しあわせなシチューエイション
久しぶりに口内がしあわせになった状況は誰のおかげ?のお話。
66日ライティングマラソン。29日目。もうそろそろ半分か?
ひっさしぶりにお昼ごはんとして口内がしあわせになりました。誰のおかげかって?
今日の主役は、いつも行く食堂にしては珍しくコスパが高かったあのメニュー。この記事のタイトルにも隠れていますが、おわかりでしょうか^^?
本日のメニュー
ビーフシチュー、コンソメスープ、ごはん。
そう、ビーフシチューなんです。褐色の、見た目はよく煮込まれてトロットロになっていて、少し大きめの牛肉がゴロゴロ(コロコロではないことに注意)している。
提供時に器ごと加熱してくれて、お盆に載せた時はグツグツと灼熱のマグマのように煮えたぎっている。お盆まわりを整理して席に着くころにはグツグツは少し収まり、よい香りが鼻の奥をくすぐる。
今日のビジュはこんな感じ。お腹すいてきましたか(笑)?
シチューの醍醐味
値段をいくらでも上げていけば、それはそれは手の込んだシチューを食べることができます。
でもほとんどの人にとっては、家庭で作るカレーみたいな材料に、カレーと見せかけてシチュールーを入れることでシチューになるという夕食を作るお母さんの絶妙なトラップを潜り抜け、シチューと見越してその予想があたったとき、おそらく幸せな境地になるでしょう。
今日は口内が始終しあわせだったので、気づきというよりは「なんでシチューってしあわせに感じるのか?」に思いを馳せてみました。
たぶんね。いろいろな材料が入っていてその材料から出るいろいろなエキスが溶け込み、肉や野菜が相まって一つの味覚を成している。だから具を食べるというよりは、具のエキスが出た液体を飲む、に醍醐味があるのではないか?と思うわけです。
もともと個人的な嗜好として、スープ類は具があるよりもない方が好み。そして「これ何がはいっているのだろう?」と疑問に感じながらひと口ひと口食べることが好きですね。
その料理が食べ終わる前に入っている食材の答えに辿り着いたらとてもうれしいし、辿りつかなかったらゲームオーバーで負けとしているので(笑)、食べる(味わう)ことに真剣になるんですね。そういう意味でもシチューについては、醍醐味の探求は純粋に楽しみ。
シチューがしあわせなのは
たぶん料理単体として完成されたものだから、しあわせに感じるのでしょう。学校の給食メニューでも、シチューと書いてあればなぜかうれしい気持ちになったものです。
カレーの親戚みたいに言われることもありますが(笑)、入門編から高級編まで幅広いレベルに応じて存在できる至高のメニュー。
食べる側の気分ひとつで、どんなレベルの味覚にも少し贅沢な味覚を足して提供してくれる親愛なるメニュー。
しあわせですね。そんなシチューエイションにいられることに感謝して、今後も褐色の芳醇足る液体のハーモニーを楽しんでいけたらいいなぁと思います。
さぁ、あしたは何を試そうか。