丼+野菜=たぶん悪
野菜が入った丼は美味しく感じる限界点が絶対あるというお話。
丼の楽しさ
日本文化の一つとしていろいろなおかずをご飯の上に乗せた
丼(どんぶり)
好きな人も多いでしょう。
もちろん私も大好きな食べ方のひとつです。
でも人によっては、ご飯とおかずは別で食べたいということもよく聞きます。
丼の楽しさは「ご飯+おかず」の構図にあると思うのですが、いろいろなレシピや料理の情報を得やすくなって感じたことは、
「なんでもご飯に合うと思ってないか?」
です(笑)。それくらいバラエティのとんだ丼をレシピでよく見ます。
いや、いいんですよ^^、その方が楽しいし発見もある。
生きるための食だし、楽しんで食べれるならその選択肢もよし。ただ一方で、ハズれなく食したいケースも存在するわけで、そんなときに役立つのは食材の組み合わせの知識と経験。これがあればどんなときも自分の意志ひとつでハズれない食にありつくことができますよね。
丼はそんな「試す楽しみ」をも与えてくれるひとつの食形態かと思います。
野菜が入った丼の上での味覚
今日すっごく思ったのですが、食べたメニューが牛カルビ丼だったんですね。
米に肉なわけですよ。まずいはずがない😋。そりゃぁもう文字だけ見たらうまそ~だらけです。ですからメニュー表をみたら今日も期待しました。
ところが実物を見たらご飯の上にキャベツ、玉ねぎ、にんじん、ゴボウが乗った上にタレがかかってあって、その上に牛肉が乗っている。牛カルビ定食の1プレート上のものを全てひとつの丼にぶちこんだ感じになってました。
ビジュ的にはまだおいしそうとも言えたのですが、実食してみると昼ご飯戦としては完敗。
いや、肉がまずいとか野菜がまずいとかではなくて、そもそも丼の上で感じることができる味覚がまったく訳がわからないことになっていたんです。
原因はまさしくご飯の上の野菜たち。彼らは生きていく上では必要だし、単体で食べたら美味しいけれど、ご飯と一緒にされた場合はそこに存在する味覚をすべてぼやかしてしまうほどの食感を持っている。だからどんなに美味しい牛肉でもそんな食べ方で食べてしまっては、味覚として到底楽しむことなどできないくらいの状況になってしまいます。
例外もあるんだ
ただひとつの例外は中華丼。あんかけを掛けた野菜たっぷりの中華丼、これはアリかと。
あんかけが味覚をはっきりさせるくらいとろみがあって、中に含まれる野菜たちは適度な丸みを帯びた(=煮込まれた)食感を持っていて味覚を邪魔せず、やわらかいご飯との食感バランスもよくて味覚自体を楽しむことができる。
そんな様相を呈した丼は、日本文化の丼として堂々と存在し続けてほしいなと思います。
安心できる丼を持つことはQOLを上げる
ちょっと病院で言われそうな言葉ですね、QOLを上げるって(笑)。
これは事実だと思います。
QOL(Quality Of Life)、いわゆる「生活の質」ってやつですね。米文化の日本人が安定した生活を得るために食の一つに丼を取り入れる。主食だけでなく副菜も含めてバランスよくひとつの丼で摂れる。必然的に生活の質があがる。
こう、キレイごとのように書きたいのですが、
👆の部分はたぶんウソ。成り立たないと思います(笑)。
いやだって、ほんまに、野菜オン・ザ・ライスはあかんて^^。別々に食べた方がいいって!
声を大にしていいたい😅。みなさまもそう思いませんか?
だからカツ丼などでキャベツがご飯の上に敷いてあったら許せないのですよ(笑)
といっても、すべての「野菜オン・ザ・ライス」丼を否定しているわけではございません。もしかしたら自分が知らない、野菜をご飯の上に載せる妥当な理由があって必然的にそうなっている丼があるかもしれない。そういう丼は一生に一度はどこかで出会いたいなぁと思います。
ただ。自分でそれを作って試す気は、そこまでは今はありませんが^^;
さぁ、あしたは何を試そうか。