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もともと自律神経バグってる人がレルミナを服用するとどうなるか

どうもご無沙汰しておりました。

以前の記事に書いたとおり子宮筋腫が悪化し「レルミナ」というホルモン治療薬を服用することになりました。
本当は副作用やら何やらでnoteを休んでダラダラ過ごしていたかったのですが「途中経過も記事にしたいです」なんて宣言してしまっていたので今日は1か月目の経過報告です。

まずレルミナはどんな薬かというと、偽閉経療法という女性ホルモンを低下させて閉経と同じ状態にして子宮筋腫の症状を改善させるというお薬です。

女性の生理現象で閉経の前後には「更年期症状」というものが出現します。ということで、レルミナを服用すると副作用で「のぼせ」「多汗」「頭痛」「イライラ」「うつ状態」「高血圧」「関節痛」「骨粗しょう症」など様々な更年期のような症状が出るようです。

私も当初は副作用が不安で仕方なく、こんな副作用が出る薬を6か月も飲むならさっさと手術したいと思ったくらいです。(筋腫摘出手術が確定していて手術前に飲むこともある薬ですが、私の場合は6か月飲んでみてから手術は様子見です)ちなみに副作用で骨粗しょう症のリスクがあるため6か月までしか連続服用できないそうです。そして、服用開始1か月が経った今はどんな状況かと言うと…

以前より元気です!

というのも、レルミナを飲んだ副作用で血圧が上がり、もともと低血圧で常にグッタリしていたのが普通の血圧の数値になったのです!
朝の目覚めも良いし普通の血圧の人ってこんなに体が軽快なのかと驚いています。こんなに毎朝軽やかな世界があるならもっと早く知りたかった!

子供の頃から「超」がつくほどの低血圧で、学校の保健室の血圧計や市販の家庭用血圧計では血圧が低すぎて「エラー」になり測定不能でした。
学校の朝礼が長時間になるとだいたい倒れている子でした。(起立性低血圧というらしいです)
中学生のある朝に生徒がぎゅうぎゅう詰めの体育館で朝礼をしていたら人生初のパニック発作を起こし、以降1年に数回程度パニック発作や失神を起こしていました。(当時はパニック障害の認知度もなく、頻度も少なかったので低血圧がひどすぎるだけだと思っていてパニック発作だと自覚していませんでした。)

大人になってからも最高血圧は常に100MmHg以下で、働くようになっても起立性低血圧やパニック発作は相変わらず、低血圧で朝は起きられない、食事をすると胃に血流が集中しすぎて手足や脳に血が回らなくなり失神し(食後低血圧というらしいです)、食後低血圧が原因か仕事のストレスかはわかりませんが徐々に摂食障害と会食恐怖症を発症しました。
食事がうまくとれないのでお菓子を食べていたら低血糖が悪化、自律神経がどんどんおかしくなっていくという悪循環で、週5日残業アリの正社員で働くことがしんどすぎたので色々と仕事を通して実現したかった夢や目標はあきらめてさっさと戦線離脱しました。アラサーあたりから「とりあえず生きてるだけでいい」と自分に言い聞かせゆるゆる暮らしています。

そんなわけで、低血圧のせいでバリバリ働いたり、元気に遊びに出かけたり、恋愛して結婚や子育てしたりのような「普通の生活」さえマトモにできていませんでしたが、まさかアラフォーオバチャンになって普通の血圧の「普通のカラダ」を手に入れることになるなんて怪我の功名とでもいうのでしょうか。(薬の副作用ですが)

レルミナの話に戻して、血圧が上がった他にも「のぼせ」「多汗」「頭痛」「動悸」などの更年期症状らしき副作用も出ているので以前と同様に仕事から帰ってきたらグッタリして家で寝転がっていますが、それでもやはり血圧が正常値の今のほうが体が軽いです。
低血圧のダルさは本当に酷かったんだな、と改めて思いました。

もともとパニック症人間からすると副作用の色々は「想像したよりたいしたことないかも!?」という感じです。(※あくまで私の感想です。副作用や症状には個人差があります。)
更年期の「ホットフラッシュ」という汗が突然噴き出す症状はパニックの予兆に似ていますが、その後の苦しい過呼吸みたいな症状がないぶんパニック発作よりラクです。
そして以前仕事のストレスで自律神経失調症になっていた時も同じようにのぼせや多汗や心臓バクバク症状が頻発していたので、「あー!この感じね、うんうん知ってる。」くらいに軽くやり過ごせています。

自律神経失調症やパニック障害とも長いお付き合いですが、いつのまにか私を強くしてくれていたのかもしれません。

そして、生理が止まっているためPMSもなく、生理前の止められない暴食や突然襲ってくる不安感に訳もなく涙することや、イライラも腹痛(排卵日から生理までずっと軽めの腹痛。生理中は激痛)もなく、投薬前よりだいぶ幸福感のある暮らしをしている気がします。

しんどい度合いを不等式で表現するなら下のような感じです。

パニック発作 > PMSや生理痛の不快症状 > パニック発作の予兆の胃の方からこみ上げるザワザワ感 > 自律神経失調症(私の場合はのぼせと頭痛と微熱が主) ≓ レルミナの副作用(更年期症状)

ということでレルミナの副作用は自律神経失調と不安症オンパレードな人間からすると、雑魚キャラくらいです。

個人差があるものなので参考にならないかもしれませんが、不安障害持ちが婦人科系の病気になってホルモン治療したらどんな感じなのかという一例として記事にしました。服用2か月目以降で副作用の症状が変わってくることもあるみたいなのでまた変化があれば記事にしたいと思います。

(※不安障害の治療薬は頓服薬のみでレルミナと併用はしていないです。もし私のパニック発作の原因が低血圧だったとしたら、レルミナを飲んでいる間は発作が起きないのではないかとちょっと期待しています)


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