彫刻に触れたことありますか?
彫刻に初めて触れたときに感じたことのお話。
今日は昼ご飯戦は普通でした。
唐揚げカレーにしたら唐揚げもカレー味だったというオチはありましたが、たいした発見もなくごく普通に美味しくいただけた昼ご飯、幸せですね。週明けから安定しています。
よって食のおすそ分けはお休みですが、昼ご飯の前にとても素敵な記事を見つけたのでご紹介。
ノノさん。タイトルがサイコーですね。
ほんとに読んでてほっこりするノノさんの記事は、行間に癒されるってこういうことかって思うんです、毎度のことですが^^。
文字が多くを語らずとも、そこに存在しているだけの文字自体が高いパフォーマンスで訴えてくるというか、そんな不思議な気持ちになります。
人はいいなぁと思ったりしたことを他の誰かに話す時ってとても頭の中が輝いているそうです。誰に求められたわけでもないのに、自ら聞いてほしい一心で言葉を紡ぎ出す。いまの私がそんな状況で子供みたいですね(笑)。
で、話もどすのですが、彼女が足を運んだ田島享央己氏の個展。彼は私も大好きなのですが、幾枚か写真が上がっているのでご覧になればわかるかなぁ。このような作品って実際に目の前にしたときに吸い込まれそうな心地にしてくれるんですよ。
彫刻という芸術。
絵とは違う3次元の世界。当然さわれることはできるモノ(実際は触れないけどね)。この3次元に存在するモノを作り上げるということは、どうやったら作れるのか、どういう気持ちで作るのか、などクリエイトするときの作者に思いを馳せると、もう一日中見ていられるわけですよ。
私は、昔は絵や彫刻などに興味はありませんでした。しかし大学が総合芸術大学だったので、そこで絵や彫刻をやっている人と友達になる機会が恵まれました。
彼らは「こんど作品展やるから来てね~」とチケットを無料で私の手に握らせて去っていく。そして私がそこを訪問するとどこからともなく表れて「来てくれてありがとう」とだけ言って、また去っていく。後日感想を求められることもない。
なんでだ?(@v@)?絵や彫刻を専攻している人はみんなこんな感じ?音楽専攻のやつらは自己主張がもっと激しいぞ!(笑)、といつも思っていました。
いつだったか彫刻を専攻してる友達の寮に遊びに行ったことがあります。そこには作りかけの彫刻が部屋せましと数体並んでいて、足の踏み場もほとんどない状態。そんな部屋に遊びにお邪魔しても座る場所をキープするのが難しく、必然的に彫刻に触れてしまいます。
「ごめん、さわってしまった」
「いいよ~、まだ途中だし。なかなかさわれるもんでないからもっとさわったら?☺」
こんなことを言われたら「普段さわれない彫刻とやらをさわってみようじゃないか!」となります(笑)。
彼がやっていたのは石膏を使った彫刻。石膏って独特の匂いがあるんですね。部屋中その匂いが籠っていましたが、不思議と悪い気分にはなりませんでした。
作りかけの形の中に、できてる部分・できていない部分・その境目、それらを優しく撫でてさわっていると、無から有を作り出しているような、天界の神様が人間を作り出しているような、そんな錯覚をふと持ちました。
彼にそのことを聞いてみると、それが「彫刻をやっている動機のひとつ」だということ。
音楽とはまた違うね~、ぜんぜん違うね!と二人で笑いあって別れましたが、それ以来、彫刻をはじめ美術・芸術の3次元の作品にとても興味を持てました。
で、ノノさんが行かれた個展。東京なので行けませんでしたが、もし大阪で来ていたならば私も間違いなく訪れていたでしょう。
スタジオの空気、見に来ている人の空気、作品から出る空気が好きです。空気と書いてますがオーラといってもいいかもしれない。そんな3次元の作られたモノが訴えてくる何かを感じ取りに行く。これだけでも個展をはじめ、展覧会などへ足を運ぶには十分な理由になります。
あ、どちらかと言えば個展の方がいい。人ができるだけ少ない方がゆっくり見られるし、人の雑踏に酔うこともないので。
なんか書き散らしていたら食の話でなく、芸術の話になっていました(笑)。お昼どき期待させてしまった人はすみません😅
こんな感じで昼食後に「よかったこと」についてゆっくり書き記せるのはある意味幸せですね^^。
みなさまも少しでも興味が湧いたらぜひ、誰かの個展へ足を運んでみてください。きっと何か感じれるものを持って帰れるかと思います。
ノノさん、素敵な文章をありがとう。また遊びにのぞかせてもらうね☺。