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、や。に縛られてないですか

文章を書いてて疲れる人に向けた「疲れなく書くコツ」のお話。

文章をかくとき 、や。(以下、句読点)を一緒に書いてませんか?

少なくとも下書きやアイデア出し、まとめなどを書きながらする場合、句読点を書いてしまうとそれだけで思考が狭まります。だから書かない方が思考的な効率が圧倒的によいです。

例えば次の短い文章。

このときは、自分の状態をしっかり把握する。
こう感じるときは、自身のまわりがうまく動いていないケースが多い。
うまく動いているならば、こんな感情は出てこない。

句読点をしっかり打った例(読み手のことを一番に考えている例)

ある文章の一節👆。

これを読むと、きちんと書いてるって思えるかもしれませんが、実は句読点は読む人に向けての記号なんですね。書く人は書くことを頭の中で考えているので句読点は逆に邪魔なのです。

👆から句読点を取ると次のようになります。

このときは自分の状態をしっかり把握する
こう感じるときは自身のまわりがうまく動いていないケースが多い
うまく動いているならばこんな感情は出てこない

句読点をまったく打たずに書いた文章

おわかりですか?😙

句読点がなくなると、読む立場としては一気に理解がし難くなります(笑)
しかし、書く立場としては一気に想像力が膨らみます

例えば「このときは自分の状態をしっかり把握する」の句読点が一切ない一文

このときは自分の状態をしっかり把握する

このときは に重心を置いた句読点の位置

このときは自分の状態をしっかり把握する

しっかり に重心を置いた句読点の位置

句読点が目に入らないから最低でも2種類の読点(、)の位置を決める選択肢ができ、それぞれ微妙な違いや意味合いニュアンスを出すことができます。選択肢を熟考じゅっこうできるんですね。

そして実際に読点を打ってしまうともはや、読点ありきの意味にしかとれなくなってしまう。ですから、一度句読点を打って文章の表現具合を確認したらまた、句読点を消すのです。

これを繰り返せば、書きながら推敲することが可能になります

あとひとつ。

句読点について私は、推敲しながら・アイデアをひねりながら書くときはこうしようと決めていることがあります。それもお伝えしましょう。それは、

句読点はすべて改行で置き換える

です。これをやると、

句読点に縛られずに自由に文章・文節の表現を変更することができる

です。これ、めっちゃオススメです^^。

これも例えを書きます。
さきのどの「このときは自分の状態をしっかり把握する」の例でいきましょう。

パタン1
 このときは
 自分の状態を
 しっかり把握する

パタン2
 このときは自分の状態を
 しっかり
 把握する

パタン3
 このときは自分の
 状態をしっかり
 把握する

句読点を改行で置き換えて伝わる意味をシミュレーションした例

まだ少しパタンはありますが、👆のように改行して見比べた場合、あきらかに意味合いや伝わり方が目に見てとれます。そしてこの繰り返しの中から自分がこれだ!と思えるものを発見した時点で初めて、句読点を打つわけです。読んでいただく読者の方々のために。

この方法なら、書きながら推敲・熟考がストレスなくでき、かつ、読者のためにどのように句読点を打てばよいか?が明らかに客観的な方法で理解ができます。

あ~でもないこ~でもないと一生懸命に文章を書いておられる方。
もしよければ参考にしてみてください。

きっと文章を書くことがもっと好きになると思います。

私もこれをやり始めてからは書くことが苦にならなくなりました。
むしろ書くことで座り続けることが苦になりました(笑)

ので最近はスタンドアップデスクがほしいなぁ~と勝手に考えております😅

みなさま方の、よき「書くための秋」のアイデアのおともになればうれしいです。


#noteの書き方 #句読点のデメリット #文章推敲 #アイデア  



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