいって思える基準って、低ければ低いほどいい。それに楽。よけいなこと考えなくて済むし。今日、からあげおいしかった、でいいし。
あまり「考えすぎない」、でも後悔しない、自分的にちょうどいいと思える範囲で生きていけたらなぁと、ざっくりと思う。
日高屋のからあげ、まだ食べたことないんだよなー。
私は極端にインドア(「社会的ひきこもり」を、ネガティブさを抜き取った言い方にするとこうなる)なので、まず、日高屋に行ったことがない。
カマたくさんが言うんだったら食べてみたい。いつか食べに行こ(笑)。