【記事レビュー】RIZAPの急成長とIT技術!結果にコミットするデータ活用術とは
はじめに
今回は「まるわかり!IoTビジネス2019 50の激選事例」という本から
RIZAP(ライザップ)のデータ活用技術ついて紹介された記事を読んで感じたことをまとめました。
RIZAPといえば、街中で知らない人はいないと言っても過言ではないほど有名となったダイエットジム。
軽快なBGMと共に、体型のビフォーアフターを見せるCMで、一躍話題になりましたよね。
そんなRIZAPグループの急成長を支える、ITデータ活用技術とは。
RIZAPグループのデータ活用述要約
■ 3Dボディスキャン
顧客の体を立体の画像データとして可視化できるサービス。
RIZAPが成長戦略の柱に位置付けているサービスである。
IoT (インターネット・オブ・シングズ)をはじめとするデジタル技術を駆使して顧客のデータを分析し、現状の体型を細かく可視化できる。
→何のために?
CMで得られる新規顧客だけではなく、既存顧客の継続的な満足につなげるため。
■ 活用しているIT技術は他にも…
・ゴルフ事業
└センサーで、顧客スイングの加速度・アタック角などを測定。
・スマートフォンアプリ
└顧客の食事状況や睡眠時間をトレーナーと共有できる。食事量の指南などでより効果的なアドバイスが可能に。
■ IT技術の活用のポイント
・データ収集は手軽さを重視
└顧客に負担を強いても普及しないため
(3Dスキャンは指定の箇所に立つだけ。ゴルフのセンサーも軽微なもの等)
記事から考えたこと
今回この記事を読んで、考えたこと・感じたことを以下にまとめました。
■ 接客イメージの強いジムだけど…
ジムの強みは、トレーナーと顧客のコミュニケーションや信頼関係にあると考えており、
正直、これまでジムがIT技術に力を入れているイメージはあまりありませんでした。
なので、RIZAPがIT技術をこれほどフル活用しているというのはとても意外でした!
しかし、この記事を読み、トレーナーが顧客に対してIT技術を活用したアドバイスができることが、より厚い信頼関係の構築にもつながっているのではないかと感じました。
■ IT技術の活用によって
というのも、IT技術の活用によって、
それまでトレーナーが感覚的な言語で指導していたアドバイスが、より定量的なアドバイスに変わると考えるからです。
例えば、トレーナーの目線から「姿勢が悪く見えるので、背筋を伸ばしてみましょう」と言われるよりも、
3Dスキャンを一緒に見ながら、「体幹の軸が○度ずれていますね。背筋を伸ばすよう意識してみましょう」と定量的に言われる方が説得力ありますよね。
トレーナーへの信頼感も増すと思います。
IT技術の活用が、他社との差別化にも繋がっていると思いました。
■ 顧客ファーストな技術革新
そして、これらの技術革新がまさに「顧客ファースト」で進められているのがとても良いなと思いました。
IT技術の導入でポイントとされていたのは、その手軽さ。
データの測定に関して、顧客の負担が少なくなるように設計されている点で、顧客ファーストなサービスだと感じました。
顧客との信頼関係、人気度によって業績が左右される業界ならではのポイントだと思いました。
さいごに
今回は、「まるわかり!IoTビジネス2019 50の激選事例」という本から
RIZAP(ライザップ)のデータ活用技術ついての記事を読み、感じたことをまとめました。
急成長の背景に導入されたIT技術について学ぶことができました。
そして、顧客ファーストの考え方で技術を導入している企業姿勢も知ることができました!
また、今回は触れませんでしたが、
記事の中では、顧客データを活用してグループ企業での追加提案を行なっているいう内容もあり、
ビジネスチャンスを横に広げていく戦略についても知ることができました。
└結婚式のためにダイエットをしている顧客→グループ企業の補正下着・結婚指輪を提案するなど
顧客のライフスタイルの変化に沿ったサービスを、タイムリーに提案できるデータ活用がされているのも、とても印象的でした。
身近な企業でのIT技術の活用について知ることができ、面白かったです!
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