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プロダクトデザイン知見まとめ

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プロダクトデザイン・UI/UX・UXライティングなどの知見をまとめていくマガジンです!noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio…
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2023年11月の記事一覧

実務のためのマイクロインタラクション入門 @ Friends of Figma Shonan

2023.11.29にFriends of Figma Shonanで発表した内容を紹介します。当日使用したスライドは以下から確認いただけます。 はじめに今回のテーマは「実務のためのマイクロインタラクション」です。 オライリーから出版されている『マイクロインタラクション』では以下のように説明されています。 最小単位のインタラクション 「愛される製品」と「許容範囲の製品」の違いを生む トリガー、ルール、フィードバック、ループとモードの構造を持つ マイクロインタラクシ

クリエイターの声を聞き逃さない。現場から生まれたnoteの印刷表示カイゼン裏話

こんにちは。noteのデザイナーの松下です。 先日、noteの記事を印刷した際の改善施策がリリースされました! 多くの人は、noteを印刷して使うことはないかもしれません。 ですが、実は「これは待望!」という声もかなりの数聞くことができた改善でもありました。 この改善は、普段noteがどのような基準で施策を選定しているかを示す良い例でもあります。 今回は、この施策を行うまでの流れや裏側について紹介します! クリエイターと共に成長するための取り組み前提として、noteで

事業会社の新卒デザイナーが5タイプの現場で価値を発揮するためにしたこと

クックパッド Product Design Leadのよーた(@yotaszk)です。 レシピサービス「クックパッド」のユーザー体験に責任を持ち、今年からチームをリードしていましたが、11月30日付でクックパッド株式会社を退職します。 このnoteでは、2022年4月に新卒入社、インターンを含めると約3年間で実践した「事業会社の新卒デザイナーが5タイプの現場で価値発揮するための超具体的なコツ」を実例を交えながら紹介します。 今日からぜひ真似してみてください! はじめに

アプリのUIをFigmaに移植した話(1/2)

こんにちは、みんなの銀行プロダクトデザイナーの中野です。 みんなの銀行ではこの度、デザインツールをAdobe XDからFigmaに全面移行しました。このnoteではその経緯やTipsを2回に分けてご紹介したいと思います。 以前、デザインシステムの構築に取り組んでいる話を綴りましたが、今回はその続編のような内容です。 👇筆者の別のnoteを読む デザインツールの移行という一大事デザイナーであれば経験したことのある方は多いかと思いますが、デザインツールの乗り換えってかなり

色による「見やすさ」のデザイン

おひさしぶりです。chiiです。 さて、今回のブログでは「見やすさ」とはどんなものかについて、色彩検定の基礎知識と主観からまとめてみようと思います。 あいまいな「見やすさ」というものサイトやバナーのデザインをしているとき、 「この文字をもう少し見やすくしてほしい」 「新機能の導線だから、このボタンをもっと見やすくしてほしい」 こんな修正依頼をもらうことはよくあると思います。 これらは同じく「見やすさ」の向上を依頼されているものの、 きっと依頼主は 「この文字を見やすく」

Webデザインで意識したい3つの錯視効果

こんにちは、ちょっと株式会社の久保田です。 「錯視」と言えば、かの有名なエッシャーの立体錯視によるだまし絵や、あるはずの無い色が見えてしまう錯視や直線が曲がって見える錯視などなど、世の中には数多くの錯視効果が存在します。 この錯視ってやつ、見た目を狂わせてくるのでデザイナーとしては非常に厄介なもの。 錯視による小さな違和感がグッドなデザインを台無しにすることも珍しくありません。 乱暴に言ってしまえば“視覚のバグ”なので「だって人間だもの」と割り切ってしまうこともアリです

『はじめよう! 要件定義』(とそのシリーズ)を読んで、はじめよう!UIデザイン

繰り返し読んでいるマイ・フェイバリット技術書に『はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで』とその姉妹本『⁠はじめよう! プロセス設計 ~要件定義のその前に』『はじめよう! システム設計 ~要件定義のその後に』の、通称「はじめよう!シリーズ3部作」があります(羽生章洋さん著)。 『はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで』はそのタイトル通り、ソフトウェア開発に携わるエンジニアやPM向けに、要件定義の進め方について優しく解説してくれる書籍です。かわいいイラス

もう迷わない!Figmaのマスターデータ管理の最適解

参考記事:Figma|Team, project, and file organization はじめにマスターデータをうまく管理できるFigmaのファイル構造は、長い間、私の大きな悩みの種でした。 マスターのデータ更新作業は時間がかかったり、更新タイミングを延ばしてしまったり...「正解はいったい何だろう?」と常に探していました。 しかし、その方法は見つからず、まるで手の届かない夢のように思えました… そんな中、Figmaの記事「Team, project, and f