繊細なオムカレーちゃん
こんな繊細なメニューがあったのかというお話。
本日のメニュー
オムカレー、ウスターソース、お新香、味噌汁。
はい、久しぶりのヘルパー三昧です。
なぜにヘルパー御三家を用意しているかというと
「オムカレーには気をつけろ!」
という予知夢を見たからです。
予知夢は今朝はっきりと脳裏で再生されました。
黒塗りの顔が出てきてはっきりと
「オムカレーには気をつけろ!」
と警告だけして黒塗りは去っていきました。
ここまでで既に #なんのはなしですか ですが
これは 食べる|たのおすそ分け の話。
オムカレーがどんなだったか少しだけ
紐解いておきたいと思います。
オムカレーの神秘
ビジュはサムネに貼ったので、もう
説明する必要はないですね。
白ご飯オムライスにカレーがかかっている
それがオムカレー。
玉子に若干の塩味を持たせつつ
カレーの旨さとマッチして
Coco壱でも人気のメニューと聞いています。
あとでわかったのですが、この神秘さという
感覚がオムカレーのすべてでした。
まるで少しメンヘラの気があるような未熟な
彼女を相手にするような感じです。
手はかかるけれど、愛した分以上の素直さを
持つ彼女に対峙しているような感覚で
食べ進めたといっておきましょうか。
玉子とカレーのコラボ
いろいろな料理に使われる玉子ですが
カレーとの相性は抜群にいいと思います。
ただいいのではなく、なんだろう、こう
普通のコラボならいいとこを組み合わせて
ひとつの味覚を形成するみたいな感じを
想像すると思いますが、このコンビは違う。
玉子がね。カレーを食う。
そしてカレーも、玉子を食う。
そんな「食い合い」をするコラボ。
映画で言えば「Mr.&Mrs.スミス」みたいな
仲は良いけどバチバチに戦い合う な感じの
コラボです(笑)。
最初のひと口から攻防
最初のひと口を入れた時点で、カレーが主張。
玉子を攻撃。いい感じじゃんスパイス効いて。
次の瞬間、玉子が攻撃、カレーが防御。
武器は素材の甘さ。これにカレーが食われて
しまった。
この攻防は
ヘルパー御三家(ウスター、お新香、味噌汁)を
足し引きしつつ味覚を形成していく過程で
行われたもの。つまりすべて喫食中に起きたこと。
味覚は皿の上で起きてんじゃねぇ。
口の中で起きてるんだ!。
どこかの映画のセリフを使いまわしましたが
しょせんそんなものです(笑)。それよりももっと
大切なことがわかりました。
オムカレーちゃんの素性
玉子というふわっとしたものをまとったカレー。
たったそれだけでカレーがカレーでなくなる。
言い換えると、オムカレーにウスターソースを
ばぁ~っとかけると、瞬間にカレーVS玉子の
バトルが始まって終わらなくなってしまう。
かたや、味噌汁くんでリセットしようとするにも
オムカレーにはリセットが効かない。
つまり味覚がリセットが効かないから
美味しく食べ続けることができない(ToT)。
これは問題だ。
でもそんなとき、閃きました。
わかったんだよ、オムカレーの正体が。
繊細な少女に語りかけるごとく…
玉子がご飯をくるんでいるからか
オムカレーへの付加味覚の付け足しは
非常に微量なバランスを有するということ。
このバランスが崩れてしまうと
カレーVS玉子のバトルが始まってしまう。
繊細な少女を相手に話すように
少しずつ傾聴して少しずつ付加味覚を足して
決して暴れる閾値を超えることなく微妙な味覚の
ラインを作り上げることができれば
とっても不思議な美味しいオムカレーのままで
食事を終えることができる。
これは発見でした。
オムカレーを食べるときは
機会はそう多くないかもしれませんが
オムカレーを食べるときの付加味覚は
ほんの少しずつを試しながらやる方がいい。
そして一番ヘルパーになりえたのは
お新香でした。お新香の酢ッパ甘さが
オムカレーの暴走をしっかりと受け止め
口内をリセットしてくれることを発見。
カレーの店にお新香を期待することは
難しいかと思いますが、マイお新香を
持っていくなり、家で作るなりして
オムカレーを食べるときはぜひ
お試しください。あ、黄色いヤツです。
さぁ、あしたは何を試そうか。