ナオコライフ9 自分を受け入れる、夢は叶う
ふとおもったんです。前回、変わりたいと書いたけれど、でもねって。何かがちがうと、物おもいに耽ります。変わりたいっていっても、わたしでしかないのは事実で、あるがままでいること、そのまんまの自分を受け入れることが何より大事ではないのでは?そう、やっと胸にすとんと落ちるおもいでした。
自分を受け入れるってことがとてもむずかしいですね。どうしても何者かになろうとしてしまう。でもその何者ってなに?どこからきたの?理想の姿かしら?今の自分をどこかで否定してる?何者なんてどこにもいない。自分以外の人にはなれないし、なりたくない。つきつめれば、それが本心。
世間一般的とはまったくもっていえないようなわたしがいて、多様性といえば聞こえはいいけれど、実際問題この先どうしたらいいのだろうと悩んでいます。人生なんとかなるさとか、流れのままにと、おもう日々であったりもするけれど、それもほんとにそうなんですね。
実は、1ヶ月ちょっと前、午前中から頭の中をいろいろと駆け巡り、そうだ生活レベルをもっと落とせばいいんだ、もっときりつめて、自分にとって必要なことを突き詰めていき、消費を少なくする。こんなことを考えてわくわくしていました。そしたらその日の夜に、父が亡くなったのです。それはもう、生活レベルを落とさずにはやってけない状況になったということです。父がわたしの夢を叶えたといえる、不謹慎ですが。ナオコがそう決意したならもう大丈夫だ、そう父はおもったにちがいありません。だから、1年も病院でがんばってくれていた、娘が覚悟するのを待っていてくれたともいえる。そんな気がしてならないのです。父にはみんな伝わっていると、あの日の夜はタクシーで病院へ向かう中、三日月を見ながらおもったものでした。