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ナオコライフ115 読後感の波にゆれて

2023.4.28読後感の波にゆれて

5時起床。コーヒー淹れる。今朝のコーヒーもおいしい。読書する。河合隼雄・村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』を読み終える。何故もっと早くに読まなかったのだろうとおもいながら読み進めていた。お二人共、かじっている程度のことしかわかっていないわたしだけど、村上春樹『ノルウェイの森』を読んだのは中学3年生のときで、装丁の鮮やかさとビートルズのタイトルに惹かれるままに衝動買いしたのだった。それから、他の小説を読んだのは20代に入ってから少しだけ。ここ15年くらいだろうか、小説そのものを読めなくなって久しいのが現実で、村上春樹のエッセイを楽しんでいる。学生の時、臨床心理学を専攻だったわたしは、自然に河合隼雄の名前を知ることとなったが、当時のわたしは心理学の本をゆっくり手に取る落ち着きがなかった。30代前半にカウンセリングに3年通っていて、そのときに河合隼雄が亡くなったのだった。そのときはカウンセラーさんと、河合隼雄さん亡くなりましたね、亡くなりましたね、と、しみじみと残念なおもいで二人で下をむいて話したのを覚えている。それも感慨深い思い出となった。いろんなおもいが交差する読書となり、この本の内容については今すぐ書けるほどの余裕はないが、きっとこの先何度も読み返すことになるだろうとおもう本。

朝ごはんをいつもよりゆっくりめに食べる。昨晩、横にならないといられないくらいのだるさがめずらしいくらいで、夜どう過ごしたかあまり覚えていない。白湯ポットをもって部屋で日向にいる。今朝は涙がとまらなくて、沖縄民謡を聴く。こんなままではしょうがないので、庭に出る。枝の剪定、草取りを1時間ほどやる。それでも今日はぐずぐずした気持ちだ。だいぶすっきりしたけれど。

麦茶をごくごく飲み、コーヒー淹れて一服する。

母がでかけたが、お昼前に帰ってきて、妹がおみやげに持ってきてくれた生パスタセットをいただく。まだソースが余っているので楽しめる。今日も本調子ではないので、出かけるのはやめる。

母が、父が亡くなってから二度と餃子は作らないといったけど、気が変わったのか、餃子を作るといいだして買い物してきた。わたしはとてもうれしくて、夕方二人で餃子作りに集中した。久しぶりの手作りの味でおいしさをかみしめる。



2023.4.29ひとりでは生きれない

2時起床。時計を見ないで朝だとおもって着替えてしまった。緑茶を淹れる。起きたのはいいけど眠気がある。4時から5時半まで寝る。やっとすっきりする。緑茶を淹れる。母がまだゆっくり寝ていたいといってるので、その間紅茶を淹れる。じきに、母が起きてきて朝ごはんの支度にかかるが、わたしは少々不調でぼんやりしている。朝ごはんをすませ、白湯ポットと湯呑をもって部屋へあがる。曇っていて、光がない。それだけで今朝は気が滅入る。それが、読書してたら窓際に陽が差してきた。窓を開ける。

ホーホケキョ、ホーホケキョ、と鳴いている。音程がいつもちがっている。ピピピピピピッ、とも。ホホホケキョ。

家で羽織るカーディガンを選びに、ショッピングモールへ。母はウォーキング用のUVパーカーが気に入ったようで、母の日のプレゼントにする。

帰宅し、昼ごはんにうどんを茹でる。それからぐったり寝てしまう。不調だ。こんなとき、母が率先して料理をしてくれている。ひとりだったら一体どうなっているのだろう。台所で夕ごはんの支度をする母を感じながらおもう。ひとりではなにもできないのが本当で、支えてくれる人がいてくれないと生きていけない。わたしは恵まれている。







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