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【読了】マイフィンランドルーティン100
実は北欧デザインが好きだったりする。
IKEAにマリメッコ、イッタラ、そしてジョージ・ジェンセン。
飛行機の乗り継ぎでコペンハーゲンの空港に降り立った時、ワクワクしながらショップを巡ったことを覚えている。
『マイフィンランドルーティン100』の著者、週末北欧部 Chikaさんはフィンランド好きが高じて移住したこともある人。
実際に住んだことのある人だから知ってる嫌な側面もあるだろうに、本書では作者本人の「フィンランドのここが好き!」しか載せていない。
驚くことに「けどフィンランドってこういうところがダメなんだよね」という文言が出てこない。
「好き」しかないのだ。
今の時代、SNSでもよく見かけるが、ヘイトがとにかく多い。
人の脳というのは嫌いなものや文句は次々と言葉を紡げるようにできているのだろうかと思うくらい、毎日どこかで何かが炎上している。
そんな光景を目の当たりにした後に本書を読むと、とにかく「好き」しか載っていないおかげで心が和む。
作者の顔がデフォルメされたコミックエッセイだが、その作者が本書ではずっと笑顔でいる。
どうしてフィンランドのダメなところを描かないのかと思う人もいるかもしれないが、そういったのは他の著者の本でも書かれているはず。
1冊くらいはこのくらい振り切って「好き」が描かれている本があってもいいのではないだろうか。
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