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クラシック 記事まとめ

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クラシックの楽曲・作曲家などについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#クラシック」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年7月の記事一覧

【R4】湖北オーケストラ団員募集!!

団体名 湖北オーケストラ 事業概要 「湖北にオーケストラを!」という長浜音楽協会の呼びかけで2008年11月に結成され、約10年をかけて交響曲を演奏できるオーケストラへと成長し、2018年に第1回定期演奏会を開催しました。今年5月に第4回を開催しましたが、まだまだ発展途上。団員それぞれが腕を磨きながら、オーケストラを育てております。 取組内容 高校生以上が入団可能で、練習は毎週日曜日9時から12時まで、練習場所は主に「長浜文化芸術会館」です。月1回プロの指揮者に指導

アルマン=ルイ・クープランとパスカル・タスカン(鍵盤楽器音楽の歴史、第142回)

フランソワ・クープランには息子二人と娘二人がいましたが、息子のひとりは幼少時に亡くなり、もう一人はなぜか失踪して行方不明、娘の姉の方は修道院に入ってしまいます。しかし妹のマルグリット=アントワネット・クープラン (1705-1778) はクラヴサン奏者として大成し、1717年には女性として初めて王室楽団の常任クラヴサン奏者に就任しています。残念ながら彼女の作品は何も残っていません。 一方、フランソワ・クープランの後にサン・ジェルヴェ教会のオルガニストを継いだのは、従兄弟のニ

【クラシック超入門!】ピアノの超絶技巧は音の多さ・派手さだけじゃないぞ

皆さん、こんにちは! 在米25年目、ニューヨークはハーレム在住の指揮者、伊藤玲阿奈(れおな)です。 去る7月21日の午後、20年来の大切な友人であるピアニスト、マクシム・アニクーシンのコンサートがNYのワシントン・ハイツで開催されました。私は自宅から離れることが出来なかったのですが、幸いZOOMでのLIVE中継があったので、そちらで楽しみました。 マクシムは、共産党時代のロシア、つまりソビエト連邦に生まれ、リヒテルやギレリスはじめ数々の名ピアニストを生んだモスクワ音楽院で

本日、天気晴朗ナレドモ浪高シ~演奏会の振り返りインタビュー、ファゴット編☀️🌊~

今日は2022/7/10に開催したアンサンブルSAKURA第38回定期演奏会の、団員目線での感想をお送りいたします。演奏会やそれに向けての準備の裏話等々、話題が満載です。ぜひご覧ください。 今回はファゴットパートです🎼 先日は演奏会お疲れさまでした!!Q1.演奏会において、ロビーコンサートからアンコールに至るまで終始ご活躍されていましたが、何か感想などありますか? そうですね、今回の演奏会が技術的にも、体力的にも精神的にも、これまで経験してきた中で一番つらい演奏会でした。

華麗なる〈展覧会の絵〉&哀愁のラフマニノフ|読売日本交響楽団 日下紗矢子(特別客演コンサートマスター)

こんにちは!note更新担当のたぬ子です。 一昨年の『愛媛県県民文化会館リニューアルオープン記念コンサート』で、会場を沸かせた読売日本交響楽団(以下、読響)が、指揮者/小林資典氏、ピアノ/小山実稚恵氏と共に、愛媛に帰ってきます。 そんな読響のキャッチフレーズは、”楽しく、元気”。 楽団員同士の仲が良く、楽器間の垣根を越えて、楽しみながら音楽を作り上げるオーケストラです。 今回は、日本のみならずドイツのオーケストラでも、コンサートマスターとして活躍されている、読響特別客演

パンクラス・ロワイエ(鍵盤楽器音楽の歴史、第141回)

1733年10月1日、パリのパレ・ロワイヤルで王立音楽アカデミーによってラモーの《イポリートとアリシ》が上演されました。 このラモー50歳にして初のヒット作は大変な反響を呼び、賛否両論が巻き起こります。フランスの流儀に反している、要するにリュリ風でない、ということが問題視されたわけですが、実際リュリじゃないんだから当然でしょう。それぐらいフランスの劇場は保守的だったわけです。 ちなみに同じ年にペルゴレージの《奥様女中》が初演されています。これが20年ほど後にパリで上演され

「となりのトトロ」のシーズン始まります!!~アンサンブルSAKURA年内の練習予定、団員募集のお知らせ~

この3連休は、アンサンブルSAKURAの練習はお休みです。7月24日から第39回定期演奏会に向けた練習を開始いたします。 第39回定期演奏会の目玉は「となりのトトロ」演奏会の概要は以下の通りです。 アンサンブルSAKURA第39回定期演奏会 日時:2023/3/19(日)昼公演 会場:浅草公会堂 指揮:高石治 曲目 カルメン組曲(ビゼー) Back to the Future(アランシベストリ) オーケストラストーリーズ組曲「となりのトトロ」(久石譲) アンサンブルS

第81回中部フィル定期演奏会

今日は中部フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会へ行きました。 しらかわホールです。 ランチは伏見駅から徒歩2分にできた日乃屋カレーへ行きました。東京のチェーン店で関東に住んでいたときには食べたことがありますので、久しぶりになります。 たっぷりほうれん草カレーとツナサラダです。愛知だとカレーのチェーン店だとCoCo壱番屋ですが、CoCo壱番屋よりひりひりする辛さはあります。辛さ普通を頼んだ場合です。 今日は初期ロマン派ということでウェーバー、シューマン、メンデルスゾーンとな

明日はいよいよ演奏会♬ロビーコンサートのご案内♬

今日は演奏会前日のリハーサルでした! およそ3年半ぶりとなる定期演奏会に向け、団員も気合い十分です💪 ロビーコンサート開催のお知らせさて、明日7月10日のアンサンブルSAKURAの演奏会では、定期演奏会恒例の木管楽器有志によるロビーコンサートを行います。 演奏会開場後の13:40ごろから演奏予定です。 もちろん、本編に合わせてチャイコフスキーの作品を取り上げます。 開演ギリギリで到着すると汗ばんでしまってせっかくのコンサートも台無しです…。空調の効いたホールへお早めに

読書人間📚『クレスペル顧問官』ホフマン /訳.池内 紀/音楽

『響』百年文庫 ヴァーグナー/ホフマン/ダウスンから 『クレスペル顧問官』ホフマン /訳 池内 紀 エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンErnst Theodor Amadeus Hoffmann,  (1776年-1822年)46歳没。 アマデウスとは、敬愛するモーツァルトから取った執筆名。 司法官、音楽家、画家としても活躍。 (残っている音源は少ないが、声楽曲、オペラもあり。因みに、声楽の教え子に熱烈な恋をし交際するが失恋。) 顧問官の人物描写、そこまで変態オ

¥1,000

演奏者泣かせの作曲家バルトークと、ハンガリー料理を楽しむ夏の夜

ティンパニという楽器をご存知ですか? オーケストラの一番うしろで演奏している、大きな鍋の形の胴に革を張った太鼓を、大小4つくらい並べて演奏する打楽器です。 このティンパニ、オーケストラには欠かせない打楽器ですが、太鼓にしては珍しく、音程を変えられます。 一つ一つの鍋についたペダルを足で操作して音程を変えるのですが、もともと楽器自体が、きれいで安定した音程を出すのが難しい形をしているので、高度なチューニング技術と、高度な演奏技術があって、初めて"普通のティンパニの音"が出

オトの楽園presents〜「カルミナ・ブラーナ」徹底ナビゲート!

1989年12月31日のベルリンフィル「ジルべルターコンサート」 時代が昭和から平成へと変わった年の、ベルリンフィル恒例の「ジルベスターコンサート」の指揮台に上がったのが我らがマエストロ、小澤征爾。1989年という年はベルリンフィル、そしてクラシック音楽界にとっても大きな出来事があった年である。長年ベルリンフィルの芸術監督として君臨していたカラヤンが4月に健康上の理由でそのポストを辞任、7月16日にこの世を去ったのだ。この緊急事態に大晦日のコンサートを任されたのが小澤だった

7月のプレイリスト5選~『チル・ピアノ』『クラシックでリラックス』『夏のインストゥルメンタル』ほか

こんにちは。クラシック音楽レーベルのナクソス・ジャパンです。 猛暑が襲ってきたり雨がぶりかえしたり……の不安定な天候が続いていますね。 気持ちもなかなか落ち着かない今日この頃、少しでも涼やかに、少しでもリラックスして過ごせる旬のプレイリスト5つを公開しました。 プレイリストは、#Spotify 、#AppleMusic 、#AmazonMusicUnlimited、#LINEMUSIC、#AWA、#NaxosMusicLibrary などで公開中。 勉強、仕事、お散歩、安眠

啓蒙時代の知られざるクラヴサン音楽(鍵盤楽器音楽の歴史、第140回)

18世紀のフランスでは実に多くのクラヴサン曲集が出版されました。しかしながら今日演奏に取り上げられるのは大抵クープランやラモーばかり。あるいは、ダンドリュー、ダカン、フォルクレ、ロワイエ、デュフリ、アルマン=ルイ・クープラン、バルバトル、あたりまでは出てきますが、それ以外となるとまず演奏される機会は無く、CDで聴くことすら出来ないものも少なくありません。 今回はそんな不遇な作品と作曲者について僅かながらも紹介に努めたいと思います。 Charles-Alexandre Jo